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ムーミン谷の十一月 新装版 の商品レビュー

4.1

41件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2015/03/17

ペパーミントのにおいのするようなミムラ姉さんと、スナフキンは素敵だな、っと。 ところで、前作の後半が10月半ばとして、そこからムーミン谷に帰るまで、そんなにかかるのでしょうか。その後もしばらく島にいたってこと?

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2015/01/31

文庫版で再読。 ムーミンシリーズの最終巻になってはいるが、実はこれが幻の第一作目で、ムーミンの物語はここから始まる。これには他のおとぎ話の要素も含まれており、まだ確固としたムーミンの世界は出来上がっていないが、これはこれで楽しい。この本も含めムーミンシリーズで一番重要なのは、ム...

文庫版で再読。 ムーミンシリーズの最終巻になってはいるが、実はこれが幻の第一作目で、ムーミンの物語はここから始まる。これには他のおとぎ話の要素も含まれており、まだ確固としたムーミンの世界は出来上がっていないが、これはこれで楽しい。この本も含めムーミンシリーズで一番重要なのは、ムーミンママの偉大さということではないかと。わがまま勝手な登場人物を、懐の深いママがしっかりまとめている。かといって口うるさいわけではないし、パパよりもむしろ責任感が強いママは母親の鑑だなと思う。それが一番分かるのがこの幻の第一作目だと思う。

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2014/12/14

「ムーミンパパ海へ行く」を読んだ後だったので、いつものムーミン谷のほのぼした雰囲気に少しほっとした。ムーミン一家がいなくなった家に友達が集まっていつの間にか共同生活が始まる。不思議な事にムーミン家の人達は誰にも何も告げないで灯台の島に渡ったようだ。 ここに集まった人達はミムラ姉...

「ムーミンパパ海へ行く」を読んだ後だったので、いつものムーミン谷のほのぼした雰囲気に少しほっとした。ムーミン一家がいなくなった家に友達が集まっていつの間にか共同生活が始まる。不思議な事にムーミン家の人達は誰にも何も告げないで灯台の島に渡ったようだ。 ここに集まった人達はミムラ姉さんを別にして、本来1人でいることの好きな人達なんだ。誰かと関わるのは少々面倒で煩わしい。それでいてやっぱり誰かと関わっていたくてムーミン家の雰囲気を求めてやってきた。お互いの存在を気にかけ、時に気に障り、時に気遣う中で、それぞれ自分らしさの断片をみつけて、少しほっとしていつもの生活に戻って行く。 「ムーミン谷の夏祭り」にしろ「ムーミン谷の冬」にしろ、このシリーズはキャンプをしているようなムードが漂う。誰しも通常の生活の中で生きている。しかし時にいつもと違う暮らし方をやってみると、それまで見えなかった自分の暮らし方や自分自身が見えてくる。 このシリーズ、「夏祭り」までは楽しく読み進めることができたが「冬」以降はだんだん読むのがキツくなってきた。 でもせっかく出会えた本なので、いずれ時機を見て読み返してみたい。

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2014/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ムーミンシリーズ最終巻。 ムーミン一家は最後まで登場しない。前作を読んでやっぱり帰って来てほしいなあ、なんて思っていただけに、寂しさを感じてしまう。 ばらばらで何度も反発しあっていたみんなが最後には本当の家族のようになっていくのは、ムーミン谷が持つ力かもしれない。元の住人をなくしたムーミン屋敷は、これからどうなるのかな。

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2014/02/24

今回は一度もムーミンが出てこないお話しです。いえ皆の回想の中や、ムーミンのおうちは出てくるのですが、家族が具体的に登場したりしないのです。 秋、もう普通ならすっかりお腹にたっぷり食料を詰め込んで、冬眠に入るはずのムーミン一家がおうちにいないのです。 その不在のおうちにスナフキ...

今回は一度もムーミンが出てこないお話しです。いえ皆の回想の中や、ムーミンのおうちは出てくるのですが、家族が具体的に登場したりしないのです。 秋、もう普通ならすっかりお腹にたっぷり食料を詰め込んで、冬眠に入るはずのムーミン一家がおうちにいないのです。 その不在のおうちにスナフキン、ミムラねえさん、フィリフヨンカ等々が集まり、ひと時を過ごし、 また時が経ち、ちょうど雪が降り始める前に皆それぞれの家へ帰っていくまでのお話しです。 内容は哲学書のように、様々なことを考えさせられるものなんだけど。 でもそれよりなにより(順番に読んでいないせいなんでしょうか)ムーミン一家が、冬を迎えるというのに、ムーミン谷に居ないことが不安で不安でたまりませんでした。 ムーミン一家はどこへ行ってしまったんでしょう?

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2013/07/10

ムーミン以外の人たちがムーミンたちのことをどんな風に思っているのか見えたお話 そのぶんホムサの立ち位置はとても温かい

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2013/06/01

この巻は前の巻と対になっているなと感じた。新たな生活と驚きとを求めてムーミン谷から灯台の島へと移住したムーミンパパとフィリフヨンカ、ヘムレンは、皆普段の生活にうんざりし、今の自分とは違う立派な者になりたいと望む。無茶したりイライラしたりを繰り返す内に、何か他の者になるのでなしに、...

この巻は前の巻と対になっているなと感じた。新たな生活と驚きとを求めてムーミン谷から灯台の島へと移住したムーミンパパとフィリフヨンカ、ヘムレンは、皆普段の生活にうんざりし、今の自分とは違う立派な者になりたいと望む。無茶したりイライラしたりを繰り返す内に、何か他の者になるのでなしに、自分が本当にやりたいこと、やらずにいられないことを再発見してまた自分の家へと帰って行く。彼らはすごく大人気がなくて、時々イラっとするけど、どこか身近な感じもする。空想(妄想?)を大きく膨らませ過ぎホムサも少し怖いけれど可愛らしい。 対するミムラ姉さんとスナフキンには大人というかどっか悟っているとこに100%好感持てたけど、実際にはいないよなこんな人…じいさんは、ただただめっちゃ怖かった。

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2012/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スナフキン、ホムサ、ヘムレン、フィリフヨンカ、ミムラ、スクルッタおじさん達がムーミン一家の家に集まり、ムーミン一家不在の中を共に過ごす。 ムーミン一家に会いたくて皆集まったけれど、それぞれのキャラクター達はほとんど馴染みの無い者同士。それが一緒に過ごし、色々な摩擦が起きる中で、キャラクターの意外な一面が分かったり、心境に変化があったりするのが面白かった。 この話でフィリフヨンカがお気に入りになった。

Posted byブクログ

2012/11/02

ムーミン一家不在の今作品。私的に、シリーズの中で一番、構成がうまいと感じた。とりあえず、これでシリーズ完結。

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2012/06/09

ムーミン一家の存在感って他の登場人物にとっても大きかったのですね。 それぞれが自分を見つめて、そして自信をつけていくのを感じました。 特にフィリフヨンカには拍手を送りたいです。

Posted byブクログ