レヴォリュ美術館の地下 の商品レビュー
ルーブル美術館×BD作家のコラボプロジェクトのうちの一冊。初マチュー。 とある美術館の地下には大迷宮が広がっていた。 ルーヴル美術館も展示品は所蔵物のごく一部らしいがこの本でも多くの美術品が各部門に分かれて地下に保管されている。 最早どれほどの数なのか誰にもわからず際限なく増える...
ルーブル美術館×BD作家のコラボプロジェクトのうちの一冊。初マチュー。 とある美術館の地下には大迷宮が広がっていた。 ルーヴル美術館も展示品は所蔵物のごく一部らしいがこの本でも多くの美術品が各部門に分かれて地下に保管されている。 最早どれほどの数なのか誰にもわからず際限なく増える廻廊は迷宮と化している。 話は示唆的で修復工房の話など最近の美術品修復失敗のニュースと被って面白い、本当にそれでいいのか。 ド・クレシーの氷河期の表紙も話の中に登場し驚いた。 絵は版画的で黒の使い方が素敵。 いずれ人気のある3秒の方も読みたい。
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「大切なものは存在するが、そこには到達できない」「でも到達不可能なところに繋がる道こそが大切」。美術館の地下に広がる小宇宙。各人の今、ここの営みというものに注目を促された気がする。
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美術館の裏側、来館者の知らない世界。 降りて行くほどに広がる地下世界は、もう誰にも把握しきれないのだろう。 そもそも最下階があるのかどうか。
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静かで幻想的な美術館の肖像。というか優れた美術館とは現にたいてい静かで幻想的なもので、作中の美術館は確かにルーヴルの似姿だ。
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「レヴォリュ」は「ルーブル」のアナグラム。 美術館に迷い込んだような緻密な筆づかいと色彩のない画面にぞくぞくする。
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