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NOVA(5) の商品レビュー

3.6

39件のお客様レビュー

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2012/08/01

全体的な印象としては、これまで(1~5)のNOVAシリーズの中で最も可もなく不可もなくという感じでした。突出して面白いと思うものもないし、全くのクソと思うものもないって感じで。 強いて言えば、「凍て蝶」と「愛は、こぼれるqの音色」が結構良かったかなあと思いました。 「クリュセの魚...

全体的な印象としては、これまで(1~5)のNOVAシリーズの中で最も可もなく不可もなくという感じでした。突出して面白いと思うものもないし、全くのクソと思うものもないって感じで。 強いて言えば、「凍て蝶」と「愛は、こぼれるqの音色」が結構良かったかなあと思いました。 「クリュセの魚」を最初に読んだ時、今後の展開が楽しみだなあと思っていたのですが、回を追うごとにどんどん残念な感じになってきている気がするのですが・・・・。NOVA8でこのシリーズは完結したらしいので期待しておこうと思います。

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2012/07/30

 SFアンソロジー。  これもSFの裾野の広さを感じるラインナップ。正統派から、ミステリアスなものまでいろいろとある。  面白かった。

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2012/06/29

大森望氏の編集するSF短編集。国産SF短編が掲載される雑誌が廃刊になってしまったので、この文庫シリーズを立ち上げたらしい。伊坂幸太郎の中編が入っていることに惹かれて購入。 気にいった順 1:図子慧「愛は、こぼれるqの音色」 図子慧なんて、中学生以来だ。コバルトで硬派な感じだった...

大森望氏の編集するSF短編集。国産SF短編が掲載される雑誌が廃刊になってしまったので、この文庫シリーズを立ち上げたらしい。伊坂幸太郎の中編が入っていることに惹かれて購入。 気にいった順 1:図子慧「愛は、こぼれるqの音色」 図子慧なんて、中学生以来だ。コバルトで硬派な感じだった印象だが、あれからずっと書いていたんだな。 2:宮内悠介「スペース金融道」 「銀河ヒッチハイクガイド」みたいで愉しかった。デタラメすぎる。 3:伊坂幸太郎「密使」 期待し過ぎた。ラストは伊坂節だが、ちょっと無理がないか?

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2012/05/04

書き下ろしの日本SFの短編集です。 図子 慧の「愛は、こぼれるqの音色」のハードボイルドな感じが気に入りました。 あと、私が気に入ったのは石持浅海の「三階に止まる」。ものすごく怖くなりそうなネタをさらりと表現。 それから、伊坂幸太郎の「密使」。こんなヒーローもありか。ということで...

書き下ろしの日本SFの短編集です。 図子 慧の「愛は、こぼれるqの音色」のハードボイルドな感じが気に入りました。 あと、私が気に入ったのは石持浅海の「三階に止まる」。ものすごく怖くなりそうなネタをさらりと表現。 それから、伊坂幸太郎の「密使」。こんなヒーローもありか。ということですが、それ以上に、こんな密使は嫌だということで。

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2012/03/20

今巻は自分の好みの作品ばかり。特にお気に入りは四作。伊坂幸太郎「密使」、謎の組織の暗躍といい、伊坂さんらしさが溢れた時間SF。素晴らしい。宮内悠介「スペース金融道」、量子金融工学とかよくもまあそんな発想を、と思いましたが、その突飛な発想を含めてコミカルで楽しかったです。須賀しのぶ...

今巻は自分の好みの作品ばかり。特にお気に入りは四作。伊坂幸太郎「密使」、謎の組織の暗躍といい、伊坂さんらしさが溢れた時間SF。素晴らしい。宮内悠介「スペース金融道」、量子金融工学とかよくもまあそんな発想を、と思いましたが、その突飛な発想を含めてコミカルで楽しかったです。須賀しのぶ「凍て蝶」、幻想的な恋物語が素敵です。上田早夕里「ナイト・ブルーの記憶」、「華竜の宮」に連なる世界観の物語をまた読めたことが嬉しいです。他、東浩紀「火星のプリンセス 続」の展開がまるで読めないので続きがかなり楽しみです。

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2012/02/29
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個人的にナイトブルーが気に入った。これができれば義肢に感覚を与えることも出来るか? でも、外部からの情報の9割を占めるという視覚からの情報だから、こういうことが出来るのかもしれない。 3階にとまる これもよかった。ライトで。 密使 さすが伊坂さん。星新一っぽいおとしかただったかな。 途中で、ん?聞いたことある話しだぞ、と思ったら。群れのルールかぁ。 火星のプリンセスは未読。

