文豪の翻訳力 の商品レビュー
リービ英雄が紹介していた本である。英語の翻訳というよりも、文学的は批評が主になっている。通好みの本で、文学の翻訳者にとっては役立つであろう。
Posted by
どの翻訳も、それぞれの作家の思い入れ、独特の技法などがあり、その違いを楽しめた。 ピアニストがお気に入りの曲のスコアを手に入れると弾いてみたくなるように、作家たちも心の琴線に触れた海外文学を自分の言葉に翻訳してみたくなるのだろう。 語学力の薄い私も、文豪たちを真似て海外文学を...
どの翻訳も、それぞれの作家の思い入れ、独特の技法などがあり、その違いを楽しめた。 ピアニストがお気に入りの曲のスコアを手に入れると弾いてみたくなるように、作家たちも心の琴線に触れた海外文学を自分の言葉に翻訳してみたくなるのだろう。 語学力の薄い私も、文豪たちを真似て海外文学を訳してみたら、楽しいかもしれない。そんなふうに興味をそそられた。
Posted by
最初、思つてゐたのとちがふなーと思つたが、案外おもしろく読めた。気に入つたのは中島敦と耽美派の話と、池澤夏樹とアップダイク、ヴォネガットの考察。
Posted by
まず、これだけたくさんの作家が翻訳にいそしんでいたことが、驚きだった。 翻訳文学における村上春樹の役割の大きさを知った。私も、無意識のうちに彼の文体を(浅薄に)模倣してしまっている気がする。反省。 自分でも翻訳してみたくなります。文体と内容のつながりは興味深い。
Posted by
- 1