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さよならファントム の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2018/06/17

最後のあれにはびっくりした。 というか、ぽかーんと。 謎解きが、ものすごくきれいに、いろんなことが腑に落ちる。 いろんなねたが複合的に使われていて、展開が読み切れなかった。 タイトルの意味が、なんだかぐっとくる。 人の記憶とか、心って、すごいね。

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2014/03/17

妻を絞殺した自殺願望のピアニストのお話です。 どの手のトリックかは早々に予想がつきましたが、それでも真相は見抜けませんでした。 ラストの捻りはあまり前例がないものだったので評価したいところですが、細かいところで腑に落ちないことが多く、さすがに無理があるような気がしました。

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2013/04/29

同郷出身、黒田研二が放つ傑作ミステリ。 冒頭から違和感ありありで読み進めたが、隠されたトリックに素直に驚愕。 読み直すと面白さが倍増する、お得感もあってかミステリ初心者には 打って付けのオススメ本だ。

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2013/01/28

シリアスなクロケン作品。正直、今作の 根幹になるトリックはもの凄い最初の 時点で薄々感づいてしまったのですが、 それでも充分に惹き付けられる展開でしたね。 メインどころではない「連続爆弾事件」の 真相と犯人は、まさかの真相でむしろ このサイドの事件にビックリw。 ピアニストの主...

シリアスなクロケン作品。正直、今作の 根幹になるトリックはもの凄い最初の 時点で薄々感づいてしまったのですが、 それでも充分に惹き付けられる展開でしたね。 メインどころではない「連続爆弾事件」の 真相と犯人は、まさかの真相でむしろ このサイドの事件にビックリw。 ピアニストの主人公が交通事故をきっかけに 演奏も出来ないリハビリ中に妻の不信に気がつく。 さらに不自然なくらいな出会いで「ココロ」という 名の女性と出会い、2人で奇妙な逃亡を計る。 さらに主人公には「クーニャ」という名の ボロボロのクマのぬいぐるみが付きまとう。 しかもクーニャ...しゃべるんだよね。皮肉たっぷりに。 うっ...ちょっと...可愛いw。 タイトルにもあるように「幽霊」は誰なのか? そしてこの逃避行の終着は?そして交通事故の 真相は? というメインの謎が一気に解凍される ラストに、グッとくるシーンや台詞が...。 結果的にいい作品...ですね。 ただ、この主人公のダメ男っぷりは他の クロケン作品同様ですねw。

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2013/01/01

 去年の十二月発行ものなので、半年くらいですね、寝てたのは。  帯のあおり文句が「疾走系サスペンス」で、ミステリじゃねぇのかなと思いながら読みました。まあ確かに逃避行疾走系サスペンスでしたが、面白かった。がちがちの本格ではありませんが、ミステリではありました。  謎解きがいくつか...

 去年の十二月発行ものなので、半年くらいですね、寝てたのは。  帯のあおり文句が「疾走系サスペンス」で、ミステリじゃねぇのかなと思いながら読みました。まあ確かに逃避行疾走系サスペンスでしたが、面白かった。がちがちの本格ではありませんが、ミステリではありました。  謎解きがいくつか、騙しも綺麗に入ってて、納得のいく最後でございました。うん、人間味のあるとても面白いミステリでしたね。  ただざくざくっと読み進めてしまったので、途中、ココロちゃんが交通事件の真相を暴こうとしていた部分がいまいちよく理解できませんでした。理屈はいいんだけど、どうして謎を解こうと試みていたのか、が。彼女もまあ、真相は知らなかったんでしょうけれど、だからこそ一緒に考えていたのかなぁ。  以下、空白ネタバレ。  章タイトルをあまり見てなくていま気が付いたんですが、ラストの章のタイトルが「さよなら亡霊」。たぶん「亡霊」を「ファントム」と読むんだろうな、と思いつつ、読了後にまず思った「ファントム」は「主人公の幻の両腕」のことでした。たぶん両方の意味をかけてあったんだろうな、と思います。  あと、最後の奥さんの言葉が地味に泣けました。  抜粋。  神に誓ってもいい。僕はなにもやっちゃいない。  人殺し以外は。 12.06.28

