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フライ・ハイ の商品レビュー

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2018/02/25

女の子同士の友情を描いて、しかも闘病ものなのに、このカラリとした感じ、この距離感は心地よかった。 当事者達から見た周りの反応が描かれていて、その視点も面白かった。大人には分かってもらえない、そして大人を理解できない、彼女たちだけの感覚。 一方で、そこまでの出来事が必要かな?と思...

女の子同士の友情を描いて、しかも闘病ものなのに、このカラリとした感じ、この距離感は心地よかった。 当事者達から見た周りの反応が描かれていて、その視点も面白かった。大人には分かってもらえない、そして大人を理解できない、彼女たちだけの感覚。 一方で、そこまでの出来事が必要かな?と思うところもあったけれど、親だって、誰だって、所詮は一人の人でしかなく、そうした人々の中で、みんなそれぞれに、生きているということへの気づきの物語にもなっている。 最終章に入ってからの、急な時間経過や環境の変化には、ちょっと驚いたけれど。

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2017/02/09

お城のような家に住むフランキーと共稼ぎの普通の家庭のカリスは、水辺の隠れ家で出会ったことから親友になる。 何一つ不自由ないフランキーに癌が見つかり、腫れ物にさわるような闘病が始まる。 回りの特別扱いにイラつくフランキーは、カリスに空を飛びたいと告げる。カリスは、フランキーの望みの...

お城のような家に住むフランキーと共稼ぎの普通の家庭のカリスは、水辺の隠れ家で出会ったことから親友になる。 何一つ不自由ないフランキーに癌が見つかり、腫れ物にさわるような闘病が始まる。 回りの特別扱いにイラつくフランキーは、カリスに空を飛びたいと告げる。カリスは、フランキーの望みのために奮闘する。 若い人の癌闘病は結末が判っている事が多いのでストーリーの展開が問題。 この話は、主人公の二人を取りまく大人たちのもつそれぞれの悩みや弱味が子どもたちに深く関わります。 最後のシーンは感動なんだけれど、残されたカリスのこれからがちょっと心配。

Posted byブクログ

2014/05/30

友達同士ってたのしいばかりじゃない あやまったり喧嘩したり思いあったりの繰り返しでしか作れないのかもしれない 空を飛ぶ、風に乗る そして前を向いて今を生きる しかしカリスのパパはだめなやつだな 生理の知識がないことは怖い 勘違いしちゃうよね

Posted byブクログ

2011/08/09

ダートマスでおばあちゃんと家族と暮らすカリスは、さえない毎日を送っていたが、崖の下の入江・キャッスルコーブを自分だけの秘密の場所にして楽しんでいた。ある日、その場所がきっかけで、カリスは町一番のお金持ちであるブラッドリー家の娘・フランキーと知りあい、友だちになる。 二人の友情はし...

ダートマスでおばあちゃんと家族と暮らすカリスは、さえない毎日を送っていたが、崖の下の入江・キャッスルコーブを自分だけの秘密の場所にして楽しんでいた。ある日、その場所がきっかけで、カリスは町一番のお金持ちであるブラッドリー家の娘・フランキーと知りあい、友だちになる。 二人の友情はしばらく秘密になっていたが、フランキーが癌に冒されたことが分かってから、二人の周囲は自分たちとそれぞれの家族を巻き込んで大きく変化していく。 表紙のイメージで長いこと読む気になれなかったのだが、読みだすと最後まで一気に読んでしまった。病と闘う少女の話というと暗い悲しいお話というよりも、普通の家庭であるところのカリスの日常の悩み、真の友情について、死と向き合うこと、ということが丁寧に書かれた青春小説だといえる。

Posted byブクログ

2011/07/08

 某翻訳コンテストの課題だった本。なるほど、ヤングアダルトってこういうノリで訳すのか……。 (鴨川の図書館)

Posted byブクログ