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老いて、若返る の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2017/07/22

39歳でアメリカへ留学。第二の青春を過ごす。 バブルの時、土地の値段が上がっているだけなのにマスコミは経済大国という。こんな品位を失った日本で死ぬのは嫌だと思いイタリアへ。 ネパールに山の名前はない。名前があるのは西洋人が征服した山だけ。 シャボン玉の歌は子供の命を象徴。消えない...

39歳でアメリカへ留学。第二の青春を過ごす。 バブルの時、土地の値段が上がっているだけなのにマスコミは経済大国という。こんな品位を失った日本で死ぬのは嫌だと思いイタリアへ。 ネパールに山の名前はない。名前があるのは西洋人が征服した山だけ。 シャボン玉の歌は子供の命を象徴。消えないように風風吹くなと祈る。 オリーブオイルをスプーン一杯。血管が柔らかくなる。

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2016/02/10

1918年生まれの堀文子さん(日本画家)、「画家は長命」、ご多聞に漏れずですね。「医者の不養生」という言葉もありますが、1911年生まれの日野原重明さん(聖路加病院院長)には無縁の言葉でしょう(^-^) おふたりの「人生、90歳からが面白い」、ビッグな対談集(2011.4)です。...

1918年生まれの堀文子さん(日本画家)、「画家は長命」、ご多聞に漏れずですね。「医者の不養生」という言葉もありますが、1911年生まれの日野原重明さん(聖路加病院院長)には無縁の言葉でしょう(^-^) おふたりの「人生、90歳からが面白い」、ビッグな対談集(2011.4)です。昨秋(2015.10)続版とも言えそうな「100歳が聞く100歳の話」という本も新しく刊行されてますので、この本も是非読みたいと思っています!歳とともに、自然に対する感受性が鋭くなる・・・、私も最近そんな感じがしてきました。

Posted byブクログ

2015/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日野原さんと堀文子さんの対談 日野原:私はつねづね、「よい人生」を送るのには「よい習慣」が大切で、それは「よい家庭」から生まれる、と説いています 医療は人の「体」にタッチするアートです。そして絵画や音楽は、人の「心」にタッチするアートです 堀:さまざまな国を旅して、「風景は思想だ」と私は確信した。風景は自然を取捨選択し、その国の人々がつくり上げた作品なのだ 日野原:子どもたちには「命というのは、君たちが使える時間なんだ」と話します

Posted byブクログ

2011/09/11

心に残った言葉  ・ 人はみなそれぞれの幼児期の記憶を探し求めながら、この世を生きて  いるのかもしれません。(堀)  ・ 忘れ去った名もない日々が、私という一本の老木を養ってくれた大地   だったように思います。(堀)  ・ 知識も説明もいらず、美は時空を超えて感応する者の魂を...

心に残った言葉  ・ 人はみなそれぞれの幼児期の記憶を探し求めながら、この世を生きて  いるのかもしれません。(堀)  ・ 忘れ去った名もない日々が、私という一本の老木を養ってくれた大地   だったように思います。(堀)  ・ 知識も説明もいらず、美は時空を超えて感応する者の魂を揺さぶる   電流のようなものです。(堀)  ・ さまざまな国を旅して、「風景は思想だ」と私は確信した。風景は自然    を取捨選択し、その国の人々が作り上げた作品なのだ。(堀)  ・ 森の中で暮らした私は、生きては滅びる命の流転を淡々と受け入れ、   貪らず奢らず命を全うする草木を見つめ、生きるものの心得をどれほ   ど学んだことだろうか。  ・ 人の一生は毎日が初体験で、喜びも嘆きも時の流れに消え、同じ日は  戻らず、同じ自分もいない。(堀)  ・ かつて世界の人の心を打った日本人の礼節とつつしみ深い品性は、   今はもうない。(堀)  ・ 私が確かに生きている今日。全身全霊を傾けて、考え、嘆き、感動す   ることのできるのが今という時間なのです。  ・ 生きものの形をまるごと見せず、ひと口ずつの切り身として美しく仕上  げ、色や形や香りや旬にも心をくばり、とりどりの食器にも美意識を   込めた日本の食事。同時に、食べやすさを大切にした食べ物が、日本  人の命と繊細な心を養ってきたと思う。(堀)  ・ 夏の緑。秋の尾花、芒ヶ原。冬野の枯れ尾花。芒の一生に私たちは    生死の流転の姿を見てきました。生のときにも死の姿にまでも、   その美しさを讃えたかつての日本人の、成熟した美感の深さを思わず  にはいられません。(堀)  ・ 無心に生きるのには幸せも不幸せもない。(堀)  ・ 子どもたちの豊かな才能を引き出すことを使命だと思っている。(日野  原)  ・ 若い頃は似ていなかった私の顔が、いつの間にか晩年の葉はの風貌  に変わっていた。母から受けた遺伝子の設計図には、私の老年の姿   形まで描きこまれていたのだろうか。親子をつなぐ命の仕組みに愕然   とした。(堀)  ・ 豊かな人生に、友人は欠くことができない。(日野原)  ・ 花は生きものだ。光を求め呼吸し、花びらの毛細血管に命が流れ、静   かに動いている。(堀)  ・ 執着から解き放たれた老いには、苦しみも、惨めさもないことを知りま  した。(堀)    自分にとって、一生を、命をかけらられるもの、それは何なのか、そんなことを問い続けながら、一気に読了した。      

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