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恋する原発 の商品レビュー

3.4

50件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    1

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2012/01/05

メイキング5 恋するために生まれてきたの アイウォズボーントゥラブユー ヨシコさんの授業を受けたら日本は少しでも変われるのではないだろうか

Posted byブクログ

2012/01/04

「大震災チャリティーAVを作ろうと奮闘する男たちの…」 と言ぅキャッチーな帯を見て、その異色感に期待しましたが…、 う~ん…、かなり評価が難しぃ…。 作者が、真面目に執筆していると言ぅことは伝わってきたし、 ぐいぐいと読み進めることができたと言ぅことは ポテンシャルの高ぃ作品だ...

「大震災チャリティーAVを作ろうと奮闘する男たちの…」 と言ぅキャッチーな帯を見て、その異色感に期待しましたが…、 う~ん…、かなり評価が難しぃ…。 作者が、真面目に執筆していると言ぅことは伝わってきたし、 ぐいぐいと読み進めることができたと言ぅことは ポテンシャルの高ぃ作品だったんだろぅとは思いますが…。 終盤に差し込まれた「震災文学論」が無ければ、 ただ単に、低俗で中身のなぃ駄作だったんでしょうが…、 これを差し込むことにより、 作者の言わんとしていることは、伝わりました。 ただ、それでは、小説の体は成していないよぅにも思うし…、 体を成した一本の小説として、メッセージを伝えられないのであれば、 0/100の0と言わざるを得ない評価の難しぃ作品だと思います。 ボク的には、及第点かなぁとは思いますが…、 ヒトにオススメしたいかと言ぅと、そぅは思わなぃ…。 っと言ぅことで、無難に、★3つの評価になっちゃうなぁ…。

Posted byブクログ

2012/01/01

この小説はずいぶんと前から楽しみにしていた。 楽しみの始まりは次のツイート。 --- 源一郎さんの書き下ろし小説楽しみ RT @takagengen: おはようございます。さあ、これから、書き下ろしの小説の続きを少し書くことにしよう。 (2011年6月3日@sawa_ta...

この小説はずいぶんと前から楽しみにしていた。 楽しみの始まりは次のツイート。 --- 源一郎さんの書き下ろし小説楽しみ RT @takagengen: おはようございます。さあ、これから、書き下ろしの小説の続きを少し書くことにしよう。 (2011年6月3日@sawa_taku) @sawa_taku ありがとうございます。書き下ろしの小説のタイトルは「恋する原発」です。いままで書いた中で、いちばんクレージーな小説になると思います。 (2011年6月3日@takagengen) --- 読んでみると面白かった。アイ・ウォズ・ボーン・トゥ・ラブ・ユーの章なんてリズム感が最高だ。クレージーと言えばクレージーなのだが、メッセージはこれまでのタカハシさんの小説よりも明確であるように感じた。不謹慎さの話とか、「未来の死者」への責任の話とか、新しい「文法」の誕生の話とか、そういう話だ。でもレビューは書きづらいな。 何といっても「ちんぽ」や「おまんこ」がばんばん出てくる。 人に読まれることを前提にして上のコトバを書いてみるとあらためてわかるが、とても違和感がある。明らかにそこにあり、それを皆が知っているものなのにどこかしら不安になる。不謹慎さによる抑圧はかくも高いものだ。そういう小説。 抑圧は字面上のものではなく、現実のものである。自然さを装った不自然さや、隠されているということを明らかにするために小説という形式を取って表現をしているようだ。具体的には、老いや障害やセックスや死を笑いにして隠されていること自体を「見える」ようにする。すぐそこにあるのに。「AV」はそのための仕組みになっている。 もちろん隠されたものはこの国には他にもたくさんある。 原発やもっと広く技術に対しても、不謹慎や隠されていることにつながるのかもしれない。不自然に置かれた「震災文学論」のパートはタカハシさんの得意な文学批評だ。唐突でもあるが、何かが繋がっている。このパートを全体の中でどう読むのかが鍵であるような気がする。 震災によって、隠されたものが明らかになると同時に、隠されたものは隠されたままでもあった。例えば、遺体とか、だ。震災や原発事故は何かのきっかけになるべきはずであったのに、十分にはそうではなかった、という想いも感じられる。 「AV」というのはこの小説の中では象徴でもあり、小説を支える象徴以上のものでもあるのだ。そこにはある種の表現の自由がある。逸脱しようとする力がある。新しい「文法」が生まれつつある場と捉えるべきなんだろうか。 読み終わった後@takagengenのツイートを見返した。 --- 実は、「恋する原発」を書き終えてしばらくして、軽い失語症になりました。しゃべれず、書けず、なにも読めずです。ツイッターを眺めることもできませんでした。やっと、少しずつ回復しています。そろそろ、「小説ラジオ」をやりたいんですけれどね。 (2011年11月15日@takagengen) --- 類を見ないタカハシさんにしかできない小説であることは確か。襟を正して読んでもいいのでは。読む人を選ぶような気がするが。 このブログを読んで、なるほど、と感心した。読み終わった後、このブログを読んだ方がいいかもしれない。読者は存在する。 http://omoinoha.exblog.jp/16845732/

