我が家の問題 の商品レビュー
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友達にお勧めしたついでに2回目。やっぱり良い!1回目は2018年。比較的新婚で子どもがいなかった頃。 『夫とUFO』子どもも大切だけど夫も同じくらい大切だよな~と思った。「今は子どもより夫なのだ。」ってフレーズが初めて読んだ時から好き。 『里帰り』帰省どうするか問題。既婚者には興味深い話題。正解はない。本当に各家庭それぞれ。1回目は、既婚者の帰省って義務的で面倒なイメージがあるが、「新しく親戚ができるのは楽しいこともある」と自分の経験と照らし合わせて読んだ。 子どもが生まれた今は、また違う感想。 家族の問題って本当にマニュアルがないし、誰しもが何かしら悩みがあり、それを全部は表に出せずにそれぞれがんばって生きてるのだと思った。
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家シリーズ第2弾。ありふれた日常の断片を切り取った短編6集。誰もが「あるある」と思えるありふれた日常。そこから少し成長する姿みたいなものも描かれています。「里帰り」が特に好みだった。
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再読 様々な夫婦、家族の問題が描かれていて 全く同じではないけれど 自分の家庭も色々あるので 少しずつ共感できて、ハラハラできて ホッとできた。 特に「妻とマラソン」 奥さんの行き場のない孤独の向かった先に 家族からの理解と応援があって うるっとした。
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どんな家庭でも、他所からはわからない問題が大なり小なりあるんだろうな。そんなそれぞれの我が家の問題を取り上げた短編集。「甘い生活?」や「里帰り」などは共感するところがある。最後の「妻とマラソン」は家族が一致団結して母のマラソン完走を、応援する姿が素敵だった。
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平成の夫婦関係、家族関係を描いた6編の短編集。 2011年刊行ということで、現代には少ないタイプのお父さんや会社員がいて、懐かしく面白かった。 特に妻とマラソンという最後の短編が、面白かった。 ベストセラー作家と専業主婦の妻。 専業主婦の妻が、夫にも遠慮がちになり、普通の主婦...
平成の夫婦関係、家族関係を描いた6編の短編集。 2011年刊行ということで、現代には少ないタイプのお父さんや会社員がいて、懐かしく面白かった。 特に妻とマラソンという最後の短編が、面白かった。 ベストセラー作家と専業主婦の妻。 専業主婦の妻が、夫にも遠慮がちになり、普通の主婦の仲間とも話が合わなくなり、孤独を募らせる中、マラソンに打ち込んでいく。その妻の姿を見て、年頃の息子たちをふくめて、妻を応援してまとまっていく。
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それぞれの家庭が抱えている問題を6遍の 短編にした作品。 〈甘い生活?〉 田中淳一は、新婚二ヶ月目だと言うのに、家に帰りたくない。 〈ハズバンド〉 井上めぐみは、合コンで知り合い、結婚した夫が、実は仕事ができない、お荷物社員だとわかった。 〈絵里のエイプリル〉 高校3年の浜...
それぞれの家庭が抱えている問題を6遍の 短編にした作品。 〈甘い生活?〉 田中淳一は、新婚二ヶ月目だと言うのに、家に帰りたくない。 〈ハズバンド〉 井上めぐみは、合コンで知り合い、結婚した夫が、実は仕事ができない、お荷物社員だとわかった。 〈絵里のエイプリル〉 高校3年の浜田絵里は、両親が離婚したがっている事を知った。 〈夫とUFO〉 専業主婦の高木美奈子の夫、達夫がUFOを見たと言い出した。しかも、最近は交信も出来ると言う。 〈里帰り〉 新婚の岸本幸一・沙代夫婦は、結婚して初めてのお盆休みに、それぞれの実家に帰省することになった。 〈妻とマラソン〉 小説家の大塚康夫の妻・里美が、ランニングにはまった。 みんな悩んで、前向きに解決していく姿がいい。
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いろんな夫婦、家族のお話。 ・新婚なのに妻が完璧過ぎて落ち着かない夫婦の話。 ・仕事が出来ないらしい夫にがっかりしつつも夫を支えていく覚悟をする妻の話。 ・高校生の娘が、両親が離婚しようとしてることを知る話。 ・毎日帰宅が遅い夫が、UFOと交信していると知り、衝撃を受けた妻のカ...
