無趣味のすすめ 拡大決定版 の商品レビュー
一見すると趣味の話のようなタイトルだが、現代日本社会に対する筆者の考えが明快にまとめられており、読みやすく、参考になった。根深く本質的ないくつものテーマを扱っているにもかかわらず、それぞれ4 ページ程度の分量でよくここまで簡潔に文章にできるものだと感心してしまうと同時に、明確で潔...
一見すると趣味の話のようなタイトルだが、現代日本社会に対する筆者の考えが明快にまとめられており、読みやすく、参考になった。根深く本質的ないくつものテーマを扱っているにもかかわらず、それぞれ4 ページ程度の分量でよくここまで簡潔に文章にできるものだと感心してしまうと同時に、明確で潔い主張に読んでいて気持ちよかった。
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「仕事と人生のパートナーシップ」のエッセイで思ったのは、パートナーとの向き合いかた。 例えば仕事でも、新しく取引始めるときは、まるで恋人同士。あなたと私だけのエロースな世界。互いに自分の欲求を満たすことに腐心する。 やがて信頼関係が出来ると、あるビジョンに向かって共にベクトルを合...
「仕事と人生のパートナーシップ」のエッセイで思ったのは、パートナーとの向き合いかた。 例えば仕事でも、新しく取引始めるときは、まるで恋人同士。あなたと私だけのエロースな世界。互いに自分の欲求を満たすことに腐心する。 やがて信頼関係が出来ると、あるビジョンに向かって共にベクトルを合わせる。あなたと私以外のものが見えてくる。そういうビジネスパートナーになれれば良し。さらに関係が深まれば、利他・無償の愛・アガペーの世界。 これまで読んだ本の内容と繋がる気がするテーマがたくさん。社会を憂えるエッセイ集。
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まず、タイトルと内容のギャップに驚いた。 彼の発言は正論だと思うけれど 思っていてもその通りに出来ないから、 人間なのだとも思う。 仮に万人が正論を押し通したら、それはそれでたち行か なくなると思うから。 彼の真っ直ぐな発言や生き様はとても動物的だと思う。 &...
まず、タイトルと内容のギャップに驚いた。 彼の発言は正論だと思うけれど 思っていてもその通りに出来ないから、 人間なのだとも思う。 仮に万人が正論を押し通したら、それはそれでたち行か なくなると思うから。 彼の真っ直ぐな発言や生き様はとても動物的だと思う。 "飢えている"という、ギラギラした単語が頻繁に登場す るのも、私的に印象に残りました。
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「カンブリア宮殿」のMCで作家の村上龍氏が、これまで重ねてきた経営者との対話は、自身の作家としての活動を通じて切実に感じたきた「仕事とは何か?」「働く/生きる/サバイバルとはどういうことか?」を問うエッセイ。 タイトルに違和感があったものの、共感できる部分や身が引き締まる部分も多...
「カンブリア宮殿」のMCで作家の村上龍氏が、これまで重ねてきた経営者との対話は、自身の作家としての活動を通じて切実に感じたきた「仕事とは何か?」「働く/生きる/サバイバルとはどういうことか?」を問うエッセイ。 タイトルに違和感があったものの、共感できる部分や身が引き締まる部分も多く、とても刺激的。また読み返したい一冊。
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的確でシンプルな社会に対する指摘が書いてある本。 とても正しいのだけれど、彼の声はどこまで届くのだろうか。 昔の村上龍は日本に対してものすごくイライラしてるイメージがあったが もう現在となっては怒りを通り越してる気がする。 そもそも、イライラした時点で何にもならない事を学んだの...
的確でシンプルな社会に対する指摘が書いてある本。 とても正しいのだけれど、彼の声はどこまで届くのだろうか。 昔の村上龍は日本に対してものすごくイライラしてるイメージがあったが もう現在となっては怒りを通り越してる気がする。 そもそも、イライラした時点で何にもならない事を学んだのだろうか。 ビジネスに重点を置いて書いたらしいけど誰でも読める内容。 現代社会は新しい価値観を持ち始めていている事を改めて実感できる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
”真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。つまり、それらはわたしたちの「仕事」の中にしかない” と言い切る村上龍のシビアな至言の数々に思わず背筋を伸ばしてしまう。目標をもって生きること、常に自分のためになる情報に飢えていること、アイディアを生む発想力の鍛え方、リーダーとしての資質・・・色んなことをこの人から学ぶことができるけど、その一つ一つを「当たり前だろ」と言い切って教えてくれるのがこの人のいいところだ。一歩間違えば批判されかねないこの態度を許される人間性をこの人はもっている。
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趣味なんていらない!といいはなってくれる気持ちよさ。村上龍の仕事観。モヤモヤした時にちょろっと読むのがいい本。
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村上龍自身は、この種の文章を受け取る人間について、否定的な発言をしている。 村上龍の考え方に興味がある事、その事自体に問題があるという自己撞着になる様に思えます。
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至極当たり前のことしか書いてない。 普通に考えたらそうなんだよ。でもそうなってないから悶えている。 これからもなんとなく大切にしていたい感覚。
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お酒をのむシーンが出てくるわけではありませんが、お酒を飲みながらくだを巻くのにちょうどよい長さと話題深さのエッセイです。
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