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逝年 の商品レビュー

3.6

142件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    3

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2014/09/07

娼年の続編。 歪んだ愛情や欲情。普通って何? 静香と咲良とリョウの不思議な親子関係。 同じ場所にいるようで違う世界に住んでいる彼らの方が 人を、人生をよくわかっているのかもしれない。 人を愛することはエネルギーになるということがよくわかった。

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2014/08/08

ナンバーワンコールボーイになっていくまでの娼年に対して、自分の生業としてクラブ経営に参画していく逝年編。ストーリーとしては娼年の方が好きだけど、こちらも面白かった。ただ、娼年で嫉妬心や無理解からクラブを警察に密告し営業停止に追い込んだ同級生メグミをこうも簡単に許してしまっていいも...

ナンバーワンコールボーイになっていくまでの娼年に対して、自分の生業としてクラブ経営に参画していく逝年編。ストーリーとしては娼年の方が好きだけど、こちらも面白かった。ただ、娼年で嫉妬心や無理解からクラブを警察に密告し営業停止に追い込んだ同級生メグミをこうも簡単に許してしまっていいものか?と悶々としたり。そこを受け入れてしまえるのが、主人公の性質の特異さなのだろうけれど。

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2014/08/04

娼年の続編。 静香の死を序盤から匂わせつつ、物語はゆるやかに進んでいきます。 文章がきれいで、すらすらと読めました。 そしてリョウが個人的にとても好み。

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2014/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

娼年の続編。 以前に冒頭抱け立ち読みした記憶があった。確か大学の図書館とかで。大学には、何故か娼年が無くて、逝年だけ所蔵されていたのだ。娼年を読んでいないから、読むのを控えよう、と思い冒頭だけ読むにとどめた。 そして、偶然にも娼年を進めて頂き、読む機会があったので、逝年も同時に購入した。 相変わらず雰囲気は静かで、水のようだ。逝年では、リョウがより深く男娼の世界へと足を踏み入れる。どんな男の子が男娼に向くのか考えながら、新しい男娼候補を探している姿が良い。人をスカウトする、選ぶということの難しさは、どんな世界だって一緒なのだろう。 新たな娼夫がトランスジェンダーだったり、ジェンダー論などに興味がある私としてはより興味をひかれた。 私は何かしら働くことがテーマになっている「お仕事小説」が結構好きだ。娼年、逝年共に少し変化球ではあるかもしれないがお仕事小説に変わりはない。寧ろ「恋愛小説」として書かれているであろう小説を「お仕事小説」として読むのが案外面白い。リョウの仕事、御堂静香の仕事。普通にこの先、生きていて関わることができるか?と言ったら中々難しいだろう。小説は良い。そんなお仕事を覗き見することができるからだ。

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2013/12/10

「娼年」の続編。 最初から暗示される静香さんの死を緩やかに迎えるまでの物語。 石田衣良の描く、素敵に年齢を重ねた女性像がとても素敵。 前作はテーマにそぐわない爽やかさに魅力を感じたけど、今作は同じように表現するなら、テーマに限りなく寄り添った暖かさと優しさがいいのかなあ。なんて...

「娼年」の続編。 最初から暗示される静香さんの死を緩やかに迎えるまでの物語。 石田衣良の描く、素敵に年齢を重ねた女性像がとても素敵。 前作はテーマにそぐわない爽やかさに魅力を感じたけど、今作は同じように表現するなら、テーマに限りなく寄り添った暖かさと優しさがいいのかなあ。なんて。

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2013/09/18

娼年を再読してから読んだ。 石田衣良だ。 読んでいると、素直で正直で正確で、とても綺麗な文章に置き換えられたお話でした。 衣良が女性のことを美しいと思っているからこんな文章が書けるんだろうな。 そしてきっと周りには素敵な女性がいるんだろうな。 彼の作品で少年が主人公の話はい...

娼年を再読してから読んだ。 石田衣良だ。 読んでいると、素直で正直で正確で、とても綺麗な文章に置き換えられたお話でした。 衣良が女性のことを美しいと思っているからこんな文章が書けるんだろうな。 そしてきっと周りには素敵な女性がいるんだろうな。 彼の作品で少年が主人公の話はいっぱいあるけれど、やっぱりどれも少し大人びている。 サラッと読めた。

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2013/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

死に関わる部分より、性同一性障害の話が印象に残ってしまった。アユムの苦悩と、新しい道を開けたことに泣けた(/_;) 娼年の時からそうやけど、性的なやましい部分が多いのに、それがいやらしくなく、きれいで神聖なことに感じる。 セックスは心と心を交わす行為なんだなってことは、娼夫じゃない普通の人にも共通するし、実は当たり前のことなんかなって思った。

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2013/07/26

元々そんなに厚い本ではないし、前作の続編なのであっさり読める 確かに面白いんだけど、いまいち物足りない IWGPもそうだけど、石田衣良のシリーズ物は面白いけどちょっと物足りない感じに終わる

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2013/05/08

数年前読んだ「娼年」の続編。 主人公リョウが少年(娼年)から青年(逝年)へと成長してゆく過程。 奇しくも、女がお金で男を買うというテーマの本を続けて読んだが、 こちらの方がモチーフが多く少々重い。 女の加齢、性同一性障害、生と死・・・。 売春は確かにモラルに反していることではある...

数年前読んだ「娼年」の続編。 主人公リョウが少年(娼年)から青年(逝年)へと成長してゆく過程。 奇しくも、女がお金で男を買うというテーマの本を続けて読んだが、 こちらの方がモチーフが多く少々重い。 女の加齢、性同一性障害、生と死・・・。 売春は確かにモラルに反していることではあるが、 そこを見過ごして、読み物としてはすごく良かった。 ただ、ちょっとキレイに書き過ぎではある。(苦笑) この文章の透明感が作者の良さだとは思いますが。

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2013/04/23

「娼年」の続編なんやけど、今回はボーイズクラブ中心の話と言うよりも人と人との繋がりとか、そんな感じで。 穏やかに始まって穏やかに終わっていく一冊。

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