絶望の国の幸福な若者たち の商品レビュー
14/05/06読了 話題になっていた頃はあまりひかれなかったのだけど、今ごろ読了。なんとなく感じていることが、丁寧に言語化されて(出典も明確なのがさすが研究者)、読みやすかった。 過去にもよかったことはある、それは記録でしか知らない時代であっても、自分の幼いころ若いころであっ...
14/05/06読了 話題になっていた頃はあまりひかれなかったのだけど、今ごろ読了。なんとなく感じていることが、丁寧に言語化されて(出典も明確なのがさすが研究者)、読みやすかった。 過去にもよかったことはある、それは記録でしか知らない時代であっても、自分の幼いころ若いころであっても。でもそこに戻りたいとは思わない、自分が今手にしているものの価値を多少なりとも知っているので。そう思い続けられるような生き方が、自分と周りを明るく照らすことなのかも?
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身近な幸せ…たしかにわたしの周りにはそんなことを考えて日々生きている人たちが多いなぁと。それがいいとか悪いとかではなく。 たとえばえらぶは生きるために生きてるって感じ。(それがわたしたちから見た、「生き生きしてる」ってことなのかなぁ) でも、わたしは自己成長のために生きてるって感...
身近な幸せ…たしかにわたしの周りにはそんなことを考えて日々生きている人たちが多いなぁと。それがいいとか悪いとかではなく。 たとえばえらぶは生きるために生きてるって感じ。(それがわたしたちから見た、「生き生きしてる」ってことなのかなぁ) でも、わたしは自己成長のために生きてるって感じ。その先にあるのは満足感?なのかな。
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○社会学者の古市氏の著作。 ○数多ある“若者論”を分析しつつ、そもそも若者とは何か、若者が感じている幸福とは何か、希望とは何かといった、社会の実態とこれからの姿を考察した作品。 ○他の作品同様、著者の独自の切り口(と取材)で、よく言われている”若者”の先入観を取り払い、これからの...
○社会学者の古市氏の著作。 ○数多ある“若者論”を分析しつつ、そもそも若者とは何か、若者が感じている幸福とは何か、希望とは何かといった、社会の実態とこれからの姿を考察した作品。 ○他の作品同様、著者の独自の切り口(と取材)で、よく言われている”若者”の先入観を取り払い、これからの未来の予想図の一部を示している。 ○貧困や社会保障をめぐる世代間闘争(?)などについても面白いが、最後の「日本」という器の取扱いについては、大変興味深かった。
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タイトルを見て、スッと入ってくるものがあったのを憶えてる。(購入したのはかなり前…。) 自分のことを若者と言っていいのなら、自分は完全に「絶望の国の幸福な若者」だなぁと思ったから。 今をときめく古市くんの2年以上前の著作。 生きるのが楽しく難しい国、そして時代の泳ぎ方。違うな、生...
タイトルを見て、スッと入ってくるものがあったのを憶えてる。(購入したのはかなり前…。) 自分のことを若者と言っていいのなら、自分は完全に「絶望の国の幸福な若者」だなぁと思ったから。 今をときめく古市くんの2年以上前の著作。 生きるのが楽しく難しい国、そして時代の泳ぎ方。違うな、生きることは簡単なんだ、割と。 現代の僕らはいつかの世代が夢見た理想の社会を生きていて、割と幸福で、それなりに不安や不満もあって、ただ生きていけている。 これからもこんな社会は続く、このままじゃいけないような気がしながらも、このままでもいーんじゃねーかという気もする。でも少しずつでも、周りのことを考えられるようになっていきたいと思った。 漠然としてしまったが、ありがとう、古市くん。
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仕事が一区切りしたので1冊消費。 高齢社会、増大する国の負債、改善されない雇用情勢…現代日本社会が抱える負の側面は挙げ連ねればキリがない。 そんな中で生きる若者たち。彼らはさぞ我が身の不幸を嘆いているだろうと思いきや、なんと2010年時点で20代男性の65.9%、20代女性の7...
仕事が一区切りしたので1冊消費。 高齢社会、増大する国の負債、改善されない雇用情勢…現代日本社会が抱える負の側面は挙げ連ねればキリがない。 そんな中で生きる若者たち。彼らはさぞ我が身の不幸を嘆いているだろうと思いきや、なんと2010年時点で20代男性の65.9%、20代女性の75.2%が今の生活に満足していると答えている。 これは一体どういうことか、と筆者が自分なりの考察を述べている書籍である。 よくある押し付けがましい持論展開はなく、若者の声を集めて紹介し、そうした発言の意図や背景についての考察がメインてす。 筆者自身が若者と分類される年齢であるからか、読んでいて素直になるほどと頷ける箇所が多く感じました。 若干投げやりに聞こえる文章が多いですが、読んでいて不愉快ではないです。 余談ですが、ページそれぞれの下部にある筆者の注釈が非常におもしろいです。 読み飛ばさずに目をやってみてほしいですね。
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話題の社会学者、などともう形容すべきでもない古市さんの本、どれから読むか迷ったけど、秀逸なタイトルに惹かれてこちらから。 学術系でカテゴライズされるけど、非常に読みやすく飽きさせない内容で、ジャンルこそ社会学ながら、読み物としての面白さが多分にある本。 注釈も抜かり無くツッコミ...
