私を知らずニューブリテン島で戦死した祖父 の商品レビュー
肉親の生い立ちとか意外と知らないもので、知っているつもりでいても大抵は肉親故のバイアスのかかった伝聞で、客観的なストーリーは知らされていない。そんな中で古い文書であるとか、所属した組織の資料があると、リアルなそして意外な人物像が描き出されたりして興味深い。まして、自分の生まれる...
肉親の生い立ちとか意外と知らないもので、知っているつもりでいても大抵は肉親故のバイアスのかかった伝聞で、客観的なストーリーは知らされていない。そんな中で古い文書であるとか、所属した組織の資料があると、リアルなそして意外な人物像が描き出されたりして興味深い。まして、自分の生まれる前に、若くして亡くなったお爺ちゃんなんてミステリアスで、魅力的である。なぜなら、お爺ちゃんなのに自分より若いのだ。 戦記物のようなタイトルの本ですが、まあ、そんな魅力的な「戦死した祖父」への孫娘の恋慕。手紙という副題は、これがお爺ちゃんへのラブレターなんだなぁと読みました。
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