煙とサクランボ の商品レビュー
広義の意味でミステリに入ると思う。 折角の設定なので短編連作集などにしたほうがより引き締まった感じになったかと思われる。
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幽霊探偵!?不思議な話しだけど、それなりに楽しめた♪ 2014.4.18
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ん~・・・悪くはないんだけどなあ。特別見どころがあるというほどでもない。炭津の立ち位置というか正体がこの話の肝なわけですが、そのあたりの描写があんまりグッとくるものがなかった。 ぶっちゃけて、生者との違いみたいなものがそれほど明確じゃないというか。そりゃ細かい違いはあるにせよ、そのところが話に生かし切れていないような。 ミステリをあえて推理せずに読んで最後の真相でそれまでの価値観というかがひっくり返る、というのが自分の好きな読み方なんですが、逆に言うとそんな読み方をしていながら真相が途中でわかっちゃると興ざめで・・・
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とてもおもしろかった。 何度もおやっっと思うところがあるのが楽しい。 まず第一のおやっ、は登場人物が実は幽霊だったってこと。 おお、そーゆー設定の話なのか、と。 次のおやっは、バーデンダー。 炭津さんの過去話~っと思っていたら、思わぬところで 今に繋がって、なるほど~っと。 それから、炭津が偽名だってこと、晴菜さんとの出会いがどうも偶然ではなかったってこと。 姉の家へいく本当の理由。 ちょっと不穏なものを感じつつも、 そう深刻になりすぎもせず、最後は結構いい感じにまとまって いろいろ納得で読後感がよい。 他人の思い出のために自分の思い出を燃やしてしまえるか、というと、 なんでそこまでっとかも思えてくるけど、 もともとひとんちをまるまる燃やそうとする時点でどこかオカシイわけだし、 なにをしてもそれはそれでありなのかも。 なかなかよいなあっと思って著者の説明みると「雨恋」の作者、とあったので、あーそれ知ってる~、と。 とはいっても読んだかどうかはイマイチ覚えていない。 なんか雨の日にでてくる幽霊を好きになる話だったような・・・。 安楽椅子探偵シリーズもあるらしい。 機会があれば読んでみたいなあ。 柳井の恋は実るかな?実るといーなー。 でもそーなると幽霊が結んだ縁ってことだよな。なんかおもしろいなあ。 ああ、そうそう春奈さん、せっかくだから 幽霊もののマンガ描けばいいじゃん。
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うーん。おもしろい! 読みはじめたときはまさかこんな展開になるとは。 じーんときました。 Mr.スミスに乾杯!
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〈内容〉兼業漫画家の立石晴奈がまだ幼かった頃、放火されて実家が全焼し、家の中から誰も知らない女性の写真が出てきた。この出来事は立石家にとって長年の謎になっている。馴染みのバーのバーテンダー・柳井にその話をすると、常連の炭津は「名探偵」だから話してみては、という。晴奈は炭津に事件の...
〈内容〉兼業漫画家の立石晴奈がまだ幼かった頃、放火されて実家が全焼し、家の中から誰も知らない女性の写真が出てきた。この出来事は立石家にとって長年の謎になっている。馴染みのバーのバーテンダー・柳井にその話をすると、常連の炭津は「名探偵」だから話してみては、という。晴奈は炭津に事件のあらましを語るが--。自称早期退職者の紳士・炭津は、14年前に死んでいる。幽霊だ。設定の妙に舌を巻き、せつなさが胸に響く大人のミステリー!
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この人の書く物には無条件で心を許してしまう傾向にあるので、その提示された謎があまりそそらないことに首を傾げつつも読み切った。
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今まで読んだことない作家さんだったけど楽しめた。設定がおもしろい。ストーリー展開は途中で何となく推察出来てしまいましたが。水谷豊と石原さとみキャスティングで読みました。バーテンダーの人だけしっくりくる俳優さんを思いつかず。
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街の喧騒からわずかに外れ、街路樹の陰にひっそりと立つビルの地下に、目立たぬ小さなバーがある。そこには無口なバーテンダー。 そして、今宵もカウンターの隅の席には常連の老紳士が座り、そのかたわらに彼の紹介でこの店に通うようになった年若い女性の姿がある。 中折れ帽に、渋いチェックのジャケットを着用する老紳士は、物腰も言葉使いもいかにもジェントルマンという風情。そんな出だしで始まる物語。 「日常の謎」めいた話題から、この老紳士と若い女性、そしてバーテンダーの関係が次第に明らかになっていき、老紳士の意外な素性も解き明かされていく、、、 この善人としか思えぬ老紳士の描き方がうまい、なかなか憎めぬ筆致。そこにこの小説の仕掛けもある。
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幽霊である老人とパートタイム漫画家の女性がとあるバーで語り合いながら身近な謎が明かされていくよくある連作短編と思いきや…。実にうまいのですけど、逆に言えばそれだけのような。
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