逝年 の商品レビュー
イタリアロンドン出張のお供②。娼年のその後、だけど娼年読んだの大分前すぎて設定忘れてた。読んでいて全く不快感のないラブシーンというのは本当に珍しいかも。
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女性の華麗を美しく描く作品、と言われるが、まさにその通り、なのかな。やや理解に苦しむ点もあるが、正しいんだろうなぁ、多分。
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なぜこの作品を書かなくてはいけなかったのか?著者の前作「娼年」で終わることが出来ず、どうしても結末を用意しなくてはいけなかったのだろうか。自分に終止符を打つためなのだろうか。性を通じての人間の心のふれあいを描くのであれば、前作で十分だったと思う。 今回はただただ性描写だけが目に付...
なぜこの作品を書かなくてはいけなかったのか?著者の前作「娼年」で終わることが出来ず、どうしても結末を用意しなくてはいけなかったのだろうか。自分に終止符を打つためなのだろうか。性を通じての人間の心のふれあいを描くのであれば、前作で十分だったと思う。 今回はただただ性描写だけが目に付き、人間の成長を表面的にしか感じることが出来なかったのが残念。前作が非常に印象深かっただけに残念だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『娼年(しょうねん)』の続編『逝年(せいねん)』。もう一人の母の死を見送る。苦しみも欲望も簡単にはのり越えたりできないもの。悟ったりなんて、誰もしない。こたえはどこにもなくて、ただ、今を生きている。今日を見送るだけ。それでも、生きているって、自分の身体をとおして誰かを感じて、何かを分けあうってことなんだな。更にまた続編(ちゅうねん?)があることを期待したい。
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セックスは身体だけのつながりではない。精神的なつながりが大切。 年を取ると自分に自信がなくなるが、そんな女性の性を温かく受け入れる娼夫のリョウ。 生きている限り欲望は続く。 年を取ることにも、少し輝きを見つけられる話。
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生と死は双子。最後の解説が素敵だった。もちろん作品あっての解説だけど。女性として、年を刻むことについて、生きることについて、いろんな題材を盛り込んだ素敵な小説でした。
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「娼年」の続編。既にタイトルから上手いなと思う。流石は元コピーライター。 内容は石田衣良特有のしっとりした雰囲気で描かれている。私は好きです。 石田衣良はすごく中世的な男を書くことに長けていると私は思ってる。その分女を書くということもすごく評価されているけれど、それがあるから...
「娼年」の続編。既にタイトルから上手いなと思う。流石は元コピーライター。 内容は石田衣良特有のしっとりした雰囲気で描かれている。私は好きです。 石田衣良はすごく中世的な男を書くことに長けていると私は思ってる。その分女を書くということもすごく評価されているけれど、それがあるから男がそう見えるのかなー?
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大人のSEXというか、中年を過ぎたSEXのあり方について少し虚を突かれた内容。もう一度SEXについての考えを新たにしていきたい気がした。
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『娼年』でも書いたが、石田衣良の続編手法にやられて『娼年』と同時に2冊購入。 そして『娼年』読後そのまま『逝年』に突入。『娼年』の後、かなり時を経ての話かと思いきや、すぐ後の話であった。石田衣良の描きたいもの、流れとしては納得であるが、私としては主人公リョウの30代、40代...
『娼年』でも書いたが、石田衣良の続編手法にやられて『娼年』と同時に2冊購入。 そして『娼年』読後そのまま『逝年』に突入。『娼年』の後、かなり時を経ての話かと思いきや、すぐ後の話であった。石田衣良の描きたいもの、流れとしては納得であるが、私としては主人公リョウの30代、40代になってからの話が読みたかった・・・ 今回は、性同一性障害、エイズから死に到るまで・・・などという問題も入れながら、さらに女性の、人間の生きて行く、歳を経て行くということの葛藤や苦しさを優しく包みながら物語りは進む。 石田衣良だから当然のごとく良い小説だったのだけれども、『娼年』でも書いたが、もっともっと!の期待をしてしまうんだな。石田衣良慣れ期間ということであろう・・・今までの、読み返している時間あるだろうか・・・ それはそうと、さらに続編が出るかな。リョウの中年になった時の話が楽しみであるが。
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「娼年」はそれほど面白いと思ったわけじゃないけど、続編なので一応読む。 読み易かったけど、特に感想ナシ。 石田さんの作品は嫌いじゃないけど、頑張って「綺麗に見せよう」としてる感じがする。恋愛物しか読んだことないからかもしれないけど。
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