地球をほる の商品レビュー
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アメリカのペンフレンドに会うために、なんと穴を掘って地球の裏側に会いに行ってしまうお話。 破天荒ではあるが、地球の核を避けて斜めに穴を掘り続けたり、持ち物や装備品も具体的で、もしかしたら本当にこのやり方なら行けるんじゃないのかという錯覚を起こしてしまいそうな本格さがある。 斜めに掘り続けるのを読んでいる内に画面が段々と回転していき、ついにアメリカに着いたときは天地が逆になる面白い仕掛けつきで、これがまた理にかなっている。 アメリカに合わせて、人々と話す時はきちんと英語だし、天地が逆になったことで自然に左開きの横書きの文章になっているのに感心した。 絵本だからこそできる演出をあますことなく発揮できた巧みな作品!
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読み進むうちに画面が回転していき、後半は英語と日本語が併記される斬新なつくり。絵本を知り尽くした作り手の魅力が余すところなく味わえる。 学年を問わずに夢中になって楽しめそう。ただし読み手は練習が必要。
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先頃、『地球のかたちを哲学する』というしかけ絵本を読んだ時に、 穴を掘って地球の裏側に出ようとした人物が登場しました。 まさしく、それを地でいった絵本。 さすがにここでは、斜めに掘ってマントルをいきましたが。 地面の中にはお宝も埋まってましたね。 掘って掘って掘りまくって、目的地の姉さんのペンフレンドの住所(アメリカ、ケンタッキー州)のお隣の家の庭へ出ました。 そして、掘った穴の向こうを覗くと、なんと富士山が見えるのでした。 最後は本の天地が逆転するしかけにもなっていました。
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