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死にたい老人 の商品レビュー

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27件のお客様レビュー

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2012/04/17

83歳という筆者が断食死を考え、それを実行しようとした記録。 死と老いとを考えると、自死や尊厳死などを含めて死というものと向き合うのに切実に考える年齢なのかもしれない。 確かに、無理やり生かされる事を拒む権利もあるかもしれないが、自分で断食をして死ぬという事は以外と難しい。 ...

83歳という筆者が断食死を考え、それを実行しようとした記録。 死と老いとを考えると、自死や尊厳死などを含めて死というものと向き合うのに切実に考える年齢なのかもしれない。 確かに、無理やり生かされる事を拒む権利もあるかもしれないが、自分で断食をして死ぬという事は以外と難しい。 2011年に断食死を実行し、その間に起きた地震災害や福島の原発事故など筆者の考える人生観もこの中に書かれていて、83歳の経験と思考もさすがだなと思わされた。 私は、断食死の文章より世相を一くさり書かれていた文章の方に惹かれてしまいました。

Posted byブクログ

2012/03/18

死にたいのに 死ねない。。。というか 矛盾の葛藤がおもしろい。楽に死にたいから 痛みに耐えられない 常用の薬も服用し続ける。 断食の日々の話より 他の話の方が 興味深く読めた。

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2012/03/07

もう充分に生きた。あとは静かに死にたい。そう考えた老小説家は断食による安楽死を決意しその一部始終を記録する…… という看板に偽りあり。 「死にたい老人」ではなく「死にたくなった老人の雑記帳」というタイトルの方が相応しい。

Posted byブクログ

2012/02/28

本当に死にたいのか?本を売るためには興味をそそる題名ではあるが、本心はそうでは無く極めて売文的な要素がいっぱい。 小説的な感覚で読めば同じことの羅列で(食わなければ腹が減り苦しいのは当たり前)新しいことは何も出てこない。まあ、売文のため38日我慢をした事に拍手を贈っておこう。

Posted byブクログ

2012/01/10

2012年に読んだ最初の一冊。 東京FMの深夜番組「東京ガベージコレクション」のHONZのコーナーで紹介されて、なぜかものすごく気になったので購入しました。普段ノンフィクションはあまり読まないし、著者の木谷恭介さんも知らなかったのですが・・・ http://honz.jp/?...

2012年に読んだ最初の一冊。 東京FMの深夜番組「東京ガベージコレクション」のHONZのコーナーで紹介されて、なぜかものすごく気になったので購入しました。普段ノンフィクションはあまり読まないし、著者の木谷恭介さんも知らなかったのですが・・・ http://honz.jp/?s=%E6%AD%BB%E3%81%AB%E3%81%9F%E3%81%84%E8%80%81%E4%BA%BA 江戸時代(明治期くらいまではあったのでしょうか?)には、老婆が年を取って家族の中で無用になったと感じ、絶食して死に至るというケースがあったと何かで読んだことがあります。でもこのイメージってあくまでも老婆であって、老爺ではないんですよね。『楢山節考』でも老母は息子を労りつつ、自ら進んで山にはいろうとしますが、老父は嫌がって結局息子に谷に蹴り落とされるんじゃなかったかしら(うろ覚え)?昔の女性には自決の気概があったのかもしれませんが、現代では性別に関わらず、そんな覚悟の出来ている人はいないのではないかしらと思いつつ読んでみたら、やはりこの著者も死にきれませんでした。 この著者が、どうしてそれほど死にたいと思うのか私にはよく分かりませんし、餓死=安楽死という考えも滑稽に感じられます。私が介護が必要な状態になったら死にたいと思うかもしれませんが、餓死は選ばないと思います。 安楽死といえば思い出すのはハビエル・バルデムが主演した映画『海を飛ぶ夢』。老衰ではなく半身不随で、死因も餓死ではなく青酸カリ(?)の嚥下でしたが、周りの人が自殺幇助にならないように配慮しつつ綿密な計画を練って最後までやり遂げるというストーリーでした。自殺を讃えるつもりはありませんが、自分では毒を飲むことさえもできない半身不随の主人公と比べると、この本の著者は甘いと思ってしまいました。

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2011/12/03

中二病の老人の本 衰弱して行く経過をもう少し具体的に書いていてくれることを期待していたが、衰弱しちゃうと書く気力もなくなってしまうようでその辺は期待はずれ。 それでも戦争中や戦後の体験などの記載は面白く読め、いい意味での期待はずれもあった。 自分の依頼人がこういう人だと話が長...

中二病の老人の本 衰弱して行く経過をもう少し具体的に書いていてくれることを期待していたが、衰弱しちゃうと書く気力もなくなってしまうようでその辺は期待はずれ。 それでも戦争中や戦後の体験などの記載は面白く読め、いい意味での期待はずれもあった。 自分の依頼人がこういう人だと話が長くてやりにくいだろうなぁと思う。

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2011/10/25

死ぬ為に断食を試みる。その記録としては興味深い。しかし、人間、そうそう都合よく死ねないものだね。呆けてまで生きたくない。無駄な延命治療は受けたくない。そんな部分は共感出来る。その後、著者はどうしているのだろう。

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