巨大地震・巨大津波 の商品レビュー
あの時わかっていたこと。 大学院の「自然災害にどう向き合うか」の参考書として使用。東日本大震災を中心に、過去に起きた歴史的な地震災害も取り上げ、授業内容と合う。インフラ構造物の防災だけでなく、人々の避難についても詳しいところが良い。 3.11東日本大震災の被災状況の写真や観測デ...
あの時わかっていたこと。 大学院の「自然災害にどう向き合うか」の参考書として使用。東日本大震災を中心に、過去に起きた歴史的な地震災害も取り上げ、授業内容と合う。インフラ構造物の防災だけでなく、人々の避難についても詳しいところが良い。 3.11東日本大震災の被災状況の写真や観測データが多数あり、実態をつかめる。こんなに大規模な地殻変動が起きていたのかと改めて驚くばかりである。初歩的な地震の仕組みも解説される。 2011年内に出版され当時の状況がわかるという意味でも価値があり、10年以上経て振返ってみると興味深い。今わかっていることを早くまとめて出そうという企画意図は評価できる。発生から短い期間ながら資料は揃っている。とは言えしかた無い面もあるものの特に第4章は「ではなかろうか」「であろう」が多用され、あやふやな論じ方にうさん臭さを感じるのも否めない。この人が原発の事故調査委員長なのかと思ってしまう。 目次 〇メカニズム 1.巨大地震 2.巨大津波 〇東日本大震災 3.人的被害の特徴と津波による犠牲者について 4.東日本大震災に思う 〇付録 5.主な地震(津波)一覧
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2011年の地震の科学的な側面がわかる。 失敗学の面の報告もある。人を救えなかった事例もあるのだが、人を救えた事例にも涙を禁じられなかった。
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