ベスト本格ミステリ(2011) の商品レビュー

本格ミステリ作家クラブ【選・編】

2024/04/04

初野晴さん『エレメントコスモス』をどうしても読みたくて、図書館で借りて読みました。

そのうち1冊の本になる、とあるのに、前作『アマリリス』はどこで読めるんですか！？

2013/09/07

キャラ立ちしすぎてるミステリは、ミステリとして好きじゃあないな、というのが自覚できた。小説として面白くないというのではなくて、意識が散っちゃう。その意味で、冒頭の有栖川さんは純粋に数学的な解法で好き。話題の（≒「食わず嫌い」の）『謎ディ』も、骨子は意外に面白かった。木製バットはスマート。『羅漢崩れ』も、ばらばらに見えた要素が収束していくのが気持ちいい。『コスモス』『オーブラン』をはじめとする他のも雰囲気は好きなのだけれど、そっちに引っ張られすぎちゃって、ミステリを読んだ！って満足感が得られなかった。

2012/01/22

(収録作品)小説（ロジカル・デスゲーム（有栖川有栖）／からくりツィスカの余命（市井豊）／鏡の迷宮、白い蝶（谷原秋桜子）／天の狗（鳥飼否宇）／聖剣パズル（高井忍）／死者からの伝言をどうぞ（東川篤哉）／羅漢崩れ（飛鳥部勝則）／エレメントコスモス（初野晴）／オーブランの少女（深緑野分））／評論（ケメルマンの閉じた世界（杉江松恋））

2012/01/12

SO1NO1さん

「ベスト本格ミステリ2011」今年もミステリ沢山読みたいです＼(*⌒0⌒)ｂ♪

2012/08/22

　これだけの作家さんが集まっていると、どうしても好みや得手不得手は出てきてしまいますね……私が特に好きだったのは順に、有栖川有栖・飛鳥部勝則・初野晴・市井豊。有栖川さんは贔屓の作家というのもありますが；　ほとんどがシリーズものの一作品なので、読んでいないものはなかなか没入出来ませんね；　ですが、ミステリとしては新しい分野のものも多くて全体的には楽しめました！

2011/12/03

やはり、「オーブランの少女」につきますね。
あの短さの中で、幻想っぽい世界と現実世界を行ったり来たりするような内容がもうツボにはまった感じです。
真相もびっくりするし、それに伴ってオープニングもまたびっくりするという、素敵な感じでした。
あとは、「エレメントコスモス」の読後感も良かったです。

2011/08/19

【収録作品】「ロジカル・デスゲーム」　有栖川有栖････火村シリーズ。『長い廊下がある家』所収。ロジカルで楽しめた。
「からくりツィスカの余命」　市井豊････〈聴き屋〉シリーズ第二作。
「鏡の迷宮、白い蝶」　谷原秋桜子････『鏡の迷宮、白い蝶』（〈美波の事件簿〉前日譚第2作）所収。
「天の狗」　鳥飼否宇････〈物の怪〉シリーズ。
「聖剣パズル」　高井忍････歴史パズル。「本能寺遊戯」の姉妹編とか。
「死者からの伝言をどうぞ」　東川篤哉････令嬢刑事＆執事シリーズ。『謎解きはディナーのあとで』所収。
「羅漢崩れ」　飛鳥部勝則････ミステリにホラー風味をプラス。
「エレメントコスモス」　初野晴････「アマリリス」続編とか。連作らしく完成が楽しみ。
「オーブランの少女」　深緑野分････耽美的な雰囲気たっぷり。
「ケメルマンの閉じた世界」　杉江松恋････ラビシリーズの分析。
「ベスト本格ミステリ２０１１　解説」　川出正樹
知らない作品がちらほらあって、今後が楽しみ。

2011/08/06

短編ミステリアンソロジー。豪華で読み心地しっかりの一冊です。
お気に入りは初野晴「エレメントコスモス」。これもシリーズになっているのかな？　ややシニカルながら、優しさも感じられる日常の謎ミステリ。そこに絡むコスモスの存在が、絵としても美しくて。
深緑野分「オーブランの少女」も大好きな要素がいっぱいの一編。少女たちの謎めいたサナトリウムで起こる事件と残酷な真相。どこかしらおとぎ話めいてもいながら、恐ろしい物語。

2011/08/01

これを豪華といわずになんと言おう！大御所からデヴュしたてのnewfaceまで、選り取り見取りの読み放題！あー満足満足♪こんなに盛りだくさんでいいのだろうか、と心配するぐらいだ。本格ミステリ初心者のお試し読みにも最適。

2011/06/23

本格ミステリ作家クラブ編のアンソロジー。小説9本と評論1本を収録。巻末の活動報告も嬉しい。個人的には既読作が多かったのだけが残念かな。
お気に入りは飛鳥部勝則「羅漢崩れ」、初野晴「エレメントコスモス」杉江松恋「ケメルマンの閉じた世界」。