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日本人の誇り の商品レビュー

3.8

149件のお客様レビュー

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    39

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2019/07/13

現代の価値観で過去をはかって計ってはいかんな。 日本近現代史における戦争を考える際、ペリー来航の1853年から米軍の占領が公式に終わるサンフランシスコ講和条約発効の1952年までを百年戦争とする。 四隻の黒船から、日本が曲がりなりにも自力で歩き始めるまでを百年戦争とみる、か。...

現代の価値観で過去をはかって計ってはいかんな。 日本近現代史における戦争を考える際、ペリー来航の1853年から米軍の占領が公式に終わるサンフランシスコ講和条約発効の1952年までを百年戦争とする。 四隻の黒船から、日本が曲がりなりにも自力で歩き始めるまでを百年戦争とみる、か。 しかし、拗らせ始めたのは日露戦争後ではなかろうか。 日本は平安時代には350年、江戸時代には250年間の完全平和を貫くという偉業をなしている。 戦争は決して褒められたものではないが、日本の百年戦争によって、アジアを食い物にしてきた白人勢力に小さな島国日本が果敢に立ち向かう勇姿を見て近隣アジア諸国は奮い立ったのも事実。 1941年にはアジアの独立国は日本、タイ、ネパールの三国、アフリカではエチオピア、リベリア、南ア連邦の三国しかなかったが、その11年後、百年戦争が終わる時点では計100ヶ国を超える。 戦後GHQによる刷り込み、教育で日本はまんまとはまってしまったな。個性、個性の個人の尊重というまやかしに。令和の今でも、しっかり根付いている。 タイトルだけだと、かなり右寄りなのかと思ったが、読んで良かった。こういう視線や視点が大事だな。 江戸、明治期の外国人による日本見聞記を読んでいて、正に日本の良さってのはこれだと痛感。

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2019/06/12

歴史的背景をよく捉えた一冊だと思います。 いまの歴史の教育からは絶対に読み取れないことがいろいろ書かれています。何処まで何を信じるかは自分で考えないと意味がない。

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2019/05/31

11.12.30 川合 径 静かな夜、日本人の誇りを読む。数学者が描いた歴史観。事実をもとに、そこから導かれる考え。改めて、誇りある国を次の世代に引き継ぎたいと思う。それが、日々を通しての自分の道か。

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2019/04/06

年始に家内の実家に置いてあったので流し読み。たしかに日本人は自らを卑下して他国に憧れを求める風潮がある。しかしそのおかげで様々な文化を吸収してきたことも事実。誇りを忘れないことも重要だが、挑戦を忘れないことも重要。

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2019/01/31

前作の「国家の品格」に比べて右寄りの内容だが、感情的ではなく正論。テレビや新聞ではメディア操作により、「反安倍内閣」「安保関連法案反対」思想を押し付けられているが、公平な報道を求めたい。藤原氏の言わんとしていることは自虐的歴史観の脱却であり、広い視野で考えることが大切と思われる。

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2019/01/08

この本は、もしくはこの本の前の?国家の品格は、なんとなく避けていた部分があった。 なぜかというと、なんだか日本とか国とかを熱く語って外国排除を高く掲げていて、思想的な偏りがすごいんだろうな(だから読んだらうんざりするんだろうな)と。そして、今回この本を読んでみると、何が正しいのか...

この本は、もしくはこの本の前の?国家の品格は、なんとなく避けていた部分があった。 なぜかというと、なんだか日本とか国とかを熱く語って外国排除を高く掲げていて、思想的な偏りがすごいんだろうな(だから読んだらうんざりするんだろうな)と。そして、今回この本を読んでみると、何が正しいのか分からなくなってしまったという意味で、視点が一つ増えたと思う。 南京事件のこととか、頭から「日本が南京で虐殺を行ったのは歴史上の事実であり、戦時中とはいえ日本はしてはいけないことをしてしまった」と認識していたので、それが捏造の可能性(あえて可能性と書く)があるなんてそうなの!?ってビックリでした。もっと本を読まなくちゃダメだなーと思う。この歳にして世の中のこと歴史のこと、知らないことが多すぎる。 それにしても、「流れる星は生きている」(藤原ていさん)の小さな3歳4歳の「正彦ちゃん」が、日本に帰る時に川の中を引きずられながら、寒さで紫色になって死んでしまいそうになったりした場面を読んだ後なので、あの正彦ちゃんがずいぶんずいぶん立派になったなーーと、ふと映画でもみているような感覚。

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2018/11/15

日本は,先の大戦で,酷いことをした国だとのみ思っている人には,それだけでない見方を示してくれる点で,是非,読んでいただきたい本です。 著者は,日本人が昔,有していた心を取り戻すことが,日本で起きている様々な問題を解決する手段だと述べます。 その主張に異存はありませんが,具体的に...

