水底フェスタ の商品レビュー
暗いお話でした。 誰も好きになれなかった。 登場人物はみんな自分勝手。 自分のことしか考えていない。 達也が一番かわいそうだった。
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閉鎖的な村の中のドロドロ話。とても嫌な方向に話が転がっていくのだが、主人公がどうなってしまうのか気になってどんどん読んでしまう。 真相が明かされる度に各登場人物の印象ががらっと変わっていくのが面白く、見事。終盤は怖ろしさを感じるほどだった。
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久しぶりに図書館で借りた本。 文庫になってない本はなかなか読む機会ないから図書館で借りて読むのがやっぱいいね。 閉鎖的すぎて、縛られてしまった感情の醜さが滑稽だった。 広い世界を見ろ、っていい言葉だな。(本編とは関係ない) でも、その閉鎖的な空間から逃げれない人だっているんだっ...
久しぶりに図書館で借りた本。 文庫になってない本はなかなか読む機会ないから図書館で借りて読むのがやっぱいいね。 閉鎖的すぎて、縛られてしまった感情の醜さが滑稽だった。 広い世界を見ろ、っていい言葉だな。(本編とは関係ない) でも、その閉鎖的な空間から逃げれない人だっているんだって。 縛られたままでいいんだって、思えるというか、思うしかないというか。 私は後者でありたいと思うけど、それもなかなか難しい。 生きていくって、普通って、難しい。
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音楽フェスがある小さな集落のしがらみを描いているけどかき回し役の由貴美の設定が中途半端でなんとも消化不良。 全体にドロドロしてるさまを表現出来てない感じ。ラストも腑に落ちない。
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文春から出た辻村作品は初めて読んだんだが、やっぱり今までと雰囲気違ったなー。講談社作品は青春の青い感じがすごく眩しくて、救いのある話が多いけど、これはどこまでも暗くて、ラストは正直救いがない話だと思う。でも私は好きだな。この後広海と村がどのようになっていくのか。その後のお話とかも...
文春から出た辻村作品は初めて読んだんだが、やっぱり今までと雰囲気違ったなー。講談社作品は青春の青い感じがすごく眩しくて、救いのある話が多いけど、これはどこまでも暗くて、ラストは正直救いがない話だと思う。でも私は好きだな。この後広海と村がどのようになっていくのか。その後のお話とかも気になるなー!
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閉鎖された集落で自分だけは周りとは違う感性を持っている、音楽が心から好きだしフェスにも音楽が好きだから行くし、その辺のにわかファンとは違うし!と自意識が高く周りを見下している高校生広海が集落出身で芸能界入りした由貴美と出会い恋に落ちるお話。 由貴美となら集落での孤独や憂鬱を共有で...
閉鎖された集落で自分だけは周りとは違う感性を持っている、音楽が心から好きだしフェスにも音楽が好きだから行くし、その辺のにわかファンとは違うし!と自意識が高く周りを見下している高校生広海が集落出身で芸能界入りした由貴美と出会い恋に落ちるお話。 由貴美となら集落での孤独や憂鬱を共有できる!と思って一目惚れ。あれよあれよと8歳年上の由貴美に翻弄されて恋愛なんて興味無いぶってたわりには虜になっちゃうあたりが痛くてかわいい。 集落での決まりとか隠蔽、集落全体で犯罪を隠すとか怖いけど、実際ありそうだし、鎖国だよねその考え方。集落を開くなんて、由貴美のような中の人には無理だし、結局黒船でもこない限り暴くことはできないだろうな。。。
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フェス好きなので最初はワクワクしたけど、あまりのジメジメとしたうす暗い感じで、引き込まれるけど怖かった。事実をなかったことにする、ホントに怖いことだな。
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2011.11.30読了。彼女の作品は2作目だけど、どうやら好きらしい。フェスの日には誰も死んではならない。達也の怒った理由が泣ける。
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閉鎖的な村の公然の秘密と、本当の秘密。 読むほどに何を信じていいのか分からなくなる、そんな作品でした。 ずっと読んでみたいと思っていた本なので、読む事が出来て本当に嬉しい。 どこかのレビューでは辛辣な書かれ方をしていたけれど、辻村作品らしい、奥の深い作品だと思います。 最後はスッ...
閉鎖的な村の公然の秘密と、本当の秘密。 読むほどに何を信じていいのか分からなくなる、そんな作品でした。 ずっと読んでみたいと思っていた本なので、読む事が出来て本当に嬉しい。 どこかのレビューでは辛辣な書かれ方をしていたけれど、辻村作品らしい、奥の深い作品だと思います。 最後はスッキリ晴れやか~!という話ではないけれど、いろんな考え方があり、謎は謎なまま終わるところもまたアリかなぁ。
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ありきたりの設定かな?と思いつつも力のある筆力でぐんぐんと読ませてくれる。でもいつもの辻村作品とはなにか趣きが違うぞと思い始めるのは二章の辺り、そしてそれが確信に変わるのが達也の門音への一撃からだった。 閉鎖的なムラで繰り広げられる奇妙な恋愛、奇妙な友情、復讐劇とそれを覆い隠す奇...
ありきたりの設定かな?と思いつつも力のある筆力でぐんぐんと読ませてくれる。でもいつもの辻村作品とはなにか趣きが違うぞと思い始めるのは二章の辺り、そしてそれが確信に変わるのが達也の門音への一撃からだった。 閉鎖的なムラで繰り広げられる奇妙な恋愛、奇妙な友情、復讐劇とそれを覆い隠す奇妙な連帯…重いテーマながら「最後はうまく纏めてくれるでしょ」と淡い期待を抱いたのだがこうなればという展開はことごとく裏切られた。「フェスの夜には誰も死んではいけない」の伏線はどこに行ってしまったのだろうか。 あとひと息でブラック深月の新境地となり得た作品だけに最後のグレーはちょっと残念
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