1,800円以上の注文で送料無料

ウォール街のランダム・ウォーカー 原著第10版 の商品レビュー

4.4

43件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/01/18

【みきまるさん株式投資本オールタイムベスト2017年版第49位】 投資をしている人で、 読んだことがない人がいないくらい有名な本。 いわゆる、効率的市場仮説のバイブル。 初版は1973年でほぼ4年に一度の割合で新版が出ている。 言ってることは、とっても単純。 現在の株価は、将...

【みきまるさん株式投資本オールタイムベスト2017年版第49位】 投資をしている人で、 読んだことがない人がいないくらい有名な本。 いわゆる、効率的市場仮説のバイブル。 初版は1973年でほぼ4年に一度の割合で新版が出ている。 言ってることは、とっても単純。 現在の株価は、将来に対するあらゆる情報を 瞬時に織り込むので、一貫して市場平均を上回るリターンを 上げ続けることはできない(難しい)。 だから個人投資家は、マーケットに勝つなどと 馬鹿なことは考えず、黙ってインデックスファンドを 長期で運用しなさいと説く。 その理由を、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析などを 引き合いに出して、あれもダメこれもダメ、 何やってもダメと徹底的にこき下ろす内容。 ランダム・ウォークとは、 物事の過去の動きからは将来の動きや方向性を 予測することは不可能である、ということらしい。 だからこそテクニカル分析なんて無意味だと。 フラフラ歩いてる酔っ払いが、 次に右に行くか左に行くか予想できないことにも例えられていた。 アカデミックな語り口が読み物として魅力的でもあり、 鼻につく点でもあるが、オランダのチューリップバブルや 南海泡沫事件などの詳細を学ぶことができ、 2017年という最新のバブルの真っ只中にある者として 常に身構えておく必要があると実感。 南海泡沫バブルで、あのニュートンでさえ 投資に失敗したというのは驚きだ。 「天体の動きなら計算できるが、 人々の狂気までは計算できなかった」 というニュートンの言葉は完全に時代を超越している。 どんな天才も、投資の世界で負けることはありうるし、 バブル相場で誰もが踊り狂う歴史も変わらないのだ。 ちょこちょこ投資の格言を挟み込んでいる構成も面白い。 特に気に入ったのはこれ。 マーク・トゥエインは投資家でもあったのか。 「10月は株式投機を行うには、特に危険な月の1つである。 それ以外にも特に危険な月としては、7月、1月、9月、4月、 11月、5月、3月、6月、12月、8月、2月があげられる」 ファンドを運営していた230ヶ月中227ヶ月で(勝率98.7%) マーケットを上回った天才数学者エドワード・ソープや、 現代バリュー投資の名手ジョエル・グリーンブラッドの見解にもあるように、 効率的市場仮説に対しては反論もあるが、 40年に渡って多くの投資家に読み続けられている本書は、 否定しようのない名著である。

Posted byブクログ

2016/11/10

市場の動きを予測しようとするのは、不老不死になるくらいムリ。それができるという投資法は、あまたある健康法やサプリメントと同じ位置づけ。信じない人も多そうだけど、私は同意。

Posted byブクログ

2016/05/05

海外へのポートフォリオ分散の必要性を感じる以外、自分にとって一切バリューがなかった。1章以外は万人におすすめしない。

Posted byブクログ

2016/01/16

投資・・・・配当や金利、賃貸料等、確実性の高い収入があり、長期保有して値上がり益を得ること 投機・・・短期間で大儲けしようとする すべてのものの価値は他人がそれを払う値段によって決まる。 市場で損する人はバブルに気付かない人(感情的に抵抗できない) 短期間で素早く儲けれる...

投資・・・・配当や金利、賃貸料等、確実性の高い収入があり、長期保有して値上がり益を得ること 投機・・・短期間で大儲けしようとする すべてのものの価値は他人がそれを払う値段によって決まる。 市場で損する人はバブルに気付かない人(感情的に抵抗できない) 短期間で素早く儲けれるような誘惑に騙されないこと 少額で小刻みに買うタイプはノーロード まとまった金額で運用したい場合はETF 節税➡グロース&インカム ポートフォリオ バランス・ポートフォリオ ➡ 優遇課税される退職金プランの枠外でやるときに                非常にいい 個別銘柄を買いたい場合➡ ①少なくとも5年間は1株当たりの利益が平均を上回る成長が期待できるもの ②企業のファンダメンタルズ価値以上の株式を買ってはいけない ③確固たる成長の見通しのある銘柄を購入すること ④なるべく売り買いの頻度を減らすこと 専門投資家に頼る場合➡年々過去の運用成績が役に立たなくなってきている 過去の実績とその後の実績に信頼関係がないということ 参考にできる情報➡ バンガードグループ、 モーニングスター リターンを上げる方法・・・・ファンドの経費率(ファンドに支払うお金が少ないほうが得をする 0.5%以下)低い年間回転率 50%以下 新興国市場のクローズド エンド ファンド ➡ディスカウント幅が10% まとめ ①市場平均以上のリターンを上回ることは非常に難しい よって個人投資家がすべきことは ①市場で達成可能なリスク、リターンを理解する ②自分の性格に合った証券の組み合わせを選ぶこと ③インデックスファンド、幅広い分散投資、年一回のリバランス、投資計画を貫く ドルコスト平均法

