日本型近代家族 の商品レビュー
4章までは面白く読めましたが、5章、6章となると難しく、さすが博論と言った感じ。「あたしの研究したいことに近いな~この先生。」と思っていましたら、放送大学の特別講義(ラジオ)に先生の講義がありました。嬉しくてテンションMax(爆)
Posted by
「近代家族」を知識社会学的に追ったものになる。あとがきによると、本書は博論の書籍化に当たるようだが、噂によると先生の博論はかなり長大なものらしいので、かなりリファインされたものになっていると思う。 第四章までは、近代家族の知識社会学的研究ということでまとまっているが、残りふたつ、...
「近代家族」を知識社会学的に追ったものになる。あとがきによると、本書は博論の書籍化に当たるようだが、噂によると先生の博論はかなり長大なものらしいので、かなりリファインされたものになっていると思う。 第四章までは、近代家族の知識社会学的研究ということでまとまっているが、残りふたつ、第五章と第六章はとってつけた感がある。もちろん、家父長制と核家族の知識社会学的研究ということで、第四章までの近代家族論とそう離れているわけではない。部ごとに綺麗に分かれているといわれればそれまでだが。
Posted by
なんか旧態依然とした社会学系の家族論で、ほんとに2011年の出版なのかと疑ったくらい。10年前の論文をかきなおしたらしいが、それでも古いのではないか。
Posted by
日経書評 「母性」も明治に入って海外から輸入された概念。家族のあり方は時代の制約のなかでつねに移ろっており、普遍化されたものではない。あらゆるタイプの家族を社会が公認して、既成の家族像に縛られることなく人々が生きていける、選択と寛容が求められる 本書が、近代家族像として醸成され...
日経書評 「母性」も明治に入って海外から輸入された概念。家族のあり方は時代の制約のなかでつねに移ろっており、普遍化されたものではない。あらゆるタイプの家族を社会が公認して、既成の家族像に縛られることなく人々が生きていける、選択と寛容が求められる 本書が、近代家族像として醸成された三つの規範とするのが、「夫婦間の絆の規範=ロマンティック・イデオロギー」「母子間の絆の規範=母性イデオロギー」「家族の集団性の規範=家庭イデオロギー」とする。これらは、いずれも社会の要請によって、実態とは別に理想像として仕立てられた家族像と指摘している。
Posted by
- 1