ダイニングテーブルのミイラ セラピストが語る奇妙な臨床事例 の商品レビュー
セラピスト達が出会い、影響を受けた臨床事例を集めた一冊。あなたも彼らの一見奇妙な行動から大切なことを学ぶことができるかもしれません。
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事実は小説より奇なり、というのがぴったり。 この本を読んだ後なら、少々のクライアントが来ても驚かないに違いない。 自分の枠組みも広がるかも!
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キャッチーなタイトル。この本の中には、いかに奇異で、想像の斜め上をいくクライアントの話が紹介されているのだろう?本を読む前には、そう思っていた。それと同時に、どこか、見世物的なものとしてクライアントが扱われているのでは、というすこし不穏な気持ちもあった。しかし、読んでみると、印象...
キャッチーなタイトル。この本の中には、いかに奇異で、想像の斜め上をいくクライアントの話が紹介されているのだろう?本を読む前には、そう思っていた。それと同時に、どこか、見世物的なものとしてクライアントが扱われているのでは、というすこし不穏な気持ちもあった。しかし、読んでみると、印象ががらりと変わった。確かに、奇妙なクライアントが沢山に紹介されている。しかし、それらクライアントと治療関係を築こうと真摯に向かうセラピストの姿が同時に見られた。各章において、語られるクライアント像を通して、セラピストの姿がありありと見えてくる。セラピストにとって「一番記憶に残っているクライント」をインタビューするという著者らの試みは、その人柄、臨床姿勢もつたえると言った点で、成功している。サクッと読める本の中に、多くのエッセンスがあると感じた。 内容的に、セックスセラピーの話など、性的な問題を取り扱う事例が多数見受けられた。日本でもどうようの悩みを抱えれらている方も多いのでは。日本におけるこの分野のさらなる発展も必要に感じた。 日本では、第一線で活躍されているセラピストの思考と実践を追体験できる内容の本が少ない用に感じる(ただそれに触れられてないだけかもだけけど)。確かに倫理上の問題もあると思われるが、語ってはいけない部分と語られことにこそ意味のある部分の精査を行った上で、同様の本が日本でも執筆されたら、と思う。 もしかしたら、タイトルのキャッチーさにひかれてしまう可能性がある(原著タイトルも同様のものであるが)。しかし、そのタイトルに惑わされることなく、その中身に触れることが重要であると感じた。それは実践でも同じことか。多くの刺激を受けた本であった。
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