いろんな夫婦、家族のお話。 ・新婚なのに妻が完璧過ぎて落ち着かない夫婦の話。 ・仕事が出来ないらしい夫にがっかりしつつも夫を支えていく覚悟をする妻の話。 ・高校生の娘が、両親が離婚しようとしてることを知る話。 ・毎日帰宅が遅い夫が、UFOと交信していると知り、衝撃を受けた妻のカッコよすぎる判断。 ・結婚して初めての長期休暇に、ハワイを諦めて互いの実家にいく話。 ・専業主婦の妻がフルマラソンに挑戦することで、家族が久しぶりに盛り上がる話。 どれも良かったけど、最後のマラソン大会はゴールシーンで泣けた。妻を思いやる夫の思慮深さと優しさに感動した。夫が素晴らし過ぎて羨ましいな。笑
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家庭・仕事の問題・悩みに直面した家族が悩んだり迷ったり、周りの人に相談したりしながらその問題を乗り越え絆を深め、一歩前に進んでいく話、全6話。 第5話の『里帰り』と第6話の『ランニングと妻』が好き。 第5話は、新婚夫婦が結婚後初のお盆にお互いの実家に帰省するべきかという悩みに直面。親・会社の同僚の意見も聞くが、ちゃんと2人で話し合い、本音なら海外旅行に行きたい気持ちを抑え、親・親戚のことを考え帰省。 結果的に義理の両親、親戚とのコミュニケーションを重ね、絆を深めていく姿に懐かしさを感じた。 第6話の、ランニングに打ち込む妻は有名小説家の妻。近所の専業主婦から羨望や僻みを受け、孤独な日々を過ごしているが、マラソンにハマり、その妻のためにと夫が東京マラソンへの参加を提案。 息子2人も協力して無事完走を目指す過程は家族の温かさ・絆を感じ、心がほっこりした。 どこの家庭もいろんな些細な問題や悩みがあって、不安になったり迷ったりするけど、ちゃんと向き合って、家族を信じて共に乗り越えて絆が深まっていく様子が元気をくれ、家族・夫婦っていいなと思った。
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いずれもフツーの家庭にあってしかるべき問題だわね。もっとも、ここに載せられる妻たちは『里帰り』の沙代を除いて皆さん専業主婦のようだから、なおさら生じやすい問題なんだろう。うそかまことか、コロナ離婚なるものが生じておるようで、まあ確かにひとつ屋根の下で夫婦が四六時中過ごすなんてのは...
いずれもフツーの家庭にあってしかるべき問題だわね。もっとも、ここに載せられる妻たちは『里帰り』の沙代を除いて皆さん専業主婦のようだから、なおさら生じやすい問題なんだろう。うそかまことか、コロナ離婚なるものが生じておるようで、まあ確かにひとつ屋根の下で夫婦が四六時中過ごすなんてのはおぞましい。かつてクルーズ客船で一人旅した際に、壮年夫婦が日を追うごとに不仲になっていくのを目の当たりにしたっけ。客室にいるときゃもちろん、食事も余暇も常に一緒で航行中は逃げ場もないんだから、よほどのオシドリか双方忍耐の塊ではない限り地獄、いや地獄は言い過ぎだけどトラブルでしょうよ。そもそも非日常を求めて旅をするに、日常以上に配偶者と過ごす船旅なんて選ぶのがいかがなものか。初日は「この旅は子どもがプレゼントしてくれました」なんてエビス顔だったのに。そんなんを思い出しながら、せつなく読み終えた。
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妊娠して頭が働かなくて、軽いものが読みたくて手に取ったら、これがとっても楽しめた! 会社でお荷物扱いされてそうな旦那にやきもきするかと思いきや弁当作りで応援する妻や、突然UFOにかぶれた旦那に仕事を辞めたらいいと言う妻や、売れっ子小説家の妻が東京マラソンに挑戦する話(こうして並べ...
妊娠して頭が働かなくて、軽いものが読みたくて手に取ったら、これがとっても楽しめた! 会社でお荷物扱いされてそうな旦那にやきもきするかと思いきや弁当作りで応援する妻や、突然UFOにかぶれた旦那に仕事を辞めたらいいと言う妻や、売れっ子小説家の妻が東京マラソンに挑戦する話(こうして並べると妻の話ばっかりみたい)どれも素直に家族っていいなと思えるものが多くてほっこりできた。 自分の世話を焼こうと奮起する妻にげんなりしてる旦那は、育児中の身からすると(そうじゃなくても)羨ましいけどな~。自分のことは自分でやってほしいもの!その「自分で」の範囲もね、食べ終えた皿をシンクに下げるだけか洗い終えて食器棚に戻すところまでかとか判断は人それぞれなんだけどね…。
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