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最弱球団 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2022/01/16

図書館で借りた。 パ・リーグ初期に個人所有のプロ野球球団があった、という話。今やプロ野球ニュースの佐々木信也と言っても知らない人も多い今、貴重な本。 当初は新聞や映画会社、今はIT企業がオーナーなど、プロ野球は経済を表している側面があるが、その意味でも面白い。 また、楽天イーグル...

図書館で借りた。 パ・リーグ初期に個人所有のプロ野球球団があった、という話。今やプロ野球ニュースの佐々木信也と言っても知らない人も多い今、貴重な本。 当初は新聞や映画会社、今はIT企業がオーナーなど、プロ野球は経済を表している側面があるが、その意味でも面白い。 また、楽天イーグルス誕生のドタバタと重なることもあり、歴史の本として学ぶ面も多い。

Posted byブクログ

2013/03/13

「みなさんこんばんは、プロ野球ニュースです」ではじまる番組の司会をしていた佐々木信也さんが高橋ユニオンズという球団に所属していたことは、少しだけ知られているかもしれない。 本書はその高橋ユニオンズが生まれ、「合併」によって「消滅」した「4年間」の物語。 現役をとうに過ぎた政財...

「みなさんこんばんは、プロ野球ニュースです」ではじまる番組の司会をしていた佐々木信也さんが高橋ユニオンズという球団に所属していたことは、少しだけ知られているかもしれない。 本書はその高橋ユニオンズが生まれ、「合併」によって「消滅」した「4年間」の物語。 現役をとうに過ぎた政財界の重鎮、高橋龍太郎が私財をなげうってつくった球団。 通算成績は435試合、146勝281敗8分、勝率は.348。史上最弱球団と揶揄はされているが、本書を読みとても魅力的な球団であったことを理解した。 苅田、若林といった往年の法大野球部出身者が活躍していたこともうれしい。

Posted byブクログ

2014/08/18

再読。 ユニオンズのことは知っていたが、きっちりまとめられたものを見たことがなかったので、貴重。 この手の本って好きなんだよなあ~。

Posted byブクログ

2012/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

強いチームの本ばかり読んでも面白くないので、弱いチームの本を読みたくなった。 詐欺にあったような形で結成され、詐欺にあったような形で解散させられた、たった3年間だけ存続した球団のお話。 所属選手は二流以下。お客は殆ど入らない。チーム財政は火の車。 「他球団じゃ試合に出れない」と気づきながらプレーする選手たち。深すぎる慈悲の心で、私財を湯水のごとく球団に投入し続けるオーナー。 当たり前のような低空飛行に「ですよねー」と思いながらも、こうした人達の純粋さに、どこか羨ましささえ覚えるのは、おかしいだろうか。 「親会社が」「年俸が」云々の文脈で語られがちな今のプロ野球界。 そうした現状からすると、こんなチームがあったことは、一つのノスタルジーとして語られてもよいのかもしれない。 もはやおとぎ話のような、歴史の一コマとして。 とか書いてたけど、楽天初年度って勝率3割切ってたんすね。 高橋球団より酷いじゃないか…!

Posted byブクログ