夏の王国で目覚めない の商品レビュー
設定としては面白いなと思ったんですけどね。見ず知らずの人物が集まって「役」を演じるうちに事件。過去の事件が劇中劇のようになって・・・という。 でもそこに至るまでが若干強引な気もしました。そういう設定に無理にあわせて話が進んでいくというか。実際そんなにうまくいくものだとも思えないし...
設定としては面白いなと思ったんですけどね。見ず知らずの人物が集まって「役」を演じるうちに事件。過去の事件が劇中劇のようになって・・・という。 でもそこに至るまでが若干強引な気もしました。そういう設定に無理にあわせて話が進んでいくというか。実際そんなにうまくいくものだとも思えないし。首謀者側もそれなりに策は弄してはいたようですが、それでも不十分にしか思えない。いきあたりばったりの計画でよしとするような話でもなかったしなあ・・・ちょっとご都合主義な感は否めなかったかも。 ミステリ自体は・・・・オーソドックスなつくりですね。悪くはないけど新鮮味にはちょっと欠けるかな?
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「未成年儀式」よりは怖くなかったけど、ドキドキハラハラした。 犯人とかは、途中でなんとなく思ってた通りだったけど面白かった。 主人公・美咲の不安定さとかに惹きつけられた。 ミステリーよりも、美咲の成長の方をメインに読んだかな。 最初の掲示板でのやりとりが好き。 美咲以外の...
「未成年儀式」よりは怖くなかったけど、ドキドキハラハラした。 犯人とかは、途中でなんとなく思ってた通りだったけど面白かった。 主人公・美咲の不安定さとかに惹きつけられた。 ミステリーよりも、美咲の成長の方をメインに読んだかな。 最初の掲示板でのやりとりが好き。 美咲以外の参加者の事情も、もう少し詳しく知りたかった。 その後が気になる。
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カバーイラスト:くまおり純 装幀:ハヤカワデザイン 通し練習もプロンプターも無しに、 演劇素人がぶっつけでやるのは無理があると思う。。。
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三島加深なるミステリ作家に心酔した美咲は、ファンサイトでファンと交流を重ねる。そんなとある日突然メールで舞い込んできた招待状。それは「架空遊戯」なる、推理劇への参加の誘いだった。謎を解いた暁には、その作家の未発表作品をプレゼントするという。だれがなぜそんなことを企てたのか。美咲は...
三島加深なるミステリ作家に心酔した美咲は、ファンサイトでファンと交流を重ねる。そんなとある日突然メールで舞い込んできた招待状。それは「架空遊戯」なる、推理劇への参加の誘いだった。謎を解いた暁には、その作家の未発表作品をプレゼントするという。だれがなぜそんなことを企てたのか。美咲は参加を決意するが、劇のはずのその場では、次々に人が消えてゆき… …という出だしは読みやすくはあっても新鮮味はそれほどかもしれません。けれども次第に加速する、現実と劇との境目の曖昧と次々に起こるサスペンスが、読み出す手を止まらせないという感じで、結構引き込まれて読みました。だんだんと人物にも個性が出てきて、淡い恋模様も良いスパイスになっていて、なかなか濃いお話です。種明かしそのものは少しロマンティックなニュアンスになりましたが、嫌いではありません。実はXXもXXでないというのはあら、と思いましたが、読後感も悪くさせないし、良かったかも。 ラストの幕切れの仕方が、清清しくて素敵でした。美咲がいろんな意味でひとつ成長し、あらたな道をいこうとしているのがくすぐったくも微笑ましくて、良い感じでした。その後、がいつか読めたらいいなと思います。
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一気読みは出来るんだけど、話にのめり込むというよりは一歩引いて読んでた感じ。やはりリアリティに欠ける部分が気になった。
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かわいらしく温かみのある表紙とは違って、中身はプラスティックのような手触りと微熱。 ミステリ作家、三島加深(みしまかふか)のファンサイトで知り合った人々が、彼女の未発表作をめぐっての推理劇に参加する。それぞれが役割を演じながら謎を解き犯人を捜す。そんなゲームのはずが、やがて人が...
かわいらしく温かみのある表紙とは違って、中身はプラスティックのような手触りと微熱。 ミステリ作家、三島加深(みしまかふか)のファンサイトで知り合った人々が、彼女の未発表作をめぐっての推理劇に参加する。それぞれが役割を演じながら謎を解き犯人を捜す。そんなゲームのはずが、やがて人が一人消え、そしてまた一人... 主人公の女子高生、天野美咲のみが素性と本名を読者に明かされ、残りの登場人物たちは、ハンドルネームと推理劇の役名で二重の匿名性を帯びている。これは嫌でも警戒してしまいますね。 そして序盤からアレやコレやソレや、本格もののガジェットがこれでもかというくらいギュウギュウに詰め込まれています。 解決編の推理はよくできていました。 途中、サスペンスやスリラーのような展開で飽きさせない工夫あり。手堅い出来の優等生という感じです。 リアルなようでいてリアルじゃない、作り物としての面白さがありました。
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作家・三島加深のファンである7人が、未発表作を巡ってミステリーツアー「架空遊戯」に参加するという話。 このツアーでは劇のように架空の殺人事件が起き、役になりきって見事謎を解き明かすことができれば未発表作が手に入るという。 しかし、架空であるはずの劇で次々と人が消えていく。 「架...
作家・三島加深のファンである7人が、未発表作を巡ってミステリーツアー「架空遊戯」に参加するという話。 このツアーでは劇のように架空の殺人事件が起き、役になりきって見事謎を解き明かすことができれば未発表作が手に入るという。 しかし、架空であるはずの劇で次々と人が消えていく。 「架空の事件」と「現実の事件」を並走させる構成が面白い。 ルール上ゲームマスターに逆らうことは許されず、指示された内容を必死に演じながらも事件の真相に近づいていく様子はとても緊迫感がありました。 場面の移り変わりが多くテンポも良いので、ぜひ映像化したものを見てみたい。
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表紙が可愛いから大変恐ろしいミステリーにはならないだろうと、冒険で読んだ一冊。(あらすじ読むと怖そうだったので) というものの、結末に辿りつくまでは結構ドキドキでした。 夜に読まなくてよかった〜
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有栖川有栖さん推薦 「これは途中下車不可のミステリー・ツアー。終着駅は驚愕と幻惑」 清新で強靭な新鋭作家が描く2010年代のぼくたちのミステり。 読みやすかったし、設定を含めた世界観は悪くはないと思うのだが、 私的好みからはかなりずれていたため低評価。 中途半端に現実的でないのが一番の理由。ミステリ妙味もさほどのものではないと思いました。
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ふむふむと読み進めましたが…「木曜組曲」やないかッ! 映像化しやすそうな作品。 ミステリとしてはアレですけど、登場人物に好感持てます。 草薙さん、萌えー。
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