1,800円以上の注文で送料無料

スーパーテクノロジー の商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

貴重な情報が満載で、材料は最高だと思う。 スペインにはじまり、オランダ、イギリス、アメリカ、ドイツ、ロシアの各国の技術に対する姿勢を描写している。 ただし、疑問点もいくつかある。情報処理の革新は50年で飛躍的に変換した。 「たかだかパソコン」と見くびっていたのは、著者のいる日立製作所であって、日本電気ではそうではなかった。 日立製作所内部でも、パソコンだけのために命をかけ、会社の方針が合わないためにやめていった技術者もたくさんいる。 日立製作所にいるがために、見えなくなっているのではないことは確かだ。 事実をたんねんに積み上げて、事象の関連性を説明している。 しかし、本書を読んでも、よい方向が何かの指針が見えてこない。 原因は、現場の技術者の取材がないためかもしれない。 テクノロジーを超えるというのはどういうことだろう。 テクノロジーは超えるものではなく、粉すものではないのだろうか。 超えるという発想自体が、テクノロジーに支配されていないだろうか。

Posted byブクログ