幸福な生活 の商品レビュー

百田尚樹【著】

2011/09/03

星新一のショートショートに飽きてきた方、こんなショートショートもええと思う。最期のオチの１行がページめくりしないと解らない様になってます。

2011/09/01

同一手法が使われる短編集。ちょっと星新一のパクリかなと思われるようなのもある。シュールな話が多く、決して愉快にはなれない。

2011/08/30

ブラックジョーク、超きっつーい１８の短編集。

最後の頁をめくり、『ゲッ！』て、
まんまと作者の罠に嵌まり込んでしまった。
ドキドキ、あーオモシロかった！

2011/08/28

久しぶりに本を買って、久しぶりに本を読んで、活字リハビリにちょうど良い小説。

良くも悪くも読後に何も残さない、読んだそばから忘れていくショートストーリーズ。男女の皮肉が多め。ま、文庫で十分だったな。

2011/10/05

世の中には知らない方が幸せなことがたくさんある。
あなたの隣にいる彼女や夫。その何気ない表情の裏には恐ろしい秘密が隠されているかもしれない。

ありふれた日常生活に隠された闇を描いた短編集だ。
そのストーリーの最後、ページをめくった１行目に衝撃の事実が隠されている。
実に巧妙にその１行が仕組まれている。
キャッチコピーにもあるように、最後の１行がこんなにも衝撃的な小説はない。
おそらくそれは、知らない方が幸せな、知ってはいけない秘密だ。
それでも読み進めてしまう。ある意味、快感を伴ってそのラストは襲ってくる。
この、ぐいぐいと引き込んでいく百田尚樹のストーリーテラーぶりが見事。
そして、これまでの彼の作品には無かったブラックユーモア満載の物語。
いつも新しい驚きを与えてくれる百田尚樹が、また新境地を開いた。

2011/08/20

最後の１行の衝撃を重視していますが、物語自体はオチが読めてしまうものがあったりで、帯で絶賛させているほどではないなというのが正直な感想です。
ブラックな感じは好きなので良かったです。
「そっくりさん」「豹変」がお気に入り。

2011/09/30

最後の数ページで驚くような衝撃を受ける事がありますが
最後の一行に凝縮された驚きの一言が語られます。

短編集なのですが、どの作品にも最後の一行に
強いインパクトがあります。

歯科などの待合室で読まれる場合は、最後の一行を
目にして「おーっっ」なんて声を出されないよう
注意してください。

2011/08/11

短編集という事でスラスラと読めました。確かに最後の一行は衝撃的ですが、大概は予想通りのオチでした。それでも予想を裏切られたものはそれはそれで衝撃的で、かなり余韻に浸されました。

2011/08/04

内容紹介
「道子さんを殺したのは、私なのよ――」
認知症が進んでから母はよく喋るようになった。
しかし、その話の大半は出鱈目だ。妻は自分がいつ殺されたのと笑うだろう。
施設を見舞うたびに進行していく症状。子どもの頃に父が家出して以来、女手ひとつで自分と弟を育ててくれた母をぼくは不憫に思えてならない。
久しぶりに訪れた実家の庭でぼくは、むかし大のお気に入りだった人形を見つける。
４０年ぶりに手にした懐かしい人形。だが、それはおそろしい過去をよみがえらせた……（「母の記憶」より）。サスペンス、ファンタジー、ホラー……、様々な１８話の物語、そのすべての最後の１行が衝撃的な台詞になっているという凝った構成。

2011/08/03

永遠の０ですっかりファンになった百田さんの新書（というよりも連載の書籍化）。
18個の家族や人生にまつわるショートショート集。どれも最後の一行に絶妙なオチがつく。

最初の数編はなんか退屈だなーって思っていたたんだけど，途中から引込まれた。特にお気に入りは「豹変」。