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トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ の商品レビュー

3.8

27件のお客様レビュー

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2011/07/12

テンペスト外伝捕物帖第二弾! 今回も琉球文化を背景に新米岡っ引きの武太が東奔西走する。 をなり宿の三姉妹、大貫長老、ジュリの魔加那と前作でお馴染みの登場人物も大活躍で、どの話しも人情味に溢れて気持ちのよい読後感。 をなり三姉妹の料理、武太の三線と異国の匂いがする沖縄の魅力がいっぱ...

テンペスト外伝捕物帖第二弾! 今回も琉球文化を背景に新米岡っ引きの武太が東奔西走する。 をなり宿の三姉妹、大貫長老、ジュリの魔加那と前作でお馴染みの登場人物も大活躍で、どの話しも人情味に溢れて気持ちのよい読後感。 をなり三姉妹の料理、武太の三線と異国の匂いがする沖縄の魅力がいっぱいつまった楽しい短編集でした。

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2011/07/11

「テンペスト」のスピンオフ短編の第二弾。 おなじみの武太やをなり屋の3姉妹など登場人物が織りなす短編集。 「テンペスト」が上の政治的なやりとりに終始していた感じですが、その裏で庶民生活は・・・みたいなのも垣間見えて楽しいです。あっちほど辛気臭い感じはしないし、いろいろ問題もある...

「テンペスト」のスピンオフ短編の第二弾。 おなじみの武太やをなり屋の3姉妹など登場人物が織りなす短編集。 「テンペスト」が上の政治的なやりとりに終始していた感じですが、その裏で庶民生活は・・・みたいなのも垣間見えて楽しいです。あっちほど辛気臭い感じはしないし、いろいろ問題もあるんだろうけど風土的になんとなく「明るく楽しく」が染みついてる感じもするし。 前作はテンペストとの絡みみたいなもので無理矢理ひねくりだしたような印象もありましたが、今回ので大分練れてきたように思いました。話がこれはこれで独立しておもしろい。そして武太も岡っ引きとして成長しているのか今回はなかなかのさわやかな采配をふるっているようにも思えましたし。

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2011/07/07

続編ということを知らずに読み始めましたが、前作を読んでいなくても、十分に楽しめる1冊です。 「琉球」という、日本であって日本でないような地で、天候に左右されながら、お役人の圧制に苦しみながら、それでも庶民は精一杯がんばって生きていく。 たくましさともの悲しさとともに、がむしゃらな...

続編ということを知らずに読み始めましたが、前作を読んでいなくても、十分に楽しめる1冊です。 「琉球」という、日本であって日本でないような地で、天候に左右されながら、お役人の圧制に苦しみながら、それでも庶民は精一杯がんばって生きていく。 たくましさともの悲しさとともに、がむしゃらなだけで役に立っているのか(?)という主人公(武太)の情の厚さを楽しめます。

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2011/07/04

琉球王国を舞台に新米筑佐事(岡っ引き)武太が事件を解決する話。 ゆるりとした流れと、をなり宿の料理には興味があったけど... 第六夜の話は好き。

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2011/07/01

19世紀の琉球を舞台にした、筑佐事・武太の捕り物帳第2弾。 水不足で立ち行かなくなった村の再建話・・・「間切倒」 最も素晴らしい器と菓子のコンテスト・・・「職人の意地」 上等の料理を盗む貴婦人の謎・・・「雨後の子守唄」 蛇皮密売組織の捜査が難航し・・・「那覇ヌ市」...

19世紀の琉球を舞台にした、筑佐事・武太の捕り物帳第2弾。 水不足で立ち行かなくなった村の再建話・・・「間切倒」 最も素晴らしい器と菓子のコンテスト・・・「職人の意地」 上等の料理を盗む貴婦人の謎・・・「雨後の子守唄」 蛇皮密売組織の捜査が難航し・・・「那覇ヌ市」 でたらめ風水を正してくれた風水師の正体は・・・「琉球の風水師」 山奥に暮らす娘が織る極上の布に込められた想い・・・「芭蕉布に織られた恋」 以上の6編。 前回は武太のドタバタっぷりが目立っていましたが、今回はそれぞれの話の主人公&脇役陣がじっくり描かれていた感じがします。 『テンペスト』の重厚さもよいけれど、『トロイメライ』の琉球らしいからっとした人情話もなかなかよいです。 シリーズ化して、もっともっと書き続けてほしい作品ですね。

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2011/06/17

琉球王国庶民の生活を描くシリーズ第2弾。村落風水などの日本では見慣れない習俗が今回も盛りだくさん。 黒マンサージの正体は……

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2011/08/04

池上永一氏の テンペストの番外編、トロイメライの2作目です。時代は日本が幕末に向かっている頃です。庶民の目から那覇の市井を見た6話の物語、主人公の筑佐事(岡っ引)の武太が現れるところいつも人情タップリです。本作も 十貫瀬の ”をなり宿” の料理人3姉妹(ナビー、カマドゥ、カミー)...

池上永一氏の テンペストの番外編、トロイメライの2作目です。時代は日本が幕末に向かっている頃です。庶民の目から那覇の市井を見た6話の物語、主人公の筑佐事(岡っ引)の武太が現れるところいつも人情タップリです。本作も 十貫瀬の ”をなり宿” の料理人3姉妹(ナビー、カマドゥ、カミー)の美味しい島料理を堪能できました。テンペストでも出てきた人物もチラリチラリと顔を出します。武太の後見人、涅槃院の大貫も相変わらず元気でよろず関わり事が多い。傑物の義賊 黒マンサージとジュリの魔加那も弱者の救いでした。本作で一番心に沁みたのは第六夜の ”芭蕉布に織られた恋” でした島歌の労作歌と共に心に切なく染み入りました。帯にドラマ化決定とありました放映が待ち遠しい!・・キャスティングも興味津々です。 (作中の方言の意味ニュアンスはこちらが参考になりますhttp://www.koza.ne.jp/koza_index/uchina-guchi/words.html) 読後感=アキサミヨ~!ウムサングァー♪

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