話題の社会学者、などともう形容すべきでもない古市さんの本、どれから読むか迷ったけど、秀逸なタイトルに惹かれてこちらから。 学術系でカテゴライズされるけど、非常に読みやすく飽きさせない内容で、ジャンルこそ社会学ながら、読み物としての面白さが多分にある本。 注釈も抜かり無くツッコミに満ちて、映像で見るニヒルな著者の、あの語りを思い起こさせる。 とはいえ、膨大な参考文献の読書量にしろ、明解な解析にしろ、何やら判然としない現代社会×若者の、絡まり合った色んな関係性の糸口をどうにかして解きほぐし、解明させようという試みは興味深い。 個人的には、あまりの利口さが鼻につく部分もあるのだが、その苦みとも言える毒気が古市さんの持ち味、ともすれば癖になる点ではと解釈する。 他の本も読んでみたい。
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(読み途中なので、暫定でのレビューです) 26歳の「若者」社会学者による著作。 先行きの見えない日本の政治・経済や、格差社会の進行など多くの問題抱える「絶望の国」日本。しかし、その現代の日本を生きる「若者」の生活満足度は過去最高を示しているという。なぜ今の「若者」が幸福なのか、本...
(読み途中なので、暫定でのレビューです) 26歳の「若者」社会学者による著作。 先行きの見えない日本の政治・経済や、格差社会の進行など多くの問題抱える「絶望の国」日本。しかし、その現代の日本を生きる「若者」の生活満足度は過去最高を示しているという。なぜ今の「若者」が幸福なのか、本当に過去と比較して「幸福」な暮らしをしているのか、だとしたらその理由は?、といった内容を考察した一冊。教育の歴史的変遷などカタい話から、ワールドカップや反原発デモに参加する身近な若者の事例などのやわらかい話まであらゆる視点で語られています。 面白かったのは、現代の「若者」について論じる前に、なぜいつの時代も「若者」に対する考察をオトナ達がしたがるのかという「"若者論"論」のパート。 また、オトナ達の意見や過去の著作に対して、本作の著者がバッタバッタ と皮肉交じりで批判・論破をしている様は単純に痛快でした。社会学を学びつつも読み物としても面白い一冊です。 (ごとう)
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古市さんの本を初めて読んでみた。冷静でどこか冷めているというかオタクっぽいというか、でも納得できる内容だった。注釈が色々声を出して笑った。
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何と言えばいいのか。読みながらニヤニヤしてしまい、対象から距離感を持った文章がよろしいかと。特に第一章を読むのが楽しいです。あと、全編にわたって引用したい文章がいっぱい! でも既にたくさん引用が登録されているようなので、省略。 オビにある推薦文「若者論に死を! 宣告する、ゆるくて...
何と言えばいいのか。読みながらニヤニヤしてしまい、対象から距離感を持った文章がよろしいかと。特に第一章を読むのが楽しいです。あと、全編にわたって引用したい文章がいっぱい! でも既にたくさん引用が登録されているようなので、省略。 オビにある推薦文「若者論に死を! 宣告する、ゆるくてシニカルな若者による本書は、あらたな若者論を誘発するにちがいない」ってあるんだけど、若者論を誘発することはあっても、「若者論に死を!」は無いでしょ? 大げさすぎ。誘発された若者論も今までと変わらないと思うけどね、たぶん。
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著者28歳 社会学者?の視点が おもしろく、飽きずに読めた。 アマゾンのレビューを見ていたら 高評価と低評価がそれぞれ多くて なんか、それもまた面白いなぁと思った。 ゼツボウノクニノ コウフクナ ワカモノタチ まさに、 コレ↑な 内容だった。 - - - - - 「誰も...
著者28歳 社会学者?の視点が おもしろく、飽きずに読めた。 アマゾンのレビューを見ていたら 高評価と低評価がそれぞれ多くて なんか、それもまた面白いなぁと思った。 ゼツボウノクニノ コウフクナ ワカモノタチ まさに、 コレ↑な 内容だった。 - - - - - 「誰も戦争を教えてくれなかった」も 読んでみたい。
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