幸・不幸の分かれ道 の商品レビュー
ユーモアエッセイで有名な著者のまじめな語り。本自体は薄いけれどもいろいろと考えさせられ奥が深い。緻密な思考とユーモアの2本柱がキーポイント。1方向から眺めるのではなく視点を変えて多角的に見る。ユーモアを交えることで苦難や不幸を和らげる。考えて考えて考える。ちょっと見方を変えてみる...
ユーモアエッセイで有名な著者のまじめな語り。本自体は薄いけれどもいろいろと考えさせられ奥が深い。緻密な思考とユーモアの2本柱がキーポイント。1方向から眺めるのではなく視点を変えて多角的に見る。ユーモアを交えることで苦難や不幸を和らげる。考えて考えて考える。ちょっと見方を変えてみる。深刻になり過ぎないためのユーモア。みんないろいろなことを経験し、いろいろなことを考える。そんなとき、人生を楽しく生きられるか、幸せに生きられるか、少なくとも不幸だと感じずに生きられるか。まじめで考え込みやすい人にこそ読んでほしい。人生を楽しく生きるとは人生を楽に生きることにもつながるのではないか。もちろん軽い意味ではない。いい加減に生きることではない。よく考えて生きる。今の自分を別の角度から眺めてみる。偏った価値観ではなく様々な価値観があることを知る。そのためには様々な人と接することも大事だ。自分への負担を軽くする。人間は一人では生きられない。関わりあい、支えあって生きている。緻密な思考とユーモアを鍛えることで自分だけでなく周りの人も人生を幸せに生きられる。
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考え違えとユーモア~一面的な考え方をやめましょう・・・重大視せずに自分で自分を笑えるぐらいのユーモアが必要です~あんまり格好つけても仕方ない。だって自分で気に入っている美点だって大したことない。欠点も同じ。最後の章だけ読めば事足りるけど,あちこちに自虐的な文章があって笑えるから時...
考え違えとユーモア~一面的な考え方をやめましょう・・・重大視せずに自分で自分を笑えるぐらいのユーモアが必要です~あんまり格好つけても仕方ない。だって自分で気に入っている美点だって大したことない。欠点も同じ。最後の章だけ読めば事足りるけど,あちこちに自虐的な文章があって笑えるから時間潰しに良い
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哲学者である著者、タイトルで惹かれ手にした一冊であり、さぞ何やら型苦しいのでは?と読み始めたが、そうではなかった。 著者は、昔、哲学的な本を2,3ページ読んでも嫌になる そんな哲学が嫌いと言われるだけあり、無知な自分でも 凄く解りやすい本でした。 考え方で不幸になるのが『一面的...
哲学者である著者、タイトルで惹かれ手にした一冊であり、さぞ何やら型苦しいのでは?と読み始めたが、そうではなかった。 著者は、昔、哲学的な本を2,3ページ読んでも嫌になる そんな哲学が嫌いと言われるだけあり、無知な自分でも 凄く解りやすい本でした。 考え方で不幸になるのが『一面的なものの考え方』。 偏った先入観、誤った推論、能力や欲望の重大視とかが一面的な見ないという誤りに。 確かに、日常的に思う数々の事例が、フムフムと可笑しく納得させられました。 重大だと思ってることを、「大したことではない」と視点を変えて見るのは難しいけど、そんな時非常に大切なのは『ユーモア』だと。 難病を患っているから、解ることだが過度にそのことだけに囚われていると、痛さや辛さを深刻に感じるものである。 苦難や不幸に立ち向かう武器は、ユーモアであり、笑いであると思う。 そのようなユーモア精神こそが、不幸をやわらげるし、乗り越えることができると自分も思った。
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これもじゃけよみ(表紙絵にひかれてよみました)のひとつ 哲学なんてむずかしくって・・・ とおもってましたが、 よんでみると 日々の生き方をもう一度見直すきっかけになりました。 ちがう側面から見ること、 ユーモアを失わないこと、 笑いを失わないこと、 そんなことをあらためてか...
これもじゃけよみ(表紙絵にひかれてよみました)のひとつ 哲学なんてむずかしくって・・・ とおもってましたが、 よんでみると 日々の生き方をもう一度見直すきっかけになりました。 ちがう側面から見ること、 ユーモアを失わないこと、 笑いを失わないこと、 そんなことをあらためてかんがえました。
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ついついものごとの一面だけをみて良いとか悪いとかを判断してしまいがちだし、当たり前のことも正しいものだと先入観を持ってしまうけど、そもそも人間とは考える力が貧弱な生き物で、頭の良いデカルトだって間違える。だから、真理を徹底的に追求しようじゃないか。なぜ?なぜ?本当?(あ~、疲れる...
ついついものごとの一面だけをみて良いとか悪いとかを判断してしまいがちだし、当たり前のことも正しいものだと先入観を持ってしまうけど、そもそも人間とは考える力が貧弱な生き物で、頭の良いデカルトだって間違える。だから、真理を徹底的に追求しようじゃないか。なぜ?なぜ?本当?(あ~、疲れる!)でも、まずは、そういう「綿密な思考力」が幸・不幸の分かれ道なのだと著者は言います(さすが哲学者)。 次に大切なのは、「ユーモア」だそうです。イギリス人は、非常にユーモアのセンスを大事にするけど、これはただ単に人を笑わせることだけではないんですね。つらいことに直面したり、深刻な事態に陥っても、つらいその一面ばかりを過度に重要視するのではなく、かえってそんな自分を客観的に見つめ、ユーモアをさらっと言う。特に、イギリス人の「自分を笑う」センスは、アメリカ人もかなわないようです。 生きるための武器としての「考えること+ユーモア」ということを言葉にしたことは、何かとても新鮮に感じました。
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ものの一面しか見ていないという状況であることに早く気づくことが幸いへの道。不幸だと思うならば、積極的に視野を広げるべき。
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推薦理由: 思い違いで不幸にならない為に、「緻密な思考」で常識や先入観を見直すべきだという事と、不幸を乗り越える上で「ユーモア」が何より有効だという二つの事を中心に、哲学者である著者が、ユーモアを交えて語っている。 常識のように思っていたことが、ただの先入観だった事に気付かされ、...
