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ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由 の商品レビュー

3.7

56件のお客様レビュー

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2021/05/20

元上司が、兎に角、毎期の数字の記憶力が凄くて、ある日、どうやって覚えてるんですか?って聞いたら、「頭の中に箱があって、そこに入れとく」って言われて、ちょっと何言ってるのかよく分からなかったんだけど、この本を読んでみたら、紀元前五世紀から伝わる記憶術「記憶の宮殿」と似たような方法だ...

元上司が、兎に角、毎期の数字の記憶力が凄くて、ある日、どうやって覚えてるんですか?って聞いたら、「頭の中に箱があって、そこに入れとく」って言われて、ちょっと何言ってるのかよく分からなかったんだけど、この本を読んでみたら、紀元前五世紀から伝わる記憶術「記憶の宮殿」と似たような方法だったのかと…ちなみに『ヘレンニウスへ』という本があるらしいのだが、日本語訳はAmazonにあるものの分量と内容は驚くほど少ない。原典にあたれる人はあたっても良いかも? この本は、記憶術に関するハウツー本では無くて、とある記者が記憶術の大会の取材から競技者に転身?して、全米でチャンピオンになるまでのストーリーが書かれています。 現代と違って、紙が貴重な時代の情報が残るのって口伝って言われものがある程度の長期にわたって使われていたはずで、記憶術のスキルが高い人が貴重だったんだろうなとは思う。 「18世紀の初め、オランダの詩人、ヤン・ルイケンは次のように書いている。   脳に刻み込まれた一冊の本は   書棚にある1000冊の分の価値がある 古代から中世にかけての読書の仕方は、こんにちとはまったく違っていた。覚えるだけではなく、書かれていることについて考える。牛のようにそれを何度も何度も咀嚼する。その過程で本の内容についての知識を深め、自己の一部にする。」 情報が氾濫する現代では、大量の情報が生み出されてコピーされ続けて、それに翻弄される… 脳に刻み込まれた一冊の本をどうやって見つけ出せるか? 因みに、今は、古代アボリジニの記憶術の方が良いらしい。 https://gigazine.net/amp/20210520-ancient-australian-aboriginal-memory-tool?__twitter_impression=true

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2020/12/24

1年で全米記憶力大会でチャンピオンになった人の話である。いかに記憶力を鍛えていくのかと言う技術よりも比較的ストーリー的な内容となっています。全米記憶力チャンピオンになるまでの経緯やそのプロセスが描かれています。記憶力を上げるためにはいかにイメージ力が大切かということが勉強にはなり...

1年で全米記憶力大会でチャンピオンになった人の話である。いかに記憶力を鍛えていくのかと言う技術よりも比較的ストーリー的な内容となっています。全米記憶力チャンピオンになるまでの経緯やそのプロセスが描かれています。記憶力を上げるためにはいかにイメージ力が大切かということが勉強にはなりますが、その他はただ単に全米記憶力チャンピオンになった方の物語と言う感じです。発売されて米国アマゾンなどで大ベストセラーとなった本ではありますが、それほど内容が濃い本と言えないと思います。

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2020/10/02

私はこれまで物事を記憶する事にあまり意味を見出さなかった。 PCやスマホの外部記憶装置からいつでも好きな時に私の曖昧な記憶ではなく、ほぼ正確な記憶を引き出すことが今は可能となっている。意味のない数字や年号等の記憶をテストして何が意味が有るのかとこれまでは思っていました。そんな事に...

私はこれまで物事を記憶する事にあまり意味を見出さなかった。 PCやスマホの外部記憶装置からいつでも好きな時に私の曖昧な記憶ではなく、ほぼ正確な記憶を引き出すことが今は可能となっている。意味のない数字や年号等の記憶をテストして何が意味が有るのかとこれまでは思っていました。そんな事に時間を使うよりも新しいものを創造する事にこそ人生のエネルギーを注ぐ事が重要なことではないかと思っていました。 しかしこの本を読んで明らかに考え方が変わりました。 人間は記憶の集合体であり、自分がどう感じ、どう行動するかは自分が覚えている事によって決まるのであり、私たちのアイデンティティは記憶によって形成され、新しく記憶する事によって一瞬一瞬に変化していくもので有る事がよく分かった。 もちろん外部記憶は有能なブレーンであり、今はそれ無くしては活動ができない時代となった。 年老いたら誰もがなりうる認知症は記憶の役割が人間の生活にいかに大事か教えてくれる。 しかし私たちは記憶がいかにしたら無くならならないように出来るかについて未だ答えを見いだせていない。

Posted byブクログ

2020/02/22

ジャーナリストである著者が、1年間の練習ののちに全米記憶選手権に挑み優勝するまでの話。 記憶することで人格が形成されていくというのは、全く記憶ができない人の事例を知りなるほどと思った。 記憶することが外部化されている中でも、自分の人格形成のため、空間記憶を利用した「記憶の宮殿」...

ジャーナリストである著者が、1年間の練習ののちに全米記憶選手権に挑み優勝するまでの話。 記憶することで人格が形成されていくというのは、全く記憶ができない人の事例を知りなるほどと思った。 記憶することが外部化されている中でも、自分の人格形成のため、空間記憶を利用した「記憶の宮殿」は試してみようと感じた。

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2019/05/04
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※このレビューにはネタバレを含みます

記憶の宮殿(場所記憶法)、数字変換法(アルファベットに)など トニー・ブザンも記憶法が出発点。 ただ、筆者も述べているように、学校はいざしらず、人生では記憶法だけが全てではない。

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2018/02/11

記憶の宮殿。これを若い頃に知っていれば、もうちょい華やかな人生がおくれていたかも。アインシュタインとムーンウォークする。原書のタイトルは素晴らしいな。読み応えのあるノンフィクです。

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2017/07/28

記憶力って天分なのかと思っていたけど、この本を読んで、誰にでもできる技術なんだとわかった。 文字のない時代、記憶の技術は今より重要だった。暗記型の勉強は軽蔑すらされる今日、私たちは、その技術を教えられなかった。 スタートとしては遅いが、この技術を使って、いろいろ覚えてみたい。

Posted byブクログ

2017/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読了。参加型ジャーナリズムとして自ら記憶術トレーニングに取り組んだ著者が、記憶術に関する歴史的な推移、サヴァン症候群への取材、記憶に関する脳科学的な知見等を叙述したもの。記憶術については従前の各書の記述と代わり映えはしないが、場所法・イメージ法など網羅的かつ具体的に記憶法について書いていたり、記憶を紐帯とするインタビューが豊富であることなど、まずまず楽しめる。なお、はじめて場所法に取り組む場合、慣れ親しんだ場所、例えば、昔住んでいた家などを目安としてみることは参考になった。

Posted byブクログ

2016/06/18

全米記憶力選手権に出場した作者の体験記。 作者の知識量には舌を巻くが、 それが災いし、少々読みづらい。 アメリカの有名人の名前を羅列されるが、 日本人にとってはさっぱり分らない。 他の人も指摘しているが、 あまり実用的な本では無かった。 面白かったけど、少々残念。

Posted byブクログ

2016/05/05

記憶に関するテクニック、偉人、学問的な見方が著者が全米記憶力選手権に挑戦し、優勝した話をベースに語られる。実生活で役立つような記憶術を求めている人にとっては冗長に感じられるかもしれない。

Posted byブクログ