エネルギーと原発のウソをすべて話そう の商品レビュー

武田邦彦【著】

2011/09/15

とてもわかりやすく書いてある。

今後のエネルギー政策や原発のあり方に付いては、国民一人一人が真剣に考えていかないといけないことは間違いない。

2017/08/16

　テレビ等でも思い切った意見を述べている著者。「ウソ」と決め付けるタイトルも刺激的だ。
　極論を述べる方は、どうもすぐには信じがたいが、対論を調べる必要はあっても、一蹴に付すには説得力があり過ぎる。

　原発が必要かどうか。絶対廃止も考えがなさ過ぎると気づかされる。自然エネルギーについての誤解もあった。
　エコ運動の間違いなども「そうか」とうなづかされる。

　全て鵜呑みにする気はないが、説明の視点がグローバルで、自分の立場からだけ述べている著名人たちよりは信じたくなる。震災後、急いで書かれた内容と思われ、あれこれと詰め込まれているところが、掘り下げが少ないともいえるが、これを機会にもっと調べていくきっかけとしてはおすすめできる。

2011/08/16

2011/08/13-08/14
小気味好い。「科学的根拠は人間が作ったもので、自分の考えに適したデータのみを取り上げれば、結論はどちらにでも転ぶ。」ますます、自分の目で確かめることや客観的データの把握が必要となってくる。
自分の主体性が求められる。

2011/08/07

３・１１以降時の人となった武田氏の著作です。日本人が正しいと考えていることの多くが合理的に考えると正しくないとが多く指摘されています。是非この本を読んで、多くの人が早く、地球温暖化、リサイクル、再生エネルギー、地震予知のうそに気がついてほしいものです。
　武田氏の立場は安全な原発推進派です。しかし、いまの日本には巨大技術をコントロールするだけの社会的な基盤がないので、日本で原発を推進するのは無理だと主張しています。日本が原発を再開する４つの資格条件として次の４つの力を武田氏は指摘しています
　１．覚悟を決めて真正面から向き合う力
　２．技術と思想をわけて考える力
　３．科学的事実を認める力
　４．学問と表現の自由を貫く力
上記の力が日本社会には欠如している訳で、この再生が原発のみならず日本の再生に不可欠です。

2011/07/17

武田先生、本当のことを教えて！ 原発は止めるべきか。電力は足りるのか。ギモンに答えるエネルギー原論。 以下、すべてウソです！ 電気が足りないから原発？浜岡原発だけが危ない？高レベル放射性廃棄物は危険？福島原発は石棺に？パチンコはムダづかい？火力発電で温暖化？石油がすぐになくなる？太陽電池は省エネ？自然エネルギーはエコ？

2011/07/10

原発の建設条件があまりにも、ぬるい。
つぶれても、よいという前提なんだろうか。
しばし、原子力発電所は隠居か。

2011/06/23

福島原発の事故以降、原発やエネルギー関係の書籍が多数出版されている。何かと話題になる武田邦彦氏の本書もそのひとつ。内容としては、地球温暖化をはっきり「ウソ」といっている人のエネルギー論なので、森林はCO2を吸収しない、石油系エネルギーはあと8000年もつ、地球温暖化が進めば南極の氷は増える、といった意見が登場する。なるほどとうなずける部分もあるが、書き方自体が素直にうなずけない表現が多い分、損をしているのではないかと思う。国とメディアのあいまいなスタンスとアナウンスが、より被害を拡大させた3.11の福島原発事故の顛末を見る、もうひとつの視点ともいえる。