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2012/10/05

早々にネタが分かってしまったのですが、脇を固める脇役がどういう役回りを最終的に果たすのかが読めず、話自体の進展は楽しめました。 読了感が悪くないのでそこは評価したいと思います。

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2012/05/25

無理やりな感じはしないでもないけれど、面白かったです。 しゃべるぬいぐるみが出ててきます。 最初は謎解きに必要なんだろう程度に思っていたけれど、このぬいぐるみが居なければ話が始まらないし、終わりません。 それくらいに重要な存在です。 ラストには驚きました。 もう一度、読み返し...

無理やりな感じはしないでもないけれど、面白かったです。 しゃべるぬいぐるみが出ててきます。 最初は謎解きに必要なんだろう程度に思っていたけれど、このぬいぐるみが居なければ話が始まらないし、終わりません。 それくらいに重要な存在です。 ラストには驚きました。 もう一度、読み返したくなります。

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2012/01/27

傑作。 そういえる興奮がラストに待ち受けていました。 少し、何かに違和感を感じながらも何かがわからず。 ただ、伏線は張られていた。その回収はさすが! 「硝子細工のマトリョーシカ」と同じ興奮を味わえました。

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2014/04/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

<あらすじ> 将来を期待されたピアニストのアツシは、あるパーティの帰り路 妻・カオリの運転で崖から転落して大怪我を負ってしまう。 (落石防止のネットに助けられ妻は無事だった) アツシは事故前後の記憶を喪失してしまい、ピアノも弾けなくなってしまった。 そして、口の悪いクマのぬいぐるみが見えるようになった。 自分で作り出した幻覚のクマをアツシはクーニャと名付けた。 ある日、ピアニストとして再起をかけて自宅療養していたアツシは 妻が保険会社の男と不倫しているのを目撃してしまい、 妻と口論の末、妻を玄関で殺してしまう。 自暴自棄となり自殺の場所を求めて自宅を飛び出たアツシ。 そんな折、不幸美少女・ココロと出会い、 足をケガしたココロを治療するためアツシは自宅に戻ることに。 アツシはココロに、玄関に妻の死体があって、 しかも自分が殺したことを告白してしまう。 でもココロは玄関を見ても何も言わず、一緒に出かけようと言い出す。 腑に落ちないながらも、ココロに付いて行くアツシ。 着いた先はレストラン。ココロが彼氏のタケルと待ち合わせしてるらしい。 そこは偶然にもアツシ夫婦が事故前にパーティをした場所だったので レストラン店員に、パーティーのときのアツシ夫婦の様子を聞くと、 パーティーの日、妻がトイレで包丁を持っていて、アツシが血だらけで、 アツシ夫婦はその状況のまま車に乗り込み店を出たのだ、と。 アツシは自問する『妻が私を刺したのか・・・わざと崖から転落したのか・・・』 結局、レストランにタケルは現れず、連絡も取れないので 2人はタケル宅へ向かうことにした。 到着するとタケルは約束をすっぽかして在宅しており、 そんなタケルにココロは別れを告げ、2人はアツシの実家へ向かうことに。 道中アツシは徐々に事故の記憶を思い出していくのだが・・・ ココロがタケル宅で死体となって発見されたというニュースが流れ・・・ 妻が姿を現し・・・ レストランを壊した連続爆弾魔が登場・・・ そんな中でもアツシをずっと助言し導くクーニャ・・・ ココロは幽霊なのか? クーニャの役割とは? そして物語の真相は? <感想> 終盤のスピード感やオチが、ウェディングドレスに匹敵するくらいスッキリ面白かった。

Posted byブクログ

2012/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何かおかしい気がするけど…ともやもやしながら読んでいたが、 最後まで読んでスッキリした。 ちょっと最後の会話が説明文すぎるところもあったが、 嫌な気持ちのまま終わらないで良かった。 ラストで驚く!と言うほどではないが、ラストで納得するようなオチであった気がする。

Posted byブクログ