続・星守る犬 の商品レビュー

村上たかし(著者)

2012/01/29

前作「星守る犬」に出てくる子犬の双子の片割れのお話。前作と途中でリンクしてくる。（子犬を万引きした少年のあたり）子犬を拾った悪態ばかりついているおばあさんが何とも言えない味を出している。捨てられた子犬と自分が重なって見えてしまったんだろうけど、一緒にいることで生きがいを見出してくれたので前作よりせつなくならずに済んで良かった。

2012/01/05

星守る犬のスピンオフ的なお話。実はあの時、もう一匹のわんこがいた。そして、祖父を探す少年のその後。

やっぱり号泣(ToT)ずるいです。やっぱり泣かせるための本です。

お年寄りと犬、子供と犬の組み合わせはダメ…泣けと言ってるようなものだよ…

あぁ、思い出してまた視界がにじむ(;_;)

2011/12/23

続を読んでよかった。

前作ではわからなかった背景がわかります。
やっぱりそうだったんだ。誰も悪くない。
みんな必死に生きているのだと理解できます。

強く生きていくために意地を張ったり、人を傷つけたり、
人と距離を置いたり、素直になれない。

本当はみんな弱くて、やさしい。

一番救われる気がしたのは、
お母さんと娘さんが、お父さんのことを
「どこに行ったんだか、あの人は昔から大事なことは何ひとつも
　言ってくれないんだから」
話していたのを聞けたこと。

ひとこと言うだけで、変わったかもしれない。
お父さんと犬はもっと幸せになれたかもれない。
その大切なひとことが何かは難しいけれど。

本当に悪い人などそうそういない。

前作より泣きました。

2011/12/17

ストーリー自体は前作より好きだったなぁ。切ないけど明るい結末のお話もあって、無理にうるうるさせないところは良かった。
それにしてもわんちゃん・・・本当にかわいい!!

2011/12/13

『続・星守る犬』は悲しすぎる結末の『星守る犬』の読後の
後味の悪さを救ってくれる１冊です。
人は一人じゃ生きられない、何かしら周りに救われて生きている。
そんな気持ちをあらためて思い出させてくれる作品だと思います。

2011/12/06

前作で語りきれなかった別場面でのお話。
前作開始時にもう１匹いた子犬から展開されたお話と、前作途中でおじさんから財布を盗んで逃走した子のお話がここで語られ、そして最後になってすべてが重なります。人によっては蛇足と思うかもしれないけれど、個人的にはあまりにも悲しい結末だった前作への救いと思えて「アリ」と思いました。

2011/11/15

前編を読んで涙がとまらなくなりました。
１年前に、愛犬を病気で亡くしているから…。

この続編を読んで、まるくおさまった…。
そんな気持ちです。

続編を読まないと、せつなさを引きずったままになったかな。

2011/10/30

前作のハッピーの弟チビのお話。兄と兄家族とは対照的な運命を辿ることになります。前作でハッピーが人違いをするのに対し、今作でチビが犬違いされるのも象徴的。 前作では救いの無かったお父さんの人生がムダではなかったとホッとした。

2011/09/18

前の話にどうやって続編を創るのかと思ったら、大体は別の話でした。現実では嫌な話が多く、最近も嫌なニュースを観てしまった。

2011/09/11

前作、星守る犬の”お父さん”と”ハッピー”の旅は、
誰に何を残したのか。
流した涙を、暖かく優しい笑顔で包み込んでくれる
もう一匹の”星守る犬”の物語
前作は悲しい悲しい終わりだったけど
続編は、やさしい希望の物語でよかった