Posted byブクログ

2011/12/26

 エロとグロは何故にこうも「生」の本質を突いているのか。この小説、私は認めます。=第1刷帯のコピーに答えて。

Posted byブクログ

2011/12/12

好き嫌いで言えば、悪と戦うとか、ニッポンの小説のほうが好き。これは、優雅で感傷的な日本野球的な文体で書かれている部分もあって、単純に僕にはあまり刺激的でないから。でも、中間に挟まれた文学論は、このストーリーに包まれることによって、価値が高まったように思う。現代の小説家の中で一番戦...

好き嫌いで言えば、悪と戦うとか、ニッポンの小説のほうが好き。これは、優雅で感傷的な日本野球的な文体で書かれている部分もあって、単純に僕にはあまり刺激的でないから。でも、中間に挟まれた文学論は、このストーリーに包まれることによって、価値が高まったように思う。現代の小説家の中で一番戦っている人だと思う。小説ラジオとか。

Posted byブクログ

2011/12/11

(外部の人が)原発やフクシマを語る・論じる手段としてこの文学の文法はまったく否定しない(むしろコレがいい)が、単純に今回は物語としてのオモシロさに欠ける。

Posted byブクログ

2011/12/10

都築響一さんが、それ実際にあるよ、と探し集めて広く発信しており、一方で源一郎さんは、それ実際にあるかもしれないけど、ココに書くことに気を悪くしないでね、これ小説だしと説明。実際にあったら、あったよという事実の発信だけで済むけれど、自分の言葉で(写真や動画ではない方法で)表現してし...

都築響一さんが、それ実際にあるよ、と探し集めて広く発信しており、一方で源一郎さんは、それ実際にあるかもしれないけど、ココに書くことに気を悪くしないでね、これ小説だしと説明。実際にあったら、あったよという事実の発信だけで済むけれど、自分の言葉で(写真や動画ではない方法で)表現してしまうと、不謹慎だとか人格を問われたりして小説家の仕事は大変だなあと思いました。

Posted byブクログ

2011/11/26

あまりにもハイソサエティ過ぎて僕ちょっと理解出来なかったな^>^ 支離滅裂すぎて、どこまで読んだか自分がどこ読んでんだかわかんなかった。 そういえばペンギン村もこんなんだったなぁと思い出しました。 誰か私に高尚な説明を…!!

Posted byブクログ

2011/11/21

相変わらずの下ネタ…でも清々しくて嫌味がない。 てゆうか、震災論が誰のものよりも真摯。 わたしはこの人なら信じられる。

Posted byブクログ

2011/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回の原発事故が、パンドラの箱を開けたんだっていうことは、茨城県に住んでいれば嫌でもわかったことだけど、この感じはどこまで共有されるんだろう。それにしても、これだけのものを書くのは、いろんな意味ですごいです。パンツの脱ぎっぷりに圧倒されました。万人向けじゃないので、★は一個減らしますけど、こんな本、普通の人には絶対書けない。題材に拒否反応が起きない人なら、読む価値あると思います。あるいは、拒否反応が起こる人にこそ、読む価値があるのかもしれないけど。

Posted byブクログ