世界一のトイレ ウォシュレット開発物語 の商品レビュー
ウオシュレットはTOTOの商品名であり、一般的にはシャワートイレという。本書はだからTOTOの技術陣の奮闘の記録である。ぼくにとって、ウオシュレットのない生活は考えられない。今は、ホテル、旅館でもこれがないと客が来ないと言って備え付けるところが増えている。ところが、若い人は意外に...
ウオシュレットはTOTOの商品名であり、一般的にはシャワートイレという。本書はだからTOTOの技術陣の奮闘の記録である。ぼくにとって、ウオシュレットのない生活は考えられない。今は、ホテル、旅館でもこれがないと客が来ないと言って備え付けるところが増えている。ところが、若い人は意外に使わない。我が家の娘たちもそうだ。学生に聞くと、あの水が怖いという。一旦その快適さを知ってしまえば、こんなにすばらしいものはないと思うのだが不思議だ。年配の男性の人たちの中には、あんなものを使っていると、自ら出そうという力をなくしてしまうと言って嫌う人もいる。これは食わず嫌いだ。たしかに、出にくいときは、これが促進力になることもある。しかし、依存症になることはない。ウオシュレットにはビデもついている。フランスといえばビデだが、最近はそれもだんだん使わなくなっていっているという。日本でもどれだけ使っているのだろう。これは疑問だ。本書はたしかに、ウオッシュレットの改造に対するあくなき追求は描かれているが、なぜ、欧米では普及しないかについて、それは電気製品が陶器の上についていることに対する抵抗感にあるというが、もっと文化的な、根本的な問題があるのではないか。そういうことも本当は書いてほしかった。
Posted by
トイレの開発にかける思いなどが書かれていた。福岡に本社をおき、同じ開発系の話とありなかなか楽しめた。トイレはやはり生活空間のひとつ。キレイに使いたい。未来のトイレに注目していこう。
Posted by