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福島 原発と人びと の商品レビュー

4.4

23件のお客様レビュー

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2011/09/16

虚しさ、無力感を感じる。 保身のために多くの人々が騙され被爆していく。 この殺人行為が国家の名のもとに行われているのか。 やっぱりこの国は致命的に駄目なのだと思う。

Posted byブクログ

2011/09/16

放射能から身を守る方法。御用学者、IAEA、原発推進政治家・・・から身を守ればいい・・・という発想がいい。 日本政府がチェルノブイリから学んだことは秘密主義だけ。 一番恐れることは、フクシマが収束すれば、収束したのだから安全だ・・という神話が再び生まれることだろう。

Posted byブクログ

2011/08/27

 本書は、二つの世界を描こうと試みてきた。一方には、土地を愛して守り続けてきた人びと、生命につながる作物を作ってきた人びと、土地や森や海の恵みを大切にしてきた人びとがいる。その人びとは今、その地から引きはがされ追放されていく。そして子どもをどのように守ればいいのか、何を食べればい...

 本書は、二つの世界を描こうと試みてきた。一方には、土地を愛して守り続けてきた人びと、生命につながる作物を作ってきた人びと、土地や森や海の恵みを大切にしてきた人びとがいる。その人びとは今、その地から引きはがされ追放されていく。そして子どもをどのように守ればいいのか、何を食べればいいのか、うろたえている。  もう一方には、原発事故が放射能という牙をむいてあらわにした、この世界を支配する原子力産業という得体のしれない巨大な構造がある。その力に操られる医学者たち、メディア、政治家たちがいる。特に医学者たちの罪は大きい。彼らは自分たちがこれまで行ってきた医学調査が、多くの限界をもつことや、また異論をもつ多くの医学者たちもいることを無視し、限られた経験と知識とを絶対の真実であるかのように振りかざし、安全と危険の線引きをしている。そしてまだ結果が表れていない領域を、無理に「安全の領域」に組み入れようとする。(p210)

Posted byブクログ