登校途中の百物語(弐ノ巻) の商品レビュー
妖怪部にしつこく勧誘される彼に、先輩は囁いた。 曰く、視えるだろう? 中編2本で、囁いた先輩がどういう人なのかも分かります。 しかし妖怪大好き同級生はすごい…。 これだけスルーするのも、好きなものを追いかけるのも。 大概の人が通る葛藤が1話目。 向き合い始めたとたん、な2話目...
妖怪部にしつこく勧誘される彼に、先輩は囁いた。 曰く、視えるだろう? 中編2本で、囁いた先輩がどういう人なのかも分かります。 しかし妖怪大好き同級生はすごい…。 これだけスルーするのも、好きなものを追いかけるのも。 大概の人が通る葛藤が1話目。 向き合い始めたとたん、な2話目。 自分が欲するものが分かったのはよい事ですが ものすごく迷惑です…。 それが好きなのはいいですが、迷惑かかりまくりです。 食べられるからいいじゃないか、というのは よく言う事ですが、食べられたくないので。 いや、勝手な言い分なのは分かってますけどね?
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こ・・・、怖かったよ・・・? 結構バリバリのオカルトファンタジーやったよ。 だって、怪我をした神宮寺さん(しかも結構な重症ぽい)を治療するために来た久美さんは、 「木綿糸でざくざく縫う」 ねんで!? 傷口を縫い合わせるって、ブラックジャックか!! 治療方法が昔すぎるわ!! ...
こ・・・、怖かったよ・・・? 結構バリバリのオカルトファンタジーやったよ。 だって、怪我をした神宮寺さん(しかも結構な重症ぽい)を治療するために来た久美さんは、 「木綿糸でざくざく縫う」 ねんで!? 傷口を縫い合わせるって、ブラックジャックか!! 治療方法が昔すぎるわ!! ・・・イヤ、怖いのはそういうのだけじゃなくて、妖怪の攻撃の仕方とかがアクション系なので、うわー、本気の格闘系やなー・・・、と、ちょっと思ってる。 相変わらずキャラ設定は面白いし、秀一の学校が始まって、同級生がどんどん出てきたのに 「これ、誰?」 と、ならんくらい、ちゃんと書き分けてくれてはって、ストレスがなく読める。 それでいて神宮寺は謎がいっぱいやし、千鶴兄の咲耶がなんで神宮寺に惚れてる(?)のかも気になるし、そもそも咲耶は佐伯家の長男やのに「もともと力が弱い」とか気になる設定もあるし、2冊目でもまだ布石というか伏線をバリバリ張ってるんやけど、全部回収しはるよね。 でも、肝心の秀一がちょっとウジウジしすぎよな(笑)。しょうがないとはいえ、もうちょっと割り切ってくれよ! と、思うけど、この調子でどこまでいくんやろう。 そこまで一人で抱え込まんでも・・・、と、思うけど、それは今までの環境を考えるとしょうがないんかな。 照覚寺の妖怪たちとか、鈴花はじめクラスメイトたちとのやりとりを聞いてると、明るくて面白い子なのに、ひとりにするとアカンなー。 もっとこう、カガミの力をバリバリに使って妖怪を退治しまくってくれてもいいのに・・・。 そういうキャラではない様子・・・。(;^ω^) 秀一の優しさに救われてる部分はようけあるもんね。神宮寺も、そうなのかな。 どうでもいいけど、今日は予定のない休日でした。 予定のない休日というより、 「まる一日本を読むぞ」 と、決めていた休日。しあわせ~!! 集中してしばらく読んでうたた寝をしたり、紅茶とお茶請けを傍らに置いて読んだり、ほんっまに楽しみました!! 今までなら、スミからスミまでガッツリ集中して読まないと読書したうちに入らん!! くらい思ってたけど、こんなふうにのんびりとする読書も、いいなあ・・・。 (2016.09.04)
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【図書館本】寺にいる妖怪たちが可愛すぎる。やっぱ害のない妖怪っていいな。微笑ましい。新キャラもみんな強烈で楽しい。やっぱこのシリーズ楽しいな。シュウの心理は浮沈みが極端すぎる気もするけど……ま、青春だな。捨てたとかいいつつ、いい青い春を満喫してるようで何よりだ。 次の巻で完結? ...
【図書館本】寺にいる妖怪たちが可愛すぎる。やっぱ害のない妖怪っていいな。微笑ましい。新キャラもみんな強烈で楽しい。やっぱこのシリーズ楽しいな。シュウの心理は浮沈みが極端すぎる気もするけど……ま、青春だな。捨てたとかいいつつ、いい青い春を満喫してるようで何よりだ。 次の巻で完結? なんか勿体ないなー。もっとこの世界に浸ってたいなー。でも早く次巻読みたい。
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1巻に引き続き、ライトで軽く読める。主人公の無防備さ、考えの浅さにイライラしてくる。 周りの人たちの苦労を自分が招いていること自体に気づいていなくて、迷惑をかけないようにしようとしてドンドン迷惑をかけていく・・・まさしくトラブルメイカーな存在。それなのにも関わらず、そのように思わ...