日本は,先の大戦で,酷いことをした国だとのみ思っている人には,それだけでない見方を示してくれる点で,是非,読んでいただきたい本です。 著者は,日本人が昔,有していた心を取り戻すことが,日本で起きている様々な問題を解決する手段だと述べます。 その主張に異存はありませんが,具体的にはどうしたらよいのでしょうか。 この本を読んで,このような考え方があるということを知ることも,1つの手段でしょうが,それだけでは,問題解決は難しいであろうと思います。 日本人の誇りを取り戻すための具体的な方策について,機会があれば著者の考えをうかがいたいです。

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2018/11/14

明治から戦後にかけての歴史を振り返りながら、日本の美徳について書かれた本。著者の発言は正しいと思う。真実をわかりやすく述べている。私にとって新しい発見は少なかったが、多くの人が読むべき本だと思った。印象的な箇所を記す。 「国家が謝罪するなどということは、私の知る限り日本だけです...

明治から戦後にかけての歴史を振り返りながら、日本の美徳について書かれた本。著者の発言は正しいと思う。真実をわかりやすく述べている。私にとって新しい発見は少なかったが、多くの人が読むべき本だと思った。印象的な箇所を記す。 「国家が謝罪するなどということは、私の知る限り日本だけです。それは自国の立場を弱くし、自国への誇りを傷つけるからです。そしてなにより、もはや弁護できない私たちの父祖を否定し冒涜することになるからです」p54 「(戦後の言論統制について)終戦のずっと以前から練りに練っていたウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP:戦争についての罪の意識を植え付ける宣伝計画)に基づいたものでした。自由と民主主義の旗手を自任するアメリカが、戦争責任の一切を日本とりわけ軍部にかぶせるため、日本人の言論の自由を封殺するという挙に出たのです」p66 「国際法は当時、文明国相互の間にのみ適用されるものであり、この国際法を適用するまでの文明の成熟度を有さない国家には適用されなかった。韓国併合は英米をはじめとする列強に認められている以上、違法とは言えない」p135 「(米国で)黒人に普通選挙権が与えられたのは1965年です。私がアメリカに渡った1972年になっても、長距離バスでは自然に白人が前、黒人が後ろとなっていました」p181 「アメリカでは1830年代にジャクソン大統領が議会で「インディアンは白人と共存し得ない。野蛮人で劣等民族のインディアンはすべて滅ぼされるべきである」と演説しました。40年代には「マニフェスト・デスティニー(明白なる天命)」というスローガンが生まれました。インディアンを虐殺し、黒人を奴隷化しながら白人種が西部開拓を押し進めることを正当化したものです」p187 「(大東亜戦争)開戦の翌日、作家伊藤整は日記にこう書いています「今日は人々みな喜色ありて明るい。昨日とまるで違う」 左翼文芸評論家の青野季吉までが「じつに四海波静かと云ひたい明らけき日。天地もまた、この戦勝の新年を歓呼するが如し。日本は神国なりと云ふ感が強い」と日記に書きました」p208 「(重光葵)コミンテルンの政策は、日本のソ連に対する力を減殺せんがために、日支の衝突を誘起し、日本の北進を転換して南進せしめ、更に日米の戦争に導くことにあった」 メダル0 メダルを贈る Tweet

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2018/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本の歴史をもとに、日本人が日本人としてのサムライ魂を失った原因を探る本書。 正直言って、ここまで踏み込んだ歴史解説本は初めて。 GHQが日本を洗脳したとか、南京大虐殺の真実、政府が隠しそうな事実をこれでもかと言うぐらい論じるなんて、作者は勇気があるなぁと思った。 本書の内容が嘘か真にせよ、日本人は自分らの歴史観が正しいと信じている。 だが果たして、僕たちが知る歴史は真実なのだろうか? 歴史の教科書に書かれていることが、本当に事実だと断言できるだろうか? いずれにしろ、政府が隠蔽するほど歴史は闇が深く、複雑怪奇なものだ。 日本人の認識と思想の過ちを再認識するためにも、本書は一種の革命に足る威力を秘めている。

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2018/01/02

「日本は酷いことをした国なのだ」と卑下している日本人に、 「自信を取り戻してほしい!」と願う著者により書かれた作品。 全体の半分以上を占める歴史記述については、 現代の歴史教育では知ることができない「百年戦争史観」が 比較的読みやすくまとめられていて、 確かに“勇気のあ...

「日本は酷いことをした国なのだ」と卑下している日本人に、 「自信を取り戻してほしい!」と願う著者により書かれた作品。 全体の半分以上を占める歴史記述については、 現代の歴史教育では知ることができない「百年戦争史観」が 比較的読みやすくまとめられていて、 確かに“勇気のあるおっちょこちょいの無鉄砲な数学者”による良書だと思えます。 が、結論がやや中途半端(拙速?)な感じなのが残念。

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