古代史 この「七つの真実」はなぜ塗り替えられたのか の商品レビュー
私自身久しぶりの古代史本でした。教科書的歴史について、少し忘れかけている中で、本書タイトルに引き込まれ、つい読み始めました。その事例にある背景と他文献との整合から、論理的にあるべく形、関係性を著者の視点で明らかにされています。古代史はその文献精度から、何があったのか想像によるとこ...
私自身久しぶりの古代史本でした。教科書的歴史について、少し忘れかけている中で、本書タイトルに引き込まれ、つい読み始めました。その事例にある背景と他文献との整合から、論理的にあるべく形、関係性を著者の視点で明らかにされています。古代史はその文献精度から、何があったのか想像によるところが大きく、私自身も想像力を掻き立てられるものでした。本書は教科書的定番との比較であることから、定番を再確認しもう一度読み直すのも良いかなと思いました。特に聖徳太子のところは興味をそそられる内容でした。
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図書館で借りた。 関裕二さんの現在の論説をまとめた本。 個別の話題にはそれぞれ本が出るほどの内容があるけれど それぞザーッとおさらいして読むのには 分かりやすくて面白い。
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古今東西歴史書は時の権力者を正当化するものだと考えれば、筆者が主張する日本書紀は藤原家を正当化する目的の為に前世代権力の物部氏を貶めているという主旨は説得力がある。 権力者=戦争の勝者とすれば、中国韓国に阿り自虐史観を徹底してきた戦後日本の進歩的歴史家の姿勢にも通ずると思う。 古...
古今東西歴史書は時の権力者を正当化するものだと考えれば、筆者が主張する日本書紀は藤原家を正当化する目的の為に前世代権力の物部氏を貶めているという主旨は説得力がある。 権力者=戦争の勝者とすれば、中国韓国に阿り自虐史観を徹底してきた戦後日本の進歩的歴史家の姿勢にも通ずると思う。 古事記ブームに乗って飛鳥時代の歴史を読み直そうかと思っているが、 大いに参考にさせて頂きます。 著者自身によるあとがき2ページは簡潔にその主旨がまとめられており、あとがきとしては秀逸。本文を読む意欲は3章目ぐらいで失せてしまったほど。 筆者の他著書のタイトルだけを眺めてみたが、この2ページ読めば十分かと思えてきた。
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関さん論ががっつりなので、全く知らずに読むとかなりびっくりしそう。 論拠というよりも、こう考えることが出来る ということを、だからこうだ!と説明してるように私は感じるので、結構置いてけぼりを食らってるように感じます。←ほぼいつも。 要は藤原氏の陰謀って結論。
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