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児童福祉施設における暴力問題の理解と対応 の商品レビュー

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2024/06/05

大著である。落丁かと思うほど半端なく、内容的に重複した頁が多い。 それでも、児童福祉施設における"暴力問題"を正面から扱った類書はほとんどないので、貴重な一冊である。 クドいくらいに書き込まれている(重複もしつこい)ので、"根性"で通読...

大著である。落丁かと思うほど半端なく、内容的に重複した頁が多い。 それでも、児童福祉施設における"暴力問題"を正面から扱った類書はほとんどないので、貴重な一冊である。 クドいくらいに書き込まれている(重複もしつこい)ので、"根性"で通読すれば力になると思われる。本を読んだぐらいで、安全委員会方式を実践しないように、と何度も警告されているので、現場での活用には慎重を要するのだろうが…。 読むのに骨が折れるが、第8章から読むとイメージがつかみやすいと思われる。 著者は、西澤哲氏や杉山登志郎氏からバッシングを受けているようだが、"暴力問題の取り扱い"というものについて、従来の学者は"現実問題として"あまり真剣に考えてこなかった(あるいは軽視していた)のではないかと思われる。 "動作法"などの成瀬悟策門下であり、バリバリの"現場主義"である著者だからこそ、成し遂げられた仕事なのかもしれない。著者は、"オンリーワン"の臨床家だ。

Posted byブクログ