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わくらば追慕抄 の商品レビュー

3.5

41件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2012/02/20

わくらば初作を読んでずいぶん経つので忘れつつあるけど…昭和な雰囲気はやはり好み。おじさんが移動車で売り歩いてるパンが美味しそうでヨダレでる。姉さまと同じ能力を持つライバルキャラが現れたわりには物語としてはちょっと散漫な気もした。つづくのかな?

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2012/02/17

感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201112/article_3.html

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2012/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

舞台は昭和初期。不思議な力を持った姉様とワッコが送った懐かしい日々の回想。 前作の続きなのだが、姉さんこと鈴音はものや人の記憶を読むことができる。いわゆるサイコメトリーが可能で、その力を使って日常生活で起こる様々な問題を解決していく。 回想録ということもあり、姉の命の残り少なさも切ないが、姉がどうして自分に不思議な能力があると考えているのか、同じ能力を持つ黒薔薇こと御堂吹雪との対比も行われつつ描かれている。 淀みに光を当てていくというのが心優しい鈴音らしい言葉だった。 幸男という幼なじみの凶行を止めようとしたり、怪しい新興宗教にはまってしまった茜を二人が取り戻して3人組に戻ったり、記憶をなくした女性を助けたり、はては石器の使われ方を調査したり。不思議な能力は大活躍だ。 御堂吹雪と鈴音の関係はまだ解明されていない。おそらく姉の覚えていない5歳までの記憶に関連があるのだろう。単純に考えると血縁だろうか。後1巻以上は続くのだろうけれど、懐かしいようなほっと暖まるようなこの物語をもっと読んでいたい気分にさせられた。

Posted byブクログ

2012/09/17

まだ続きます。 謎の女性登場 何かを知っている? 敵意を向けてくる 最後の時が近づいてきている 能力の代償? 胸が痛くなるような、切なくなるような

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2011/12/01

やはりと言っては失礼だが、前作の方が幻想的でノスタルジーだった気がする。 終わり方はしんみりと続きが気になって、面白かったと思えるのだが若干中だるみした(読むペースが)。 そろそろ姉さまが死んだ話もして欲しいし、吹雪さんとの関係も明かして欲しい。 いい雰囲気な話だけに、ダラダラと...

やはりと言っては失礼だが、前作の方が幻想的でノスタルジーだった気がする。 終わり方はしんみりと続きが気になって、面白かったと思えるのだが若干中だるみした(読むペースが)。 そろそろ姉さまが死んだ話もして欲しいし、吹雪さんとの関係も明かして欲しい。 いい雰囲気な話だけに、ダラダラと引き伸ばして欲しくないなぁ。

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2011/11/07

「人間の本性が善悪どちらであろうと、それを論ずるのは、あまり大きな意味はないでしょう。大切なのは、どんなにまわり道をしても、いつか善い存在になろうとすること……そして、そう努力する人を信じてあげることーー姉さまは、そう言いたいのでしょうか。」 第一弾の時ほどの苦しさはないけれど...

「人間の本性が善悪どちらであろうと、それを論ずるのは、あまり大きな意味はないでしょう。大切なのは、どんなにまわり道をしても、いつか善い存在になろうとすること……そして、そう努力する人を信じてあげることーー姉さまは、そう言いたいのでしょうか。」 第一弾の時ほどの苦しさはないけれどら優しさと物悲しさは常に同居中。 ステキなお話でした。 私が長女だからか、ワッコちゃんのどことなく向こう見ずな勢いには少々辟易してしまう部分もあったりするのだけど。 にしても、姉さまは老成というか、達観しているなぁ。 前回からまた年を重ねたということもあるし、また常にワッコがいるから比較してしまう部分もあるのだけど。 どのお話も良かった。 そして、これはまだ続編があるはず! いつになるんだろう〜!! 心待ちしています。 【11/7読了・初読・私の本】

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2011/10/27

人や物の記憶を読める不思議な力を持った姉とその妹が活躍する優しくも哀しい短編連作です。昭和30年代を舞台にその描写は郷愁を誘います。それぞれの過去は忘れることのできないものとし、向き会わざるを得ない厳しさも、物語のやさしい語り口により、今と未来への希望を意識させます。

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2011/10/19

超能力モノなのに全く違和感ないのがすごい…(遺跡の話ね)。 吹雪さんの話はちゃんとオチがつくといいなぁ。

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2011/11/30

【人や物の「記憶」を読み取れる不思議な力をもった姉・鈴音と、お転婆で姉想いの妹・ワッコ。固い絆で結ばれた2人の前に現れた謎の女は、鈴音と同じ力を悪用して他人の過去を暴き立てていた。女の名は御堂吹雪―その冷たい怒りと霜しみに満ちたまなざしが鈴音に向けられるとき、何かが起こる…。昭和...

【人や物の「記憶」を読み取れる不思議な力をもった姉・鈴音と、お転婆で姉想いの妹・ワッコ。固い絆で結ばれた2人の前に現れた謎の女は、鈴音と同じ力を悪用して他人の過去を暴き立てていた。女の名は御堂吹雪―その冷たい怒りと霜しみに満ちたまなざしが鈴音に向けられるとき、何かが起こる…。昭和30年代を舞台に、人の優しさと生きる哀しみをノスタルジックに描く“昭和事件簿”「わくらば」シリーズ第2弾。】

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2011/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

わくらばシリーズ第二巻。 和歌子と鈴音の前に「力」を悪用する謎の女が登場し、不安が広まる一方で、神楽への恋情が強くなっていく鈴音の姿が微笑ましい。 昭和の時代を力強く生きる少女たちの姿が柔らかなタッチで描かれている。 佳多山大地氏の解説では「過去」とは「取り返しのつかないことの積み重ね」とあり、物語で描かれる「記憶」が哀しい想いを掘り起こさせてしまう点について述べている。 また、語り部としての「私」が「誰に向けて話をしているのか」というポイントについて、ユニークな考えを述べており興味深い。

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