1巻に引き続き、ライトで軽く読める。主人公の無防備さ、考えの浅さにイライラしてくる。 周りの人たちの苦労を自分が招いていること自体に気づいていなくて、迷惑をかけないようにしようとしてドンドン迷惑をかけていく・・・まさしくトラブルメイカーな存在。それなのにも関わらず、そのように思わせない書き方がすごいかも。 学校を含めて、周囲の人たちのキャラクターが際立っていて、そちらの方が気持ちいい。
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<妖怪ヶ原>に引っ越して1ヶ月。 相変わらずヤンチャなちびっ子妖怪や寺の住職・神宮寺に振り回される秀一は 地元の高校に転入した。 新しい友人、部活の勧誘ーーーそんな普通の学園生活は、隣のクラスの美少女・千鶴に 「視えるだろ?」と囁かれたことで終わりを告げる。 「気をつけろ。七人み...
<妖怪ヶ原>に引っ越して1ヶ月。 相変わらずヤンチャなちびっ子妖怪や寺の住職・神宮寺に振り回される秀一は 地元の高校に転入した。 新しい友人、部活の勧誘ーーーそんな普通の学園生活は、隣のクラスの美少女・千鶴に 「視えるだろ?」と囁かれたことで終わりを告げる。 「気をつけろ。七人みさきが出るぞ」謎の忠告の後、秀一は七つの不気味な影に襲われた。 そして自分をかばった神宮寺が大けがを負ってしまい?! 以上背表紙。 七人みさき、というのは題材にしやすいんだろうか。 こういったファンタジー系の小説やマンガ、アニメでよくみかける気がします。 一般的にはどういった話なのかと思い、ウィキペディアで調べてみました。 七人みさきは、四国や中国地方に多く伝わる伝承。災害や事故、とくに海で溺死した人間の死霊。 その名のとおり七人組で、主に海や川などの水辺に現れるとされる。 七人ミサキにあった人間は高熱に見舞われ、死んでしまう。 1人を取り殺すと七人ミサキのうち1人が成仏し、替わって取り殺された者が七人ミサキのうちの1人となる。 そのため七人ミサキは常に七人組で増減することはないという。 う~ん。こうやってちょっと見るだけでは これが特に題材にしやすいという印象はないですねぇ。なんだろう。 壱ノ巻は夏休み中の話だったので、登場人物(妖怪)は照覚寺に限られていましたが 今回では学校に通い始めたことで、人間の友達も出てきます。 妖怪好きな女の子、その幼馴染、神社の巫女、、、、 鏡ヶ原に来るまでの秀一からは考えられないような生活ですね。 これまでは「うそつき」と言われ、友達がいなかった秀一ですが 友達ができたことで、少しだけ贅沢?になります。 それは、周囲にいてくれる人たちから守ってもらうばかりの存在ではなく 大切な人たちを自分が守りたいという気持ちです。 鏡ヶ原に来るまでは、自分の視たものを正直に「視た」「話した」ということができず 自分に対してすらウソをつき続けなければならなかったので そういう心の余裕みたいなものはなかったんでしょう。 素の自分を出してもいい照覚寺という場所があって これまでとは違った目線で周囲を見渡すことができるようになったのかな。 前巻で父親との和解というか理解しあうことができたことも 秀一にとっては契機となったのかもしれない。 私もそうなんだけども、誰かから「必要とされる」って結構大事だと思う。 自分の存在意義って何だろうって考えたとき 私が誰かに必要とされているかってことを考えてしまうので。 次巻で神宮寺が何者であるのか、またカガミとは何なのかという謎にも 迫っていきそうなので、楽しみ。
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この作者の書いた作品を読んだ中で、本シリーズが一番、私の好みにあった作品だと思う。 個性溢れるキャラクターも、それぞれが魅力的なのと、今回は日本の妖怪のみならず、屍食鬼(グール)も登場。主人公の血筋の話も興味深く、次の巻で主人公が何者であるのか?謎解きを含め楽しみな作品。
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一巻と違って学園もので、一巻よりも読みやすい印象。いいかげん坊主のジンさんが好きです。異能持ちの少年が悩みつつ無茶をしながら徐々に成長していく……という非常に私好みのストーリーです。
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寺に住み着く妖怪と秀一のやり取りが相変わらず面白い。 そして、2巻では主人公の秀一と神宮寺の関係性にグッときました。 少しずつ神宮寺の秘密も明かされ始め、先が気になります。
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