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2012/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【ナイト・ブルーの記録・上田早夕里】 ★★☆☆☆ どうにかいじったら、おもしろいアニメになりそうな話。機械と人間が一体化してくる近未来。 ラストはナゼ詩人なのか分からないー。 【愛は、こぼれるqの音色・図子慧】 ★☆☆☆☆ ううーん。設定も、話の流れもなんだかよく分からない・・・。暗い、汚い、いやらしい。 全く好みじゃないので。 【凍て蝶・須賀しのぶ】 ★★★★☆ 最後のシーンで、「あれ?」ってなって、エーシャが娘だったとこが「ほぇー」って好み。 ラピュタと不老不死とユダヤ。 【三階に止まる・石持浅海】 ★★★☆☆ 小泉くんの推理がすごいね。 最後の「おいおい。四階の住居者よ。いったい何をやらかしたんだ。」ってとこが好き。 【アサムラール バリに死す・友成純一】 ★★☆☆☆ アサムラールってほんとにあるのかな?と一瞬思ってしまったよ。 話としてはあんまりおもしろくない。 【スペース金融道・宮内悠介】 ★★☆☆☆ アンドロイドの話。 これで終わり!?途中なのかと思ったよ。アンドロイドは首相には絶対になれないと思う。 【火星のプリンセス 続・東浩紀】 ★☆☆☆☆ 途中からでよく分からない・・。 【密使・伊坂幸太郎】 ★★★☆☆ ひー!Gが出てくる話だなんてー。 ちょっと最後の意味が分からなかった・・。残念。

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2012/01/14

書き下ろしの短編8編のSFアンソロジーです。 伊坂作品が読みたくて手にとった本ですが、あまりSFを読まないためか、新鮮で楽しめました。 特に「凍て蝶」「スペース金融道」が好きな作品です。 あまり読まない作家の作品を楽しめるのがアンソロジーのいいところですね。

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2012/01/07

SF短篇集。伊坂幸太郎につられました(^_^;) 伊坂幸太郎の「密使」も面白かったんですが、他にも「ナイト・ブルーの記憶」(上田早夕里)、「三階に止まる」(石持浅海)が個人的に好きでした。 このお二方の作品も、今度読んでみようと思います!

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2012/01/01

 わが家の大晦日。長女は予備校、次女は郵便局アルバイトの後すでに初詣に出かけており、三女は学校の宿題を紅白みながらやっている。親父は、紅白にはあまり興味はなく、格闘技がない今年は読書三昧としている。  で、大期待のNOVA5!  オープニングは「ナイト・ブルーの記録(上田早夕...

 わが家の大晦日。長女は予備校、次女は郵便局アルバイトの後すでに初詣に出かけており、三女は学校の宿題を紅白みながらやっている。親父は、紅白にはあまり興味はなく、格闘技がない今年は読書三昧としている。  で、大期待のNOVA5!  オープニングは「ナイト・ブルーの記録(上田早夕里)」。海関係だが、ふわっとしたイメージの秀作。続く「愛は、こぼれるqの音色(図子慧)」ってのはイマイチ理解しづらい。テーマがテーマだし、面白くないといってもよいだろう。オカルトチックな「凍て蝶(須賀しのぶ)」はどこかで読んだような気がする。長寿命のヒロインがそう思うのだろうが、きっと気のせいだ。  続くエレベーターのオカルト話は結構楽しい「三階に止まる(石持浅海)」。この作家期待できそうな気がする。次は駄作「アサムラール(友成純一)」、さらに読む気がしなかった「スペース金融道(宮内悠介)」、好みではない「火星のプリンセス・続(東浩紀)」と流し読み。  そして今回もっとも期待の時間SF by 伊坂。「密使(伊坂幸太郎)」。とても楽しみなので、これは明日(=2012年)のオープニングに残しておくことにした。正月はこれを読もう!  ということで、2012年あけましておめでとう。他人から6秒だけ時間をもらうことができる主人公が、未来を守るための任務を背負って活躍する。いやぁ、面白い。「私」と「僕」が大活躍。再読しないと意味が分からなかったのだが、わかってしまうと面白い。  平行宇宙をさりげなく否定しながら、蟻やらゴキブリやらを使っての未来&過去改変物語が進む。気が付くと読者は世界Aと世界A'の平行宇宙に浮かんでいるという物語。この作品だけでもよかったな。

Posted byブクログ