隊商 の商品レビュー
私が持っているのは、1977年刊の旧版です。ファンタジー好きの当時の私は、「枠小説」の仕掛けに魅了されました。
Posted by
ハウフって、知らなかったんです。 図書館の児童書コーナーで妙に気になる、このシンプルなタイトル。 隊商(キャラバン)に、ふらっと仲間入りした男と、ともに旅をする商人たちがかわるがわる語る物語…。 『千夜一夜』の体裁かと思いきや、驚きの結びが待っていたのでした。 個々の物語も、一...
ハウフって、知らなかったんです。 図書館の児童書コーナーで妙に気になる、このシンプルなタイトル。 隊商(キャラバン)に、ふらっと仲間入りした男と、ともに旅をする商人たちがかわるがわる語る物語…。 『千夜一夜』の体裁かと思いきや、驚きの結びが待っていたのでした。 個々の物語も、一つ一つ興味深い内容。 この人、ほんとにヨーロッパの人?おもしろかったなあ。
Posted by
たなぞうで感想を拝見して借りてみました。紹介されていたのは岩波少年文庫版でしたが、こちらは偕成社。アラブと西洋と東洋、そして現実社会と魔法世界が渾然一体となったような不思議な味わい。異国情緒あふれ、幻想的な、そう、ちょうど回り灯籠のような世界。病気で寝ているとき、天井の木目を見立...
たなぞうで感想を拝見して借りてみました。紹介されていたのは岩波少年文庫版でしたが、こちらは偕成社。アラブと西洋と東洋、そして現実社会と魔法世界が渾然一体となったような不思議な味わい。異国情緒あふれ、幻想的な、そう、ちょうど回り灯籠のような世界。病気で寝ているとき、天井の木目を見立てて思い浮かべた物語。そんなものにもちょっと似ているような気がする。何だか郷愁を誘うのだ。令嬢ビアンカのエピソードは、子どもの頃読んでいたとしたら、トラウマに近いくらい印象に残ったかも。
Posted by
- 1