ベテルギウスの超新星爆発 の商品レビュー
超新星をテーマにした科学エッセイですが、読みやすくてわかりやすかったものの、入門書という性格上すでに知っている内容も多く、また薄い本でありながら、科学者たちの先陣争いなどのゴシップなどにもページを割いている関係上、やや内容が薄かったかな、と思いました。 超新星のことを特に知りたい...
超新星をテーマにした科学エッセイですが、読みやすくてわかりやすかったものの、入門書という性格上すでに知っている内容も多く、また薄い本でありながら、科学者たちの先陣争いなどのゴシップなどにもページを割いている関係上、やや内容が薄かったかな、と思いました。 超新星のことを特に知りたいのであればこの本でいいのでしょうが、科学者のゴシップなども含めても、天文学の一般的入門書としてなら、サイモン・シンの「宇宙創成」の方が内容が濃くていいように思います。(そちらのレビューは、僕の以前のブログに書いています。-> http://books.fujishima.main.jp/?eid=1117927)
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「ペテルギウスの超新星爆発」というかなり刺激的な題名に惹かれて買ってしまったが、良く目次を見てから買えば良かったと後悔しきりだ。 ペテルギウス超新星は新書版全220ページのうち最初の40ページ弱で残りは所謂普通の宇宙論の紹介。しかも新書でかなりの部分を網羅しようとしているので、...
「ペテルギウスの超新星爆発」というかなり刺激的な題名に惹かれて買ってしまったが、良く目次を見てから買えば良かったと後悔しきりだ。 ペテルギウス超新星は新書版全220ページのうち最初の40ページ弱で残りは所謂普通の宇宙論の紹介。しかも新書でかなりの部分を網羅しようとしているので、星の一生、星の距離の測定、加速膨張する宇宙など、どの話題も一通り表面をなぞっただけのもので食い足りなさが残る。 そして肝心のペテルギウスの超新星爆発についても、マスコミで「2012年説」が一人歩きしている気配があるが、基本的には「それは明日かもしれないが10万年後かも知れない」というごくごく一般的な話でした、というオチ。 ちょっと考えてみれば、超新星爆発の時期を予測することはまず不可能であり、もしも予測しているものがあればそれは予測ではなく「希望的観測」の域を出ないはずであり、如何にも週刊誌の見出しで客を釣るようなものだ。こんあ単純な話に引っかかった自分が馬鹿だった。
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科学の本はあんまり読まない。案の定、ページを行ったり来たりして、アタマがガクッと落ちた。つくづく理系アタマではないと感じた。 赤色巨星は生きてる間に爆発するのか?現時点までで宇宙の理解されている部分を解りやすく解説。されていると思う、たぶん。
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人は見た目が九割って本があったけど、宇宙の96%が何かわかってないんだったら、それにどんな意味があるのか?こういう本を読むと胸がザワザワして落ち着かない。
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タイトルになっているベテルギウスに対する記載はちょっとだけで、大半は恒星の一生、爆発の仕組み、そのときの起きる現象、観測チームの話や天文学の歴史です。
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超新星爆発というキーワードから最新宇宙論を紹介している。 恒星の性質、進化、その最期。これらを本書の前半で簡潔に解説し、後半では恒星までの距離の求め方はどのようにするのか、そして宇宙の膨張について書かれている。 説明はわかりやすく、特に前半の恒星の話は定性的で、とても明快であ...
超新星爆発というキーワードから最新宇宙論を紹介している。 恒星の性質、進化、その最期。これらを本書の前半で簡潔に解説し、後半では恒星までの距離の求め方はどのようにするのか、そして宇宙の膨張について書かれている。 説明はわかりやすく、特に前半の恒星の話は定性的で、とても明快であった。HR図の見方もシンプル。また、洋書に比べ、オルバースのパラドックスもわかりやすかった。 最初にも書いた通り、キーワードは超新星爆発。ここからシンプルに宇宙の加速膨張までを概説している。一本の筋が通っていて全体を見通しやすい。また、数式は一切出てこないので、定性的に宇宙を学ぶにはうってつけな一冊。
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生きているうちに超新星爆発を見たいと思い購入。 1/2 読了。おもしろい。ベテルギウスの超新星爆発をきっかけに新しい発見があり、特にダークマター、ダークエネルギーが何なのか宇宙の謎に迫れればいいなと思います。興味は尽きません。
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