モダンタイムス(上) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「魔王」の続編ということらしいので忘れぬうちに、と思い読み始める。 続編というよりは仄かにそういう気配がする、設定を少しだけ引きずっているというのが今の所の上巻での印象。 なんか伊坂さんにしてはスロースタートというかいろんなことが起きてるには起きてるのだけど淡々としてて「これはまだ序章に過ぎないんだぞ」と言われてる感じ。播磨崎中学校事件とかの刺激的な部分をリアルタイムで描かずにあえて過去の出来事して扱ってるからかな? 感覚的には村上春樹の「羊をめぐる冒険」にめっちゃ近い。 ピックアップすべきワードは「人は知らないものにぶつかったときにまず何をするか。検索するんだよ」
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主人公が翻弄されていく姿に翻弄される上巻だった。 謎が散りばめられ増えていくのがあまり良い心地がしなくて、終始不思議な思いをかかえて読んだ。 夫の仕事がシステムエンジニアなので、夫の仕事のことが知れるかもしれない、と読み始めた。 けれど、全然お仕事関係なくて笑っちゃった。 主...
主人公が翻弄されていく姿に翻弄される上巻だった。 謎が散りばめられ増えていくのがあまり良い心地がしなくて、終始不思議な思いをかかえて読んだ。 夫の仕事がシステムエンジニアなので、夫の仕事のことが知れるかもしれない、と読み始めた。 けれど、全然お仕事関係なくて笑っちゃった。 主人公が少し不憫。 それも面白いのかも。 それが今後の話に繋がっていったらいいな。 下巻に期待です。
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現代社会を風刺しているかのようなストーリー。監視、機械化、資本主義など根底にあるテーマが深く、面白い。
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魔王の続編ということもあり、以前から読みたかった一冊。 序盤とラストの存在意義がイマイチ分からない。主人公の友人名については‥うーん… 物語が動き出してからは面白い。見えない力に翻弄される、という点はゴールデンスランバーと似ているが、こちらの方が何か見えない恐怖を感じられ...
魔王の続編ということもあり、以前から読みたかった一冊。 序盤とラストの存在意義がイマイチ分からない。主人公の友人名については‥うーん… 物語が動き出してからは面白い。見えない力に翻弄される、という点はゴールデンスランバーと似ているが、こちらの方が何か見えない恐怖を感じられる。 とりあえず、下巻に期待。
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ストーリーがしっかり展開されていき、面白いです。 やっぱり短編集より長編が好きです。 数年活字離れしていたこともあり、既読なのをうっかり忘れて再読。 あー、読んだことあるー!と何度も思いながらも、驚くほどに内容はほぼ忘れてしまっており、夢中の勢いで楽しく読了。 伊坂幸太郎さん...
ストーリーがしっかり展開されていき、面白いです。 やっぱり短編集より長編が好きです。 数年活字離れしていたこともあり、既読なのをうっかり忘れて再読。 あー、読んだことあるー!と何度も思いながらも、驚くほどに内容はほぼ忘れてしまっており、夢中の勢いで楽しく読了。 伊坂幸太郎さん大好きなので、活字離れ前は、当時の既刊作品はほぼ全て読んでいます。 こちらは「魔王」とか他作品と内容がリンクしている本です。 知っていた方が楽しめるだろうなというシーンは何度か(何度も)出てくるので、「必要」ではないですが、できれば魔王を読んでから読むのがオススメです。 活字離れしていた期間にこどもが2人生まれて育ちました。 小学生の上の子は一人で本を読むようになってきたので、自分のこどもにオススメするなら…とつい考えながら読書をしてしまいます。 伊坂幸太郎さん作品もそのうち是非オススメしたいと思いますが、小学生の間は「陽気なギャング」シリーズあたりで、ちょっと怖い人が出てくる本作含む作品は、中学〜高校生くらいになってからかなと思いました。
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上巻ということもあり、謎が散りばめられた巻だった。 導入部の異常な状況に引き込まれて一気に読んでしまった。 魔王は漫画版を子供の頃に読んだことがあり、登場人物の名前に懐かしさを感じた。
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刺激が進化につながる,とはなるほどと思った。 人は刺激がある程度必要なんだろう、進化するために。 嫉妬を胃の辺りに空洞ができるような、とはよく言ったものだ。 人の一生を要約するとしたら、省かれる部分こそが日々の出来事で、それこそが人生だと井坂さんは言う。 そここそが、その人の...
刺激が進化につながる,とはなるほどと思った。 人は刺激がある程度必要なんだろう、進化するために。 嫉妬を胃の辺りに空洞ができるような、とはよく言ったものだ。 人の一生を要約するとしたら、省かれる部分こそが日々の出来事で、それこそが人生だと井坂さんは言う。 そここそが、その人の本質であると私も思う。
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設定が独特。著者が元プログラマーということもあってか、SEの細かいところが描かれている。その辺りは、慣れない人や興味のない人だと読み飛ばしてしまう感じ。なんとなくだけれど、伊坂幸太郎が素で描きたいものを描いているような、そんな印象。 上巻はなかなか先が見えずで、伊坂ファンじゃなけ...
設定が独特。著者が元プログラマーということもあってか、SEの細かいところが描かれている。その辺りは、慣れない人や興味のない人だと読み飛ばしてしまう感じ。なんとなくだけれど、伊坂幸太郎が素で描きたいものを描いているような、そんな印象。 上巻はなかなか先が見えずで、伊坂ファンじゃなければ「?」となるかも。下巻でいったいどんな結末になるのか想像もつかず楽しみ。 「自分達の製造する能力が、想像する能力を超えてしまったとき、想像力と知覚が失われる」byアンダース
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伊坂幸太郎さんは毎回チャレンジングな作品を世に送り出していて、驚愕するのがこの出版スピード。しかも高いクオリティを維持し続けているから恐れ入る。すでに唯一無二の作家として確立されていて、本作もまさに伊坂作品、といった読後感だった。導入・設定からワクワクさせる技術よ…。
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真実よりも情報に左右される恐ろしさを感じる作品。既に現在起こっている問題だと気付かされた。とりあえず、続きが気になります。
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