冬姫 の商品レビュー
信長の娘の1人。 その存在はなんとなーく知っていたけれど。 初めてその人生をじっくりと知ることができました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2022.12.22完了 蒲生氏郷像を覆す作品。覆すといっても高橋克彦著の作品らと比べてのことで、ホントはこちらの敬虔な青年なのかもしれない。 秀吉を取り巻く近臣らを意地悪く表現し、蒲生一味を上げて話は進んでいく。 悪役淀君もいい加減飽きてきたかも。辟易してしまう。 葉室麟著は読み易い印象だったが、この作品はちょっと好きじゃない。進まなかった。
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歴史の中で一番面白い戦国時代が背景で、あまり知られていない、信長の娘である「冬姫」の一生を描かれた物語。 「冬姫」を始めとする信長の娘については知らなかったし、蒲生家についても知らなかったので、触れる事ができて良かった。 時代小説は面白いけど、独特の言葉や、難しい言葉が多く使われ...
歴史の中で一番面白い戦国時代が背景で、あまり知られていない、信長の娘である「冬姫」の一生を描かれた物語。 「冬姫」を始めとする信長の娘については知らなかったし、蒲生家についても知らなかったので、触れる事ができて良かった。 時代小説は面白いけど、独特の言葉や、難しい言葉が多く使われている事が多くて、時々読み進めるのに苦労する事があるけど、この作品は言葉がわかりやすかった! 誰もが知っている歴史上の人物が、独特の個性で描かれていて、冬姫と絡んでいるのが面白かったです!
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戦国時代に生きた人の心の内を歴史の流れは変えずに繋げていることに感心してしまう。例えば、加賀の陣から離脱した秀吉は二重人格者あるという設定であったり、お市の方は中毒者であったりと事実とはおそらく異なる設定なのだが、手を叩きたくなった。 人としての理性を持つ人が生きるのは難しかった...
戦国時代に生きた人の心の内を歴史の流れは変えずに繋げていることに感心してしまう。例えば、加賀の陣から離脱した秀吉は二重人格者あるという設定であったり、お市の方は中毒者であったりと事実とはおそらく異なる設定なのだが、手を叩きたくなった。 人としての理性を持つ人が生きるのは難しかったのかもしれないと思ってしまう時代の中で、信長の娘としての誇りを持って生きていくヒロインのいくさに挑む心が美しい。 歴史小説は登場人物、歴史の動きを知ることができるので、読み終えた時にちょっと勉強した気になってしまう 笑
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暫く時代小説を読んでいないなと思い至り、昨年末の訃報から未読の葉室麟さんの作品を何か読んでみようと思い手にした一冊。葉室さんを作家読みしている友人の勧めもあり、安心して読みましたが…うーん…。葉室さんの作品にしては毛色が違うという話も此処で見かけましたので、他の物も読んでみようか...
暫く時代小説を読んでいないなと思い至り、昨年末の訃報から未読の葉室麟さんの作品を何か読んでみようと思い手にした一冊。葉室さんを作家読みしている友人の勧めもあり、安心して読みましたが…うーん…。葉室さんの作品にしては毛色が違うという話も此処で見かけましたので、他の物も読んでみようかな。 「女いくさ」がテーマな所為か、昨今のスイーツ(笑)大河ドラマっぽいなあとか…。冬姫が万能すぎるファンタジー、とバッサリ行きたいところですが。ほぼ背景になってしまっている物の、数々の名将たちについては、好きな人を裏切らない格好良さをきちんと描き切っているので、其処は流石と云うべきところなのでしょう。
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2016.09.14 武士道に勝るとも劣らない織田家のおなごの生き様。清く、迷うことなく、美しく、そして物悲しい姫様(冬殿)の一生であった。この冬姫から見た、秀吉や茶々はまた違う面を見る様で面白かった 。 冬姫に恋するのがわかる気がする。又蔵ともずが憐れでもある。
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葉室さん作品としては、いつもとは違う印象。 冬姫と忠三郎(氏郷)の関係をもう少し掘り下げてほしい。というか、こういう希薄な関係だったのか。
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織田信長の二女で、蒲生氏郷の正室となった冬姫について書いた本です。 蒲生氏郷の本を読むと冬姫のことはたびたび登場しますが、この本では冬姫や周りの女性を中心に、蒲生氏郷や織田信長、豊臣秀吉などを見ていく形になっています。 蒲生氏郷はキリシタンとして有名ですが、冬姫はキリシタンに...
織田信長の二女で、蒲生氏郷の正室となった冬姫について書いた本です。 蒲生氏郷の本を読むと冬姫のことはたびたび登場しますが、この本では冬姫や周りの女性を中心に、蒲生氏郷や織田信長、豊臣秀吉などを見ていく形になっています。 蒲生氏郷はキリシタンとして有名ですが、冬姫はキリシタンにはなりませんでした。 この本では、キリシタンも多く登場し、冬姫がキリシタンにならなかった理由も語られています。 ↓ ブログも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-7ad5.html
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登場人物と出来事については、実在とされていることに基づいているが、その推測の根拠が霊的な存在が理由と片づけられているのがとても残念。 恋愛小説としては、有りかもしれないが、その観点からは完全に潔くフィクションの雷桜の宇江佐真理の方が優れていると思う。 ただ、冬姫の旦那様の蒲生...
登場人物と出来事については、実在とされていることに基づいているが、その推測の根拠が霊的な存在が理由と片づけられているのがとても残念。 恋愛小説としては、有りかもしれないが、その観点からは完全に潔くフィクションの雷桜の宇江佐真理の方が優れていると思う。 ただ、冬姫の旦那様の蒲生氏郷にはトキメキます。 イケメンだったらしく、この時代に半お見合いに近い結婚で相手が素敵な方だとすっごく嬉しいでしょうね。 強制婚をかわいそうだと思っていたのですが、この小説を読んで、なんとなく、小さい頃に婚約して兄弟の様に一緒に育ってたら情も湧くし、しかも将来の相手として異性として意識しながら接するので、嫌でなくなるんじゃないかと思えました。 母親の形見の数珠をかき集めてくれた氏郷。 その気持ちに冬姫は、これからも大切なものを守ってくれ、どのようなことがあっても共に歩めば負ける事のない相手と氏郷のことを思います。 こんな風に思える相手と結婚できるなんて、幸せだなと思いました。
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レオン氏郷を読んだ後、氏郷の妻である冬姫目線で書かれたお話と聞いて読んでみた。 読んでみた感想、何でも屋冬姫になってしまって ちょっとありえないぞと思った。
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