明治維新の言語と史料 の商品レビュー

青山忠正(著者)

2010/09/26

平易な記述。松尾先生の『廃藩置県』では当然の基礎知識としてスルーされていたことについても丁寧に説明されていて、非常に助かった。
征韓論はなぜ征朝論じゃないのか前から気になっていたので、かゆいところに手が届いた感じ。中華思想についても非常に興味深く読んだ。言語面からのアプローチの部分は、一般教養の範囲で勉強になった。
龍馬の書についての項では木戸さんの書についても書かれていて、なんだかむずがゆかった。
木戸さんが三職七科制では外国事務掛だったのが新たな発見だった。サトウの本とかで妙に外国人と絡んでるのはここから来てるのか？
まあ19日間だけらしいけどｗ