トッカンvs勤労商工会 の商品レビュー
税務署で働いて4年目のぐー子が主人公。第二弾はいろんな切り口があって更に面白かった。仕事の大変さを知る一方で国家公務員の立場に少し鼻白んだりしたのだけれど、それは終盤に偏見だと思い知らされた。当たり前だけど、仕事の厳しさ、職場の苦労はどこも区別はないのだ。また、体面を繕って生きて...
税務署で働いて4年目のぐー子が主人公。第二弾はいろんな切り口があって更に面白かった。仕事の大変さを知る一方で国家公務員の立場に少し鼻白んだりしたのだけれど、それは終盤に偏見だと思い知らされた。当たり前だけど、仕事の厳しさ、職場の苦労はどこも区別はないのだ。また、体面を繕って生きているということが、登場人物たちに書き著されていて面白い話になっている。前作ではぐー子を後輩を思うような気持ちで読んでいたと思う。今回は途中からなんと、自分の娘を思うような心持ちになってきた。よく頑張っているね、えらいね!一生懸命さを応援するよ。第三弾が出たらきっと必ず読むと思う。
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7月の人事異動を経て、新メンバーも加わった京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生した。あの、悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり、顔がハスキー犬のように怖くて、“京橋中央署の死に神”と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)――鏡が、担当の滞納者を恫喝して自殺に追い込んだ...
7月の人事異動を経て、新メンバーも加わった京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生した。あの、悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり、顔がハスキー犬のように怖くて、“京橋中央署の死に神”と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)――鏡が、担当の滞納者を恫喝して自殺に追い込んだとして、遺族に訴えられるかもしれないのだ。しかも原告の背後には、税務署の天敵・勤労商工会がついているという。勤商の弁護士・吹雪敦は、正義の名のもと、ぐー子たちをあからさまに挑発。鬼上司のピンチにぐー子(トッカン付き徴収官)は真相究明に立ち上がる。しかし当の鏡は何もするなといつになく消極的。ぐー子自身も計画倒産に関する別の案件でにわかに忙しくなり、八方ふさがりのところへ、思わぬ助っ人――鏡の過去を知る人物が現われた……! 面白くって、ためになって(ぐー子の活躍と税金情報当社比1.5倍盛り)、明日への希望と感動が熱く胸に広がる、大好評の職業エンターテインメント『トッカン―特別国税徴収官―』続篇。 ハスキーの前にチワワ現る? 弁護士の新キャラが登場し、ぐー子の周辺にもにわかに暗雲が立ち込める・・・。 鏡の庇護から離れ、自分の立ち位置を悩みつつ、ハスキー上司の危機に立ち向かうぐー子の行く末はいかに!? 今回は鏡さんの出番が少なかったな~。 まぁ話が話なのでしょうがなかったのですが、ちょっぴり寂しかったですよ。 でもその代り、鏡さんの友人二人組や黒目チワワ弁護士がかなり頑張ってくれてたので、お話自体はとても盛り上がりました~。 ぐー子の職場の面々も、ひとりひとりクローズアップされてて、そこのところもよかったな。 ちなみに今回の一押しHITセリフは「たすけて!ドラえもん」です。 清里のおやじさん、退官なんて残念だわ~。
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税務官って、どんな仕事をしてるんだろという興味本位で読み出した。まあ、それなりのマメ知識を得ることができたかな。冷徹な上司鏡特監のキャラがなかなかいい。少々マンガちっくで軽すぎのきらいあり。
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面白かったー。ぐー子も少し成長して、鏡特官のプライベートな面もちらっと見えて楽しかった。続編出してほしいな。
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4年目の主人公はすでに新人とは言えなくない、お目付け役(?)の上司が側にいなくなったため、自立しなくてはいけなくなってきたというのに… 少しずつ仕事が見えてきた主人公。言われるだけでなく、自分で気づいていかなくてはいけない。よくよく周囲を見渡せば、定年間際でおちゃらけているように...
4年目の主人公はすでに新人とは言えなくない、お目付け役(?)の上司が側にいなくなったため、自立しなくてはいけなくなってきたというのに… 少しずつ仕事が見えてきた主人公。言われるだけでなく、自分で気づいていかなくてはいけない。よくよく周囲を見渡せば、定年間際でおちゃらけているようにしか見えなかった署長のこと、嫌味な上司、独自の得意分野をもつ新人、同性の不思議な同僚などなど、敵や味方は署内にも署外にもいる。 また一つ、税務署員として階段を上っているようですね。 新たな人物の登場で、またまた続編を楽しみです。
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トッカンシリーズ第2作。特別国税調査官・主人公「ぐー子」の上司鏡が訴えられる!? 鏡さん、出てこないかと思いました・・。半分まで全く姿が見えず・・。 今回はこれからのための役者を揃えたって感じでしょうか。なんてったって鏡特官の元妻!影だけちらちら見せてましたが、結局次回持越しですね。 もうちょっと人情物語がぐっと胸にくれば、文句なしのベストセラーになりそうなんですけど・・。う~ん。まぁ、今後のぐー子ちゃんの成長と鏡さんとの関係が更に進展することに期待して、次巻を待ちましょう!
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今回もどたばたとおもしろい。 ぐー子の心の突っ込みが今回も冴えてる。 新しいキャラクターもたくさん! 前半は鏡トッカンの出番が少ないのが残念。 次回(期待)ぐー子とトッカンのこれからが気になるね・・・
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前作よりもちょっぴりストーリー性のある本作。小説としてはいいのかもしれないけど、身近な(?)税金の話題からはちょっと離れてしまっておりいまひとつ入り込めなかった。
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実は前作が2010年のベスト3に入るくらいにお気に入りの この作品、待望の続編。死神と異名を持つハスキー犬似の 特別国税徴収官(トッカン)の鏡が、今作では、弱者を 恐喝する極悪人として描かれる。確かにそんな側面も ありそうなキャラだけに、この展開は上手い! 訴えられる 鏡の、その...
実は前作が2010年のベスト3に入るくらいにお気に入りの この作品、待望の続編。死神と異名を持つハスキー犬似の 特別国税徴収官(トッカン)の鏡が、今作では、弱者を 恐喝する極悪人として描かれる。確かにそんな側面も ありそうなキャラだけに、この展開は上手い! 訴えられる 鏡の、その消極的な態度に、愛弟子(?)の「ぐー子」は 死神鬼上司を救うべく、真相究明に乗り出す...。 ライトノベルで活躍していた作家さんの強みはやはり 登場人物のキャラクターの造詣ですよね。今作で登場する ライバルの勤労商工会の弁護士「吹雪」や、鏡と同級生にして 超訳アリの2人「里見」「ジョゼ」など新キャラだけでも 魅力的で、彼等の再登場や、サイドストーリーを読みたく なってきます。 鏡の裁判沙汰に加えて、更に、ぐー子自身の心の葛藤や 働く事に対する悩み、家族の問題...我々と同じ様に抱える 問題も、それに対するぐー子の心情もリアルで共感を 持ってしまうし、自然と応援したくなるいい子ですw。 願わくば、図書館戦争ばりに「ぐー子」と死神「鏡」との 妙な距離感の甘いパートも盛り込んであると、 更に大満足なんですけどね。 早くも続編を期待してます!
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『トッカン』の続編になるんだけど、前作よりかなりパワーアップしてるぞ。 主人公のぐー子の成長も著しいのだけど、なんつーてもあの完全無欠の鏡特官にまさかの危機がせまってて、その絶体絶命さにドキドキしまくりだ。 前作を読んでからの方がまちがいなく楽しめるな。
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