推薦理由: 思い違いで不幸にならない為に、「緻密な思考」で常識や先入観を見直すべきだという事と、不幸を乗り越える上で「ユーモア」が何より有効だという二つの事を中心に、哲学者である著者が、ユーモアを交えて語っている。 常識のように思っていたことが、ただの先入観だった事に気付かされ、人生観が少し変わるかもしれない。 内容の紹介、感想など: 哲学では、どんなに当たり前に見える事でも、本当にそれが正しいのかどうかを疑い、緻密に考える事で真理の探究をする学問であると述べ、我々が当たり前だと思っている多くの事の中には不幸の原因になっているものもあるので、「当たり前のことを疑う」という方法で不幸を軽減することができると語っている。 緻密に考えると、「自然に従う事が正しい」「価値観の異なる相手を批判することはできない」「能力を伸ばすべきだ」「自分の真の欲求を満たすことが幸福だ」「目的を持ち、それを追求するのが充実した人生だ」などの当たり前だと思われている事が実は疑わしいものだと断じ、その理由を説明している。また、「人生を一面的にしか見る事が出来ないと、不幸に感じる事が多い」と述べ、何事も多面的に捉える事の大切さを語っている。 そして、「ユーモアとは笑ったり笑わせたりすることが目的なのではなく、ユーモアの精神は不幸に襲われた時にそれを和らげるために必要なのである」という事を、イギリス滞在中のエピソードを紹介しながら説明している。 物事を多面的に捉え、緻密に考え、ユーモアの精神を持つことが人生を幸福だと思える秘訣らしい。 これからの人生を幸福に過ごしたい人は、参考にしてみては如何だろうか。
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いろいろな角度からモノを見てみなさいということ。 当たり前のように感じていたこと(でも私がなかなか周りから賛同を得られていなかった)が書かれていて、気持ちがすっとした。 少なくとも一年は取り返せない失敗をした直後だったのでなおさらすっとした。
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表紙読み。これは反則だ!(笑) 哲学とは何たるか?やっぱりわからないな。「疑う」ことを知らずに大人になっていくことがこわい。 経済は人間の気まぐれに依存している。 たまに出てくる学問的な話が楽しい。ヒマができるから学問ができる。ソクラテス。日常。
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先日読んだ「希望を運ぶ人」のテーマが、ものの見方、だった。 いきづまったりした時に、ものの見方を変えると幸せへのヒントが見えるという。 この「幸・不幸の分かれ道」も、切り口は違えど、似たようなテーマだった。 著者の土屋賢二さんは、哲学者であるらしい。 後ろの著者紹介は自分で書い...
先日読んだ「希望を運ぶ人」のテーマが、ものの見方、だった。 いきづまったりした時に、ものの見方を変えると幸せへのヒントが見えるという。 この「幸・不幸の分かれ道」も、切り口は違えど、似たようなテーマだった。 著者の土屋賢二さんは、哲学者であるらしい。 後ろの著者紹介は自分で書いたものだろうか。とてもまじめにふざけている。(笑) 哲学と言えば、なんとなくロダンの考える人的なイメージがあるんだけど (実際、学生のころの哲学の先生はクソまじめな先生だった) この著者の本なら面白いに違いないと、手に取った。 哲学という「考えること」を研究対象としているだけあって、 本の構成とかがよく考えられていると思う。 文章は読みやすく、ちょいちょいっと自虐的なユーモアが差し込まれていて すいすいっと読み進められるし、頭にも入ってくる。 この本自体は、「世の中で言われている、幸せになるための条件とは、 はたして本当にそうなのか」という問いかけをしており、普通の感覚で言えば 屁理屈だろう、という反論もしており、哲学の基本に沿っている。 でも最終的には、気持ちがとても軽くなる結論(推論?)で結ばれていて、 別に物語じゃないけど、読後がさわやかだ。 心がちょっと軽くなるっていうか。 学生の頃、哲学の授業を自ら進んで受けたのだけど、哲学って人間らしく幸せに 生きるために追及されるものなのに(そう教わった)、 そんなうんうん考えてるのは、全然幸せじゃないなぁと思ったりした。 屁理屈をこねくり回すのは嫌いじゃないので、面白い授業ではあったけど。 でも、この土屋先生は、笑う哲学者と自称しているそうで、興味深い。 幸せを感じるためには、ユーモアが必要だと主張しているが、本当にその通りだと思う。 ただ、ユーモアって言葉の定義が難しい。というか厳密には定義されていない気がする。 日本語になると、他人を笑わせる事や奇抜さと直結している気がするが、ユーモアの本場 イギリスでは、ちょっと違うような感じだ。 もともとは、体液という意味の言葉から派生したらしいけど、humanと言う言葉と 関係が深いらしい。らしいばかりで申し訳ないけど、そうらしいと習ったんだから仕方ない。 この本を読んで感じたのは、ユーモアってのは「心のゆとり」と何か関係がありそうだということ。 土屋賢二さんの他の著書もぜひ読んでみたい。
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