春から夏、やがて冬 の商品レビュー
「葉桜の頃に君を想うということ」が大好きだったので期待したのですが(タイトルも思わせぶりで)、ちょっと残念でした。この人でお勧めがほかにあれば教えてください。
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家族の辛い過去を持つ男と幸薄い女の物語。「ラストの5ページで世界が反転する」の帯のコピーに期待したが…ちょっと無理っぽい感じがした。物語には引き込まれるけどここまで救いがないと凹む。誰にも共感できないまま読了、自分には合わなかったようだ。
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最初のページから何の説明もなく唐突に物語が語られ、「?」「?」と思っているうちに、なんとなく状況が語られるという手法で、シーンが変わるたびについていくのが結構辛かった。 そしてそれ以上に主人公の置かれている状況が辛すぎる。 ここまで不幸が重なると、ちょっと食傷気味になり、悲しみや...
最初のページから何の説明もなく唐突に物語が語られ、「?」「?」と思っているうちに、なんとなく状況が語られるという手法で、シーンが変わるたびについていくのが結構辛かった。 そしてそれ以上に主人公の置かれている状況が辛すぎる。 ここまで不幸が重なると、ちょっと食傷気味になり、悲しみややるせなさもリアリティがなくなってしまった。 そしてラスト。 う~ん、なかなか綺麗にまとまったストーリーだと思うけど、説得力がない。救いもない。 ちょっと苦手です。
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交通事故で娘を失ったスーパーの保安員の男。 そこに万引きに入った若い女と娘を重ね合わせる。 次第に距離を縮めていく2人を待ち受ける運命は・・・ この先どうなるんだろうという、ミステリの要素としては楽しめる作品でしたが、いかんせん後味が悪かったなぁ。
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登場人物が人間らしくなかった印象。素直というかここまで人としての中身が屈折してないと話全体が胡散臭く感じてしまった。 あと主要人物以外がなんとなくおざなりになっていた印象を受けた。
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図書館の新刊コーナーで見つけたので。言うほど新刊ではないけど。帯の「ラスト5ページで世界が反転する!」は言い過ぎだと思う。末永ますみに全然感情移入できない。つーか、最後の平田を救うために嘘をつくってとこが全然納得できない。こんな高度な物語を考えられる人だろうか。こんなDVの典型的な共依存者が。ほんとに絵に描いたような共依存っぷりで、嫌になる。でも私の職種でこういう風に思ってはいかんのだろうなぁ。やっぱ平田自身も迷ったあげく、嘘にのったんだろうなぁ。やっぱり自分を責めるのが一番辛いんだもの。他人のせいにできれば、それに超したことはないんだもの。
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誰も幸せになれず救われず終わる作品は苦手だ。好みじゃない。だから、星は3。 でもやはりこの作者らしい読みやすい文章とストーリーで、良い小説だとは思う。 まあただ、直木賞をとるほどじゃないかな…[2012.04.12]
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葉桜の結末といい、この結末といい、この著者はきっと、サプライズなシチュエーションが好きに違いない。そしてわたしもしかり、こういうストーリー展開に弱い。内容的に「面白かった」とか「楽しめた」いう表現は不適切かもしれないけど。
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第146回直木賞候補作品。 ひき逃げ事故で高校生の娘を亡くし、その後、妻も自殺し、たったひとり残された平田。 スーパーで保安員を務めている。 万引きをした末永ますみは亡くなった娘と同い年。 同居する彼氏からDVを受ける彼女を気に掛ける平田。 平田の病気とますみのDVからの脱却を軸にお話は進む。 展開が早く、読みやすい。 平田の苦悩も悲しすぎるし、ますみの切ない思いもまた、悲しい。 ミステリーなのでこれ以上書けないけど、 『ラスト5ページで世界が反転する』と帯にある。 どんでん返しといえば、どんでん返しなんだけど・・・。 もしかしたら、私が汲むことができない何かのメッセージがあるのかなあ。
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初、歌野さん。なかなか読みやすくて飽きずにあっという間に読めた。章の構成も好きな感じです。内容はなんとも悲しくて、救いようがあるようなないような。帯にあった「ラスト5ページで世界が反転する!」は残念ながら反転まではいかなかっけど、反転する?ぐらいかな。葉桜の~も読んでみたいと思い...
初、歌野さん。なかなか読みやすくて飽きずにあっという間に読めた。章の構成も好きな感じです。内容はなんとも悲しくて、救いようがあるようなないような。帯にあった「ラスト5ページで世界が反転する!」は残念ながら反転まではいかなかっけど、反転する?ぐらいかな。葉桜の~も読んでみたいと思います。
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