NOVA(5) の商品レビュー
伊坂さん目当てで買ったが、ホームランでもアウトでもなく。ヒットか送りバントくらい。 石持浅海さんの「三階に止まる」は、なぜかいつも三階で止まるエレベーターの話。アイデアが面白くて、他の作品も読んでみたい。 須賀しのぶさん「凍て蝶」は不思議な空気の作品。父の残した絵を買いにきた...
伊坂さん目当てで買ったが、ホームランでもアウトでもなく。ヒットか送りバントくらい。 石持浅海さんの「三階に止まる」は、なぜかいつも三階で止まるエレベーターの話。アイデアが面白くて、他の作品も読んでみたい。 須賀しのぶさん「凍て蝶」は不思議な空気の作品。父の残した絵を買いにきた女性との話。とても雰囲気が良い作品だった。なんとなく村上春樹を思い出した。
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伊坂……あのラスト書きたかっただけだろう(笑) 相変わらず伊坂は優しい話を書くなぁと思ったけど、時間ものとしてはあの手は反則に分類されるはずなのだが。 上田、図子、須賀はオーソドックスに、石持はオチの効かせかたがいい。 今回はゲーム小説で才能の片鱗を見せていた宮内悠介の金融...
伊坂……あのラスト書きたかっただけだろう(笑) 相変わらず伊坂は優しい話を書くなぁと思ったけど、時間ものとしてはあの手は反則に分類されるはずなのだが。 上田、図子、須賀はオーソドックスに、石持はオチの効かせかたがいい。 今回はゲーム小説で才能の片鱗を見せていた宮内悠介の金融屋SF。金融工学を推し進めていくとどうなるか……必読です。
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う〜ん 薦められて読んだけれど、苦手なSFだったからか、大好きな伊坂さんのもイマイチ…なんでみんながそんなに絶賛してるのか、私には読み切れなかったようで…残念。
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今までで一番面白かった巻かもしれない。どれも粒ぞろいで、アンソロジーなのに読みやめられませんでした! 笑えるものもあり泣いてしまうものもあり、一個も外れなし。なんだけど、密使だけ意味がわからなかった。。。 含めて、もう一度読み直したいです。火星のプリンセスは早く続きを。。。
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上田早夕里、図子慧、伊坂幸太郎作品がマイベスト3。いずれもきちんとSFしつつも小説として読み応えのある作品。『密使』はニクい程うまいねえ。
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近年SFが熱いらしい。編者の大森望氏の名前をよく拝見するように思う。 自分は伊坂幸太郎氏の名前を目に留め購入。 SFを中心に書き下ろしの新作短編を集めるオリジナル・アンソロジー≪NOVA≫シリーズ第五弾らしい。 ナイト・ブルーの記録 上田早夕里 例えば芸術家など、何か自分と...
近年SFが熱いらしい。編者の大森望氏の名前をよく拝見するように思う。 自分は伊坂幸太郎氏の名前を目に留め購入。 SFを中心に書き下ろしの新作短編を集めるオリジナル・アンソロジー≪NOVA≫シリーズ第五弾らしい。 ナイト・ブルーの記録 上田早夕里 例えば芸術家など、何か自分とは異なる感覚を感知することがでいるのではないかと思うことがある。 他人には共感してもらえない感覚。それでも、その素晴らしさを理解してほしかったのかもしれない。 愛は、こぼれるqの音色 図子慧 女性作家の作品なのか。セックスの快楽がテーマとあり、若干苦手なテーマである。 読み込み不足か、結局彼の正体がいまいち分からなかった。 凍て蝶 須賀しのぶ どちらかというとファンタジーに近かった。主人公と彼女と、彼らの家族にまつわる話だろうか。終わりに一気に救いがやってくる。 三階に止まる 石持浅海 名前は気になっていたけれども未読の石持氏の作品。短編集の良いところである。ホラー要素のある作品であった。また、謎解きとしてはミステリも含まれているか。 アサムラール バリに死す 友成純一 作家“友成純一”の死をめぐる話。異国とは未知の世界である。彼が特殊なのだろうが、…海外旅行が怖くなる。 大森氏の著者・作品紹介も逸品。 スペース金融道 宮内悠介 全くといっていいほどSFは知らないが、宇宙・アンドロイド・金融とはなるほど新しい気がしてしまう。 過去の研究についてや金融についてはとんと分からなかったが、何となく分かったような、分からなくても読めてしまうことがすごい。二人は良いコンビである。 火星のプリンセス 続 東浩紀 どうやらNOVA3に掲載されていた作品の続編らしい。 作品紹介の部分に前作の短いあらすじは書かれていたが、続編なので細かい内容は分からない部分も多かった。あと一作続くようだ。 密使 伊坂幸太郎 伊東計劃氏の作品の帯に伊坂さんがあったので、SFも読まれるとは知っていたが、書かれるとは! これまでも不思議な能力を持つ人間を描かれることも多かったので、あまりSF作品として書かれていても違和感はなかった。 二人の人間の今を描いた作品。どうつながるのかと思ったが、なるほどタイムトラベルものとはこういうことか。最後ニヤリとさせられる。 SFのアンソロジーなので、よく分からない作品ばかりだったらどうしようと気負っていたが、全くその必要はなかった。
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NOVAシリーズも早くも5冊目。今回も充実の品ぞろえ。 幻想的なイメージが美しい現代風雪女譚、須賀しのぶ「凍て蝶」、 歪んだ論理がいかにもな、石持浅海「三階に止まる」、 近況を知ることができるだけでも嬉しい、友成純一「アサムラール」 がお気に入り。
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伊坂のSFが秀作。タイムトラベル、超能力、セールスマン巡回問題、蟻、世界の危機、そして口に出すのもおぞましい例のアレ。大きいようで小さいような現実感はこの人にしか打てない。
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伊坂幸太郎の時間SFとか気になるじゃないか。 ●伊坂幸太郎『密使』 颯爽としたヒーローはどこにもいない。哀しい現実だ……超絶技巧の時間SF、誕生
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