中国は、いま の商品レビュー
カテゴリ:図書館企画展示 2019年度第5回図書館企画展示 「追悼展示:緒方貞子氏執筆本等」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2019年11月1日(金) ~ 2019年12月23日(月) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑...
カテゴリ:図書館企画展示 2019年度第5回図書館企画展示 「追悼展示:緒方貞子氏執筆本等」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2019年11月1日(金) ~ 2019年12月23日(月) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース
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複数の専門家による現代中国の解説書。編者である国分氏の力量の故か、複数の著者がいるにもかかわらず、全体の統一感があり非常によみやすい。また、いわゆる農民工、国有企業といった現代中国の重要なトピックを手際良く理解することが可能。 それにしても、中国にはあまりにも多くの課題が存在する...
複数の専門家による現代中国の解説書。編者である国分氏の力量の故か、複数の著者がいるにもかかわらず、全体の統一感があり非常によみやすい。また、いわゆる農民工、国有企業といった現代中国の重要なトピックを手際良く理解することが可能。 それにしても、中国にはあまりにも多くの課題が存在する。もちろんどの国にもどん詰まりの課題はあるものの、中国の指導者が抱える課題の厳しさにを見ると、彼らに若干の同情をしてしまう
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多くの問題を扱ってはいるものの書き方がいろいろなのであまり読みやすくはない。やはりひとりでまとめたほうがいいと思われる。
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複数の人による、複数の観点がまとめられていて、現状と今後の展望の入門にはよかった。これから中国関連のニュースがすんなりはいってきそうです。
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政治、経済、軍事、外交問題ついて背景知識のない素人にはいささか、読み切るのに時間を要した。 だが、逆に言えば、素養のある人には、多様な論者の中国論がコンパクトに読めるのでよいのかもしれない。 知識のない人間の感想ではあるが、個人的には、第4章小嶋華津子「下からの異議申し立て」...
政治、経済、軍事、外交問題ついて背景知識のない素人にはいささか、読み切るのに時間を要した。 だが、逆に言えば、素養のある人には、多様な論者の中国論がコンパクトに読めるのでよいのかもしれない。 知識のない人間の感想ではあるが、個人的には、第4章小嶋華津子「下からの異議申し立て」と、第5章星野昌裕「終焉からの叫び」が興味深かった。 第4章は、現代中国の若い労働者(80〜90年代生まれ)の現状を描写した内容。特に、貧しい農村出身で大学を卒業したものの、縁故採用の現実に阻まれて仕事に就けない「蟻族」と呼ばれる若者たちが印象深かった。 第5章では、中国のエスニックマイノリティ(チベット族、ウイグル族、モンゴル族など)の問題が扱われている。国家統一と「多文化主義」の軋轢、というよりも厳しい弾圧が活写されている。ウイグル族がイスラーム教文化をもつことはわりあい有名に思うが、漢民族の企業がそこにモスク風の建物を作り、サンタクロースの飾りつけをおこなっている写真があまりにもグロテスクだった。
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中国研修の事前資料として送られてきたもの。各分野の専門家が書いているが、新聞にざっと目を通している程度の知識しかなくても読みやすく、読了後はなんとなく中国で今起こっていることと今後の課題について、大まかに理解できたように感じた。
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専門家による中国のいまを分析。歴史的背景からの考察や、急激な経済成長による矛盾、共産党一党主義の弊害などから、日本のこれからの立ち位置を考えるきっかけになりそうだ。 中国では1%の家庭が41.4%の富を掌握している。平等な貧困を強要してきたが、既に限界であり、既得権益層の豪勢...
専門家による中国のいまを分析。歴史的背景からの考察や、急激な経済成長による矛盾、共産党一党主義の弊害などから、日本のこれからの立ち位置を考えるきっかけになりそうだ。 中国では1%の家庭が41.4%の富を掌握している。平等な貧困を強要してきたが、既に限界であり、既得権益層の豪勢な暮らしはもはや手が届かないことに気付かされたのである。誰もチャイナドリームなんていう人は無く、目の前でランボルギーニが走ってゆくのをただただ見ている他ない。政府は愛国心に訴えるしかないのが現状だ。 世論の形成には五毛党という政府から一回のレスに5毛の報酬をもらって政府よりの発言を繰り返すなんてことが普通に行われている。先日の九州電力のやらせコメントの指示なんて、何がおかしいの?ってところだ。では日本はどうすべきか。本書ではアジアでの地域共同体化と対中国のグローバルな協力体制構築の必要性が語られている。社会主義の中国は文化的にも政治的にも相入れない関係ということだ。しかし中国では大量の不良債権が地方政府に振り分けられ、地方は農民から土地を没収し、ブローカー経由で進出する外資企業に売り渡す。圧倒的に勝てる技術や商品がない限り日本企業に勝ち目はない。だから、もっと日本人は働かないといけない。ゆとり教育でホワンとしている暇はない。自分でクリエイティブに価値を生み出し、死ぬ気で努力しなければ。
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毛沢東、鄧小平らは新中国を作り上げた創業伝説を持つのに対し、江沢民、コキントウらは超エリートコースをのぼりつめたが、いわばサラリーマン出身の社長にすぎなかった。 中国の軍事力はすでに中国防衛に十分。経済発展に必要な資源とシーレーンは軍事力で支配するのではなく、お金で買い、協働利...
毛沢東、鄧小平らは新中国を作り上げた創業伝説を持つのに対し、江沢民、コキントウらは超エリートコースをのぼりつめたが、いわばサラリーマン出身の社長にすぎなかった。 中国の軍事力はすでに中国防衛に十分。経済発展に必要な資源とシーレーンは軍事力で支配するのではなく、お金で買い、協働利用すべき。 市民がインターネットで結びついているのに、政府も恐れている。掲示板で人探しであらゆる情報が飛び交っている。人肉捜索という掲示板サイトが一番恐れられている。 中国政府は現在、インターネットに流れる情報の規制に躍起になっている。金盾プロジェクトと呼ばれるインターネット監視システムが構築されて3万人にのぼるネット警察が、わいせつ、暴力、政治的な情報を監視している。掲示板への書き込みも24時間体制で監視している。1日数万本におよぶ書き込みが削除されている。 対外関係の面でも、国際社会において名誉ある地位を獲得しようとする中国の努力は壁に突き当たり、やがて外交を破滅的な状態へと追い込んだ。
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ゼミの課題で読みました。 いろいろな分野についての話が載っており、今まで興味のなかった話にも関心を持つことが出来ました。例えば、安全保障・レアアースなど。 さらに、緒方貞子さんなど各フィールドで活躍されている著名人の話も編集されており、ちょっとずつかいつむことができる本であり...
ゼミの課題で読みました。 いろいろな分野についての話が載っており、今まで興味のなかった話にも関心を持つことが出来ました。例えば、安全保障・レアアースなど。 さらに、緒方貞子さんなど各フィールドで活躍されている著名人の話も編集されており、ちょっとずつかいつむことができる本であります。
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重なることもありましたが、それだけに様々な方の現代中国に対する問題点が明確になりました。 おおよそ素人が感じていることと同じようなことを専門家たちも感じていると言うことで再確認した思いです。
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