数字でちゃんと考える日本経済の「未来」 の商品レビュー
経済指標など、数字で理論だてて記載されているので、非常にわかりやすい。ただ、政治リスクなど、不確定要素が多いので、その点は自分で考えなければいけない
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震災前〜直後(2011年8月時点)の日本の現状について、あらゆる統計指標等を用いて分かりやすく解説してくださっている。 数字を持ち出すときには、データを添えてくれているため、非常に分かりやすいです。 現状を数字で捉えた上で、今後(2011年夏時点で)日本がどうしていくべきかを論じ...
震災前〜直後(2011年8月時点)の日本の現状について、あらゆる統計指標等を用いて分かりやすく解説してくださっている。 数字を持ち出すときには、データを添えてくれているため、非常に分かりやすいです。 現状を数字で捉えた上で、今後(2011年夏時点で)日本がどうしていくべきかを論じています。 政権が再び自民党に戻ったので、状況は当時と変わっていますが、今後日本が進むべき道は小宮さんの仰る通り(震災というピンチをチャンスに変えること)なのではないかと思います。 日本の窮した現状を把握し、現状維持に甘んじず温室から抜け出すためにも、特に大学生や20代の方に読んでほしい本。
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これから大きく変化する日本にとって、必要な検討テーマとそれに対する著者の方の考え方、そしてこれからを担う若者へのメッセージ。 日本の現状をありありと分析し、そこから向かうべき道を模索する、という今(国会でも)なにか欠けている視点。それが良かったです。
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会社でプレゼン資料を作ることが度々あるのですが、気を付けていることは、説得力のあるものに仕上げるということです。読み手が外国人であることが多く英語なのですが、その時に強力な武器になるのが、論理的思考と「数字(数式含む)の活用」だと思っています。 数字の活用はアウトプットとしては...
会社でプレゼン資料を作ることが度々あるのですが、気を付けていることは、説得力のあるものに仕上げるということです。読み手が外国人であることが多く英語なのですが、その時に強力な武器になるのが、論理的思考と「数字(数式含む)の活用」だと思っています。 数字の活用はアウトプットとしては、有効なグラフでの表現となりますが、そのベースとなる「数字=データ」です。 この本は日本経済の未来を、数字を根拠に考えています。私も社会人として、小宮氏のコンセプトは見習いたいと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・大震災で新車販売台数が落ち込んだのは、需要が減ったからではなく、生産が半減したから(p29) ・米国自動車販売は一時は1000万台を切るペースまで落ち込んでいたが、2011年4月には1313万台(1600万@2007)まで回復したが、5月は1175万台まで落ち込んだ(p37) ・震災後も資金需要(銀行の貸出)は前年比マイナス、社債発行も低水準、企業の設備投資や復興需要がそれほど多くない(p42) ・2011年4,5月は貿易赤字となった、資源高による輸入増と、震災による生産落ち込みによる輸出減が原因(p59) ・GDPが大切なのは、企業で生み出された付加価値のかなりの部分は給与で支払われるから、対名目GDP比で6~7割程度、一人当たりのGDPが伸びない限り消費も伸びない(p66) ・米国の人口はいまでも増加しているので、経済が正常ならば毎年150万戸程度の新築住宅が増加するはず、2011年4月は54万程度で低い(p84) ・2009年5月の燃料費調整制度の改定で、電力会社は資源価格の変動を料金にすばやく反映、利益を確保しやすくなった(p104) ・東京電力の筆頭株主が日本トラスティサービス信託銀行とあるが、具体的には海外の投資家や年金基金が持っている(p118) ・トヨタの地域別業績は、日本が1744億円の赤字に対して、北米やアジアで2000億円以上稼いでいる、欧州は66億円の赤字、日産は全地域で営業黒字(p137) ・空洞化の加速、財政破たん、エネルギー政策の転換、という3つの側面から、未来が早くやってくる可能性がある(p171) ・日本の鉄道の技術は世界最高水準、ハードのみならず、列車運行システムが優れている、海運についても同様、アニメやゲームの分野でも優れた技術がある(p196) 2011年12月30日作成
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※このレビューにはネタバレを含みます
コンサルタント小宮一慶さんによる震災後の日本経済についての本。いかにもコンサルタントの本と感じた。内容は、メディアなどで知られている情報に基づいて目新しいものはないが、消費者物価や鉱工業生産指数などのデータからの分析や短期的・長期的という二つ面からの俯瞰など優れた手法を使っている点は、評価できる。その一方で、日本経済の問題を解決する方策に関しては、従来から言われているような地方分権や移民受け入れなど、冗長であり、また少し焦点が曖昧になってしまった印象を受けた。しかし、総合的にみれば、優れた問題意識と大局的な視点に基づいた本であり、自分としては、このフレームワークの中で、一つ一つの分析を深めていきたいと感じさせた本であった。
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震災後の日本経済がどうなってるか、各指標と共にわかる。 わかりやすいのはいいけど、さらっとしすぎかな?
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●ガスを使って発電 液化天然ガス(lng) 液化石油ガス(lpg) で各家庭で発電 家庭用燃料電池の水素供給元もガス最有力
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失礼を承知で書かせていただくと、8割がた暗い見通しで占められた精神衛生上良いとは言えない本です。 文章自体は経済に詳しくなくても読みやすいものなので、元気な時に読みましょう。
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