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乱反射 の商品レビュー

4

255件のお客様レビュー

  1. 5つ

    73

  2. 4つ

    106

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    3

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2024/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなり前に読んだものの内容を忘れてしまって再読。 読み終わってからしばらくぼーっとしてしまうくらいの余韻。 大勢のちょっとしたモラル違反が最終的には2歳の男の子の命を奪う結果になるなんて。 非常に細かくよく練られたストーリー。

Posted byブクログ

2024/01/07

モラル違反や罪には問えない様な出来事が連鎖した事による悲劇。 やり場の無い怒り、悲しみ、寂しさなどが綴られ、どう帰結するのかと思ったが、納得の終話。迫るものがある佳作。

Posted byブクログ

2024/01/04

事件が起こるまでが長い。ミステリーとして読むとそこの入りでつまづく。でも誰しも持っている少しの甘えやわがままが原因となりうる事件にハッとさせられる作品で奥が深かった。1つ1つを取り上げると、そんなことで?と思うが、一つ一つの小さな罪が重なり合って大きな脅威へとなっていく流れには、...

事件が起こるまでが長い。ミステリーとして読むとそこの入りでつまづく。でも誰しも持っている少しの甘えやわがままが原因となりうる事件にハッとさせられる作品で奥が深かった。1つ1つを取り上げると、そんなことで?と思うが、一つ一つの小さな罪が重なり合って大きな脅威へとなっていく流れには、驚きを隠せない。だからこそ怒りの矛先が決まらない両親のやりきれなさには心が痛む。 誰も見てないからいいや、ではなく、見られてなくとも誠実な行為をしていきたいなと改めて思う。

Posted byブクログ

2024/01/04

前に読んで本棚にあった本。たしかドラマ化にもなっていたような記憶。このどこにでも有り得る悲劇の連鎖のストーリーはずっと心に残り忘れることがない。必読です。

Posted byブクログ

2023/10/20

娘が勧めてくれました。 初めましての貫井さん。面白かったです。  みんなの罪にもならない小さな自分勝手が重なり合い、大きな悲しい事故が起こってしまう。新聞記者である被害者の父親が誰に責任があったのか調べていくのですが、調べれば調べるほど虚しくなっていって、、、というお話です。 ...

娘が勧めてくれました。 初めましての貫井さん。面白かったです。  みんなの罪にもならない小さな自分勝手が重なり合い、大きな悲しい事故が起こってしまう。新聞記者である被害者の父親が誰に責任があったのか調べていくのですが、調べれば調べるほど虚しくなっていって、、、というお話です。  ー44章から始まり、登場人物たちの日常が綴られていき、0章で事件が起こってしまいます。登場人物が多い上に、全員普通の人々なので覚えられるか心配でしたが、問題なかったです。貫井さん凄い。  やっぱり、妻・母の立場で読んでたようで、お嫁さんと孫に毎日病院に来るよう言う義母や、一番辛い時に寄り添ってくれなかった夫に腹が立ちました。この夫、私なら嫌だな。。。  あと、三姉妹の次女としては、克子の家族(特に母と妹)にもイライラしました。

Posted byブクログ

2023/09/03

後半はノンストップで読んでしまった。終始少しだけ嫌な気分で読んでいる感じだった。 悪い行いにしろ良い行いにしろ、それ以降におこる出来事のプロローグになっているのだなあと感じた。 世の中に存在する事故と呼ばれる物全てがこんな感じなんだろうと思う。

Posted byブクログ

2023/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一見繋がらなそうな出来事が繋がっていく話、ていう前提で読んだから、ここはどう繋がるんだろう〜と思って読み進めたけど、ラストの持って行き方ずっとわからなくて、個人的にはなるほどって感じのオチだった、秀逸〜最後の主人公がハッとなって全部に繋がる部分で自分も同じくらいゾワっとした。 人の見てないところでも正しく生きて行きたいと思えます

Posted byブクログ

2023/09/10

一つ一つの話が、結末に向けて紡がれていく。 悪や善とも言い切れない人間の行動が起こす連鎖。。。 自分が読んだ貫井さんの本の中ではダントツ。 少し嫌な気持ちになるけど、好きだなぁ、こういうの()

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2023/08/19

さすがにこれは鈍感な私でもちゃんと理解できましたよ。 貫井 徳郎先生の作品、慟哭、愚行録を読んで、イマイチピンと来てなかったところもありましたが、これは分かりやすく良かったです。 ネタバレなるのでなんも書けねえ!って感じなんですが、前半は個別の話だったのが、だんだんつながってき...

さすがにこれは鈍感な私でもちゃんと理解できましたよ。 貫井 徳郎先生の作品、慟哭、愚行録を読んで、イマイチピンと来てなかったところもありましたが、これは分かりやすく良かったです。 ネタバレなるのでなんも書けねえ!って感じなんですが、前半は個別の話だったのが、だんだんつながってきて、残り1/3くらいで一気に一本の線につながっていく感じです! 映像も見たいんだけど、配信やってないのよね。残念。。

Posted byブクログ

2023/08/16

前半はこれがどうやって繋がっていくのかを楽しみにゆっくり読書 後半はパズルの様に繋がっていき、一気にどっぷりハマってしまう。 結末はさすがの貫井さんでした。

Posted byブクログ