Posted byブクログ

2015/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

インデックス投資に関する古典本の新版。やや分厚め。様々なデータや調査結果を用いて、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を駆使する取引手法のパフォーマンスが長期間にわたってインデックスを上回れないことを明かしている。 この本を読まなくても毎月分配型投資信託は罠だ、くらいの情報は得られるが、実際に人気の投資信託は分配型が多いなど、確かに個人投資家のポートフォリオには偏りと不合理性があると思う。 個人的には、必ずしも相関係数が負でないものをミックスしてもある程度までリスクを低下できるのだという点が興味深かった。 バリュー投資派だったけど、インデックス投資やETFについても興味を持った。時間をかけずにバイ・アンド・ホールド戦略していくのは良いと思う。

Posted byブクログ

2015/05/20

「ポーカーゲームのテーブルについて他のプレイヤーを見回し、誰が「カモ」か見極められない時は直ちに立ち去るべきだ。なぜなら「カモ」は他ならぬ自分だからだ。」 インデックス投資こそ最も良いパフォーマンスをあげられると説明する本。短期的にもうけを狙うのであれば、投機をすればいいかもし...

「ポーカーゲームのテーブルについて他のプレイヤーを見回し、誰が「カモ」か見極められない時は直ちに立ち去るべきだ。なぜなら「カモ」は他ならぬ自分だからだ。」 インデックス投資こそ最も良いパフォーマンスをあげられると説明する本。短期的にもうけを狙うのであれば、投機をすればいいかもしれない。しかし、負けやすい。ITバブル、バイオバブル等様々なテーマで株の急上昇急下落が起こってきた。自分より愚かな人がより高い値段で買うだろうという心理のもとそれらは発生した。実体なんてなかったのだ。インデックス投資は値動きが少なく面白くないと感じるかもしれない。実際に私ももっとスリルを味わいたいと思う。しかし、長期的に資産を形成しようと思うならば、インデックス投資が最適だ。もし、スリルを味わいたいのなら、それ専用のお金を用意すれば良いだろう。 投資に興味があるならば、一読の価値あり。

Posted byブクログ

2015/05/13

初版から40年以上読み続けられ第10版を迎える。これだけで本書がどれだけ名著か分かろう。加えて古典的名作ではなく改版で随時最新情報が盛り込まれおり投資指南書のバイブルといえる。 著者の主張の胆は「市場はランダムウォークであり長期的には効率的市場となるからインデックスファンドが最...

初版から40年以上読み続けられ第10版を迎える。これだけで本書がどれだけ名著か分かろう。加えて古典的名作ではなく改版で随時最新情報が盛り込まれおり投資指南書のバイブルといえる。 著者の主張の胆は「市場はランダムウォークであり長期的には効率的市場となるからインデックスファンドが最もリターンが高くなる」という点である。そのためにファンダメンタル派やテクニカル派、行動ファイナンス理論まで、非常に平坦かつ明確にぶった切る。筆者の主張する理論が最も正しいかは議論の余地があるが、一通りの投資戦略の良し悪しを学ぶことができ、ウィットにも富んでおり読み易いので、これから投資を学ぶ人はまず本書を読むべきだろう。

Posted byブクログ

2015/05/02

名著「マネーと常識」を読んだ後に本書を読んで驚いた。内容がほぼ一緒である。 株取引では、手数料や税金が大きく生じるため、頻繁な取引を行わずにバイ・アンド・ホールドが良い。 市場全体に分散投資するか、インデックス連携型のファンドに投資するほうが、デイトレードやアクティブ・ファンドよ...

名著「マネーと常識」を読んだ後に本書を読んで驚いた。内容がほぼ一緒である。 株取引では、手数料や税金が大きく生じるため、頻繁な取引を行わずにバイ・アンド・ホールドが良い。 市場全体に分散投資するか、インデックス連携型のファンドに投資するほうが、デイトレードやアクティブ・ファンドより成績が良い。 ファンダメンタル投資が拠り所としているのは、不確実な将来の業績予想。 テクニカル分析は、根拠がないことがこれまでいくつも示されている。 落ち着いて、成績がよく、あまり労力を必要としない投資を行うこと。 市場の狂気の歴史を忘れないことが重要である。市場の狂気の例として、オランダのチューリップ球根のバブル、イギリス南海泡沫会社のバブル。

Posted byブクログ

2015/04/26

14章だけでも読んでおいた方が良い本だと思います。 投資の歴史や投資方法についての解説が数多くされていてとても良いです。 勝ち続けることはとても難しくいずれ負ける。

Posted byブクログ

2015/02/15

10版も重ねている事実は、この本の内容がなにかしら「真理」に近いということなのか。一方で、真理が不滅でも、自分自身が不滅ではないところは悩ましい。

